旅行

日本ボロ宿紀行

日本ボロ宿紀行 (鉄人文庫) 作者: 上明戸聡 出版社/メーカー: 鉄人社 発売日: 2017/07/13 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る ボロ宿というと、自分はつげ義春の「リアリズムの宿」を想像してしまうのだけどこの本ではネガティブな意味のボロ宿では…

草津温泉へ

急な家族の思い付きで草津温泉へ。「草津よいとこ」という曲のイメージよりずっと避暑地っぽい雰囲気のところがある。「知床慕情」「襟裳岬」にしても、曲のイメージがしっかりしすぎていて、勝手に「こういうところ・・」というイメージを持ってしまうが、…

雑誌ケトルでめぐる旅

ケトル Vol.18 2014年4月発売号 [雑誌]作者: ケトル編集部,成海璃子,菊地成孔,早見あかり,星名美怜,伊賀大介,津田大介,大根仁,渋谷直角,ジミー大西出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2014/04/15メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る2014年4…

おんなふたり、ローカル線めぐり旅 うっかり鉄道

女性編集者と二人、自分で設定されたルールで回る鉄道の旅。ネーミングどおり、うっかりした出来事も起きるけれど、そういう時にこそその人の人柄がみえるもの。 自分で設定したルールにも、ケレン味がなくて、でも、読者も楽しめるように工夫して書かれてい…

山とそば

「きょうの猫村さん」*1のほしよりこさんの、イラストと文による松本、岩国〜宮島、鹿児島の旅行記。それぞれ、「山とそば」「ヘビに巻かれて」「カルデラのある町へ」というほしさんらしいタイトルがついている。自分もそこを一緒に旅行している気分になる…

「津軽」をたどって・・・

ココログでGWに行った青森の日記を書いていたけれど、黒石でストップ*1して、そのあと行った太宰治関連の土地について、まとめときたいなと思いながらどんどん日にちがたってしまった。そんな折も折、本日、現代の太宰治といわれている又吉直樹が太宰悲願の…

倉敷〜下津井

ジーンズの街児島で稲妻ジーンズフェスというのが開催され行ってみた。だいたい毎年このころにフェスがあるらしい。 夫の買ったのは桃太郎ジーンズ。国産のかわいい個性のジーンズ。そして、Seventh Sense Folkloreというお店のシャツ。現場の人がフェアにか…

カーサの猫村さん 旅の手帖

自分の好みの場所がたくさん載っている。松本、京都、倉敷、高松、奈良。そして四川省のパンダ基地。 倉敷・高松の回の夏の夕暮れの高松の浜辺の写真とてもいい。メモ 松本 女鳥羽そば。ちきりやにあるのと同じ器を使っている。まつもと100てんプロジェク…

植田正治写真美術館

書くのが遅くなったけれど連休中に鳥取に。 植田正治氏もよく撮影に行かれたという弓ヶ浜海岸。春の山陰の海岸にあこがれて出かけてみたけれど期待通りののびやかな美しさ。植田氏の写真をみていると人を配置したくなる。植田正治写真美術館では、二階が「写…

伊藤大輔監督と伊丹監督をたずねて

ふと出かけたくなり、前から行きたかった松山の伊丹十三記念館に行くことを思いつく。行き先を父に伝えると、松山からは遠いけれど宇和島に伊藤大輔監督生誕の地の碑があり、自分も大学の映画部の人と一緒にその建立に少しだけかかわったとのことだったので…

松本の蕎麦屋さん 

2016年9月、友人が松本にいくということで、松本でおいしかった店を必死で思い出す。 まず思いついたのは、「山とそば」*1に載っていて、2016年2月に行った田舎家。(その時のinstagramはこちら)すんきという発酵食品を使ったそばなどもある。 新まつもと物…

内子へ

12月の頭に内子に。 歌舞伎や文楽の興行のある内子座と古い街並みの話を以前からきいて、興味を持っていたけれど、行くことが決まったのがぎりぎりだったもので、 とりあえずじゃらんで空室のあった旅館松之家というところに宿泊。こちらがとても素晴らし…

尾道へ

いつか行ってみたいと長い間思っていた尾道へ。急に決まったため、尾道のどこに行きたいという具体性のないまま出発。 の、わりに、つくなり、 何やらドラマにでてきそうな港町らしいホテルの風情や新鮮なお刺身、やわらかいあなごのかばやきなど大いに楽し…

飯田市川本喜八郎人形美術館へ

連休のとき、時間に余裕ができたので前から行きたかった飯田市川本喜八郎人形美術館へ。 諸葛孔明がお迎え。館内は入ったところの撮影スポットだけしか撮影できず、写真での御紹介はできないけれど素晴らしかった!NHKでされていた平家物語、三国志の人形が…

サルビア東京案内

東京に行くなら寄ってみたいと思うような落ち着いた場所の紹介。たとえば小石川植物園の落ち葉や草花などを現物からセキさんが図案化する課程が描かれていてみていてとても楽しい。神田とか東京に住んでいるときもっとちゃんと行けばよかったな・・ ↑おみや…

乙女の金沢

先週ふっと時間ができて金沢に出かけたのはこの本を前にぱらぱらっとみていてすてきだったから。改めて買いに行ったらみかけた本屋さんになく、旅行の間にはあわなかったけれど紹介しているブログとか読んでいたらやっぱりどうしてもほしくなってブックサー…

小浜 朽木屋 (2016年9月編集 現在の名前は元祖 朽木屋商店?)

この夏小浜に。商店街でNHKドラマ「ちりとてちん」に出てきた雰囲気を醸し出している焼き鯖を売っているお店を発見。店頭にたくましく並べられた焼き鯖にびっくり!普段から焼いた鯖は大好きで、京都市内で時々購入するのですが、小浜の焼き鯖は身が分厚くてし…

クラシックホテル案内

ソフィア・コッポラの作った「マリー・アントワネット」みたいなかわいい色合いのガーリーな表紙。表現が若いな〜と感じる部分はあったのだけど、一貫して背伸びしないで書かれている文章はそれはそれで心地いい。著者の甲斐みのりさんご自身があとがきでもふ…

Land Land Land 旅するA to Z

著者の岡尾さんがカウリスマキの映画パンフに載せておられたコラムがおもしろくて、興味をもちはじめ、この本を読んでみた。旅の思い出を、ご自分で撮られたという感じの写真とコメントで頭文字A〜Zまでの項目にわけて綴られた本。あったかくてかわいらし…

ハワイで大の字

小栗さんとトニーの国際結婚コンビの読み物って本屋さんでも平積みになっているし、それゆえに逆に軽んじられてしまうおそれがあると思うのだけど、そこらへんの売れている、軽い本というのとは一味もふた味も違う芯のしっかりした本だった。ハワイに行って…

島原の銀水

ボードで白玉の話が出たことから あき。さんが 白玉と言って思い出すのは、「銀水」。 母の実家が長崎の島原なんですが、そこでの超有名店。 もうお亡くなりになられてしまったのですが、おばあちゃんの作る「かんざらし」が美味しかった。 湧き水の中には、…

イサム・ノグチ庭園〜UMIE

おはるさんがボードに書いてくださる。 しばらく前のことになるんですが、香川の牟礼にあるイサム・ノグチ庭園美術館に行ってました。 貫徹した美意識と、でも其処彼処に遊び心の感じられる居心地いい場所で、いろいろ心満たされて帰ってきました。ただ、周…

北東北のシンプルをあつめにいく

雑貨の本に時々あるうわついた感じがなくて、本当にそのものの味わいをそのものらしく味わうタッチの本で好感がもてる。今年の夏行ったばかりの角館のこと、大館の比内鶏のこと。買おうかと思っていた曲げわっぱのこと。行くたびに知る度にどんどん東北が好…

新潮社記念文学館

創始者が角館出身ということで角館には新潮社の記念館がある。入り口で歓迎してくれるYONDA?像。入館券を買うと、珍しい色のしおりもいただきました。(普段黄色はみるけど、他の色ははじめて。) 文庫の点数を集めもらえるYONDA?君の人形アニメがあり、10…

山形新幹線新庄駅に

「駅前食堂ぶらり東北、各駅停車の旅」という本にのっていた急行食堂地獄ラーメン(辛さ故のネーミング)にものすごい興味をもった主人。ずいぶん前からその話ばかり。。そしてそれ食べたさに山形新幹線終点の新庄に。(わたしたちは在来線利用。)こちらが…

斎藤茂吉記念館

宿泊した上山温泉の宿の方が送ってくださり生家もまわってもらった。茂吉の散歩道ということで小学生の短歌などがあちこちにたっている。運転手さんによると、行くにはちょっと遠い小学校にも、「茂吉のバケツ」などが飾ってあるそうです。(茂吉は、トイレ…

ヨーロッパぶらりぶらり

自分は文章をかくとき、遠慮してしまってどう思ったのかさっぱりわからないものができあがりがちなのだけど、山下氏の文章は、そういうつまらない思惑がないところがおもしろい。、でもさすがに多少は遠慮されているのかな〜というところも味がある。(そこ…

日本ぶらりぶらり

吉田戦車さんがこの本の姉妹編だと思われる「ヨーロッパぶらりぶらり」をすすめておられる、というような文章を前に読んだことがあり、そこから山下清氏の著作に関心をもっていた。手にとってみたら中の絵のかっこいいこと!「裸の大将」として、テレビや映…

倉敷のおそば屋さん

セロさんがボードで 私はこの春友人と18切符で日帰り旅行を したのですが、旅の途中からなりゆきで 「倉敷にお蕎麦を食べに行こう!」と言うことになりました。 そこで紹介してもらったのが下記のお店です。江戸切りそば 石泉 http://www.sunkura.com/insyok…

下関 

なんばパークスに「浪花麺だらけ」という全国のいろいろな麺を味わえる場所が2004年5月当時あったのだけど、そこでのおすすめをたずねると昔下関に住んでおられたP-のりさんが、下関の瓦そば「たかせ」をすすめてくださる。 焼いた瓦の上に茶そばと金糸卵、そ…