ごはんぐるり

「きょうの料理」のテキストに連載されたごはんまわりの事柄のエッセイなんだけど、西さんは人間の描写がやっぱり優れているように思う。すし屋での気合いのからまわりの話などとても良い。最後の小説も西さんらしさがあふれていて楽しめた。 あと檀一夫の表…

くいいじ 下巻

色をつけて表現するのが苦手だということが書いてあったが、この本も白と黒の線だけで表現された挿絵のおいしそうなこと。装丁もとっても趣味が良い。小粋な着物を着てさらっと出かけられる人の作った本という感じがする。かといって、気取ってえらぶってる…

くいいじ 上巻

巻頭にあった安野さんの台所の写真、「監督不行届」に載っていた「もともとものすごく散らかしていて努力して整頓したからちょっとでも置きっぱなしにすると元に戻りそうでこわくて片付け徹底するようになった」という意味の言葉が説得力を持つし、なんかこ…

それではさっそくBuonappetito!

ヤマザキさんの食エッセイマンガ。おいしいもの食べたら即復元ってところがえらい。nutellaっていうヘーゼルナッツとチョコをペーストしたもの買ってみたくなった。ナンニ・モレッティの映画にも出てきているらしい・・(検索したら大好きなのでいつもnutell…

LIFE

「かもめ食堂」や「めがね」のフードスタイリストの飯島奈美さんが日常的なストーリーの中のお料理の作り方をすごく丁寧な写真とともに紹介したもの。気取った雰囲気重視のものでなく、たとえば「夏の終わりの天ぷら」だとすると 夏の終り、からだがくたびれ…

ごはんのことばかり100話とちょっと

ばななさんの息子さんが2歳半から6歳になるまでの間に食にまつわることを少しづつ書きためていかれたものをまとめたもの。料理における引き算の大切さとか、シェフが主人公のお店のしんどさとか、「かもめ食堂」のフードコーディネーター飯島奈美さんの素…

野武士のグルメ

「孤独のグルメ」の系譜に位置している本。表紙はマンガだけど中は文章で綴られている。久住さんの「野武士」にあこがれる(ということは野武士みたいに豪胆にふるまえない)感受性が大好きだ。20年くらい前に出たラーメン屋江ぐちの本の時からいいなと思…

蒸し器もせいろもいらない フタさえあれば!極上蒸しレシピ

夫が揚げ物、炒め物、カレー等今まで自分がよく作ってきた料理にドクターストップがかかってしまい、困惑して読んでみたら、すごく手軽でおいしくできる蒸し料理がたくさん紹介されていて、できあがりはこどもたちにも好評。すごく助かっている。素材の味が…

「うちの玄米ごはん」

2/29の日誌にアルフさんがコメントをつけてくださったのに喜んで、もう一冊高山なおみさんの本で愛用しているものを登録。タイトルで玄米ごはんを炊いていない人を遠ざけてしまいそうだけど・・白ごはんでも雑穀入り米でもOKなごはんもののレシピ集。和風…

高山なおみさんののんびり作るおいしい料理

「のんびり作る」だから時間のかかる料理が多いのだけど、それだけにとてもおいしい!この中に載っていた梅じょうゆというのを昨年の梅の季節につくったのだけど、半年寝かせるということで、やっと昨日活用できた。阿呆みたいに、梅酒をつけるくらいの量の…

きのう何たべた?

弁護士と美容師のゲイカップルの日常をかわいらしく描きつつ、その日常の核となっている弁護士のつくる料理についても読んだ人がすぐにためしてみられるようレシピとしてあげてある本。いかに安くおいしい料理をつくるか、それがしみったれた形でなく、利己…

「ル・クルーゼ」でおいしい和食

年末に手に入れた琺瑯なべBRiCO。一緒に買った本はどれもおいしいので、同じ著者のこの本を買う。洋風の豚汁とか、はじめごろごろと芯入りのキャベツがはいっているのをみてみためどうかな、って思っていたのだけどものすごくおいしい!芯まで食べてしまった…

ル・クルーゼだからおいしい料理

クレジットカードのポイントでル・クルーゼに似た鍋、野田琺瑯のBRiCOというのをもらった。ネットで調べたら、あまりかわらない雰囲気でつくれるということだったので。で、この本をみながらいろいろ作ってみたらおいしい!一番最初に作ったのはぶり大根のバ…

またたび

伊藤さんの「良いおっぱい、悪いおっぱい」などの出産、子育て本、本当に大好きで参考にしてきた。今手元になく、ちゃんと引用できないのだけど、「ぐうたら」や「ずぼら」を基本にやっていきましょうという感じで私もずっと実践してきている。そして、この…

うしのほねあなざ

映画のあとちょうどボードで話をしていたうしのほねあなざという町家改造系の居酒屋さんがお昼ご飯もやっているようなので寄ってみた。ランチは鶏肉、豚肉、お魚やサラダ、豆腐などの創作料理から2品選べて、ごはんとお味噌汁はおかわり自由で1000円以…

うまうまノート

美食とかいうのでなく、自分の力でがんばって生きている人のかわいらしいメモって感じ。これなら試してみたくなるな、と思わされるようなおいしいものが紹介されている。(東京、福岡、富山など)食を紹介する文章って生き方が絶対でるなと思ったしなんかこ…

ビゴのパン

映画館の帰り、大丸京都店に 芦屋のビゴのパンが出ていたので購入。味もおいしいけれど、このイラストがまたかわいい。ちょうど昨日まで読んでいたナカムラユキさんというイラストレーターの方の本「雑貨屋レシピ」に、すてきなデザインのパッケージを集めに…

白味噌のお雑煮

あき。さんがボードで 今朝、初めて白味噌のお雑煮を作ったんです。 近為で一度頂いた以外、食べた事が無かったのですが、とても美味しかったのでまた食べたいと思って。 うちはずっとおすましにほうれん草、にんじん、里芋、鶏肉等々の具沢山お雑煮なんです…

出町ふたば

sumiちゃんがボードで 昨日、出町を通る用があり、ひさびさに出町のふたばさんで豆もちを買って食べました。 まぁ、美味しいです。ほんとに。 でも、あれほど(早朝からも)人が並ぶ理由もよく分からないなと思ってたのですが、昨日ちょっと思ったのは、味も…

ケンタロウ氏の料理本

小林カツ代、ケンタロウ親子の話題からsumiちゃんが ケンタロウの本は「ドカンと、うまいおつまみ」とかいうのがうちにあります。 私はあんまり和食を食べないので、カツ代さんのレシピより彼の本のほうが使えるものが多いかな、っていう気がします。 二人と…

食についての本

masako3さんに以前「鮭を焼かずにゆでる」という話を教えてもらい、そのことをyukkekkoさんに話すと彼女もその方法 愛用されてられるそうで。。 ゆでた鮭をバターとごはんとまぜてぱーっと香味野菜をまぶす、とかいう方法も教えて下さり楽しく話が広がる。そ…

向田邦子の手料理

向田さんはドラマの脚本もすばらしいが、趣味がまたいい!彼女の尊敬すべき人生を反映した手早くできておいしい料理がいくつも載っていて、我が家の定番になっている。向田邦子の手料理 (講談社のお料理BOOK)作者: 講談社出版社/メーカー: 講談社発売日: 198…

散歩のとき何か食べたくなって

これはそれぞれの町にある食べ物屋さんを軸に東京、京都、横浜、大阪のいろいろな町の空気を池波さんが描き出している本。京都の寺町のあたりの風情は少しずつ変化しているとはいえやはりそのままだし、わたしがいつも時代劇のようだなと感じる京都、今宮神…

食卓の情景

池波さんの本を読んでいるとほんとの意味で豊かに暮らすとはこういうことだろうな、と思わされる。精魂傾けたきっちりした食事の大好きな池波さんだけれど、ただの美食家やブランド指向でなく、ご自身でも工夫してつくられるし、だからこそ手抜きが嫌い!と…

むかしの味

自分が小さいときに時々連れて行ってもらった京都のまぼろしの名店「フルヤ」が載っているので読んだ。行ったことのある店のはなしはうなずきながら味わえるし、ほとんどがこっちになるのだけど、行ったことのない店も、ひとつひとつが物語のようになってい…

平野レミのうまいもの教室

平野さんの豪快でかわいらしい性格そのままにあっと驚くような組み合わせで簡単にでき、みてきれいで食卓で本当に売れる料理が載っており、とても参考になっている本。平野レミのうまいもの教室 (NHKきょうの料理シリーズ)作者: 平野レミ出版社/メーカー: 日…

なにたべた?

すごく独創的でおしゃれで作りやすくてチャーミングなお料理を作られる枝元さんと、育児本時代から率直な書き方に楽しさをおぼえつつずっと生き方をみつめてきた感のある伊藤さんのどんなもの食べたか=どんな生活をしているかというファックスでのやりとり…

トラブル・クッキング

群さんの本、80年代はすごく好きだったんだけど、最近ちょっと遠ざかっていた。でも久しぶりに読んだこの本、やっぱり群さんって文章力あるなぁと感心。あんまり料理が上手じゃない群さんが、かなり基本的なお料理に基礎からきっちりチャレンジする話だけ…

食べ物記

世界中の食に関する写真をテーマを決めていろいろ紹介してあるのだけど、視点もすごくあたたかくみていて生活を大切にしたくなってくる本。この本をすすめてくれたのは、お料理の一工夫にいつも感心させられる友人なのだけど、この本をみていると世界中のい…

いそがしいあなたのホームフリージング

こんなものも冷凍しておけばいいのか!と目からうろこの落ちる実用本!婦人之友社の本は手際よく家事をこなす工夫がいっぱいで、時間のない人にこそ読んでもらいたい! いそがしいあなたのホームフリージング作者: 婦人之友社編集部出版社/メーカー: 婦人之…