2003-12-01から1ヶ月間の記事一覧

銀閣寺あたり

windshipさんがボードに書いてくださる。 美容院で読んだ「メイプル」の京都特集の記事に影響されて銀閣寺にあるお店を訪ねました。評判の料理人さんおすすめのお店、というくくりのその記事の中でもぽんさんも紹介されている「草喰・なかひがし」の中東さん…

黒い十人の女

俳優陣は豪華だけど洒落た一品って感じでおもしろい。 岸恵子のちょっとはすっぱな雰囲気がさりげなくいい感じだし(今までマリームの宣伝のイメージばかりで、もうひとつ岸恵子の魅力がわからなかったのだけどこれはいいと思った。着物姿もあだっぽくってい…

青い春

「マンハッタン・ラブストーリー」での塚本高史が気になって気になって、はじめてみたときはそう好きでもなかったこの映画、録画したビデオがでてきたので彼をチェックするために再見。 塚本高史はなかなかさわやかな野球部の後輩役だった。(結荒れてる映画…

溝口健二 情念の果ての女たちよ 幻夢へのリアリズム

溝口監督の映画をはじめてみたのは遺作「赤線地帯」。 もともと赤線の建物に興味をもったことからみたのだけど、人間ドラマのおもしろさ、すべてがきまっている様子がとてもよくて次は「祇園の姉妹」をみた。 これもさすが名作の誉れ高い作品。 「赤線地帯」…

シーナ映画とコーキ映画

「ラヂオの時間」や「みんなのいえ」の撮影監督の高間さんという方の本。 椎名誠の映画の方がハプニング続出でおかしかったのだけど、三谷さんの方も、三谷さんって演技に厳しい、でも腰の低い監督ぶりだったんだなぁ。。なかなかいい感じ。。というのが伝わ…

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

windshipさんが感想をボードに書いてくださる。 キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 新作から旧作扱いになっているのを発見して、見てみました。期待と不案五分五分という感じで見始めたのですが 面白かったです! 実在の小切手偽造犯をモデルにした話とい…

女の園

京都の風景は楽しめたのだけど、今のご時世とはかけはなれたシリアスさで。。(でもこういう時代が確かにあったのだろうな。。)高峰秀子はかわいらしかった!モダンな岸恵子もすてき。女の園 [VHS]アーティスト: 阿部知二出版社/メーカー: 松竹発売日: 1991…

地獄門

「赤線地帯」*1や「偽れる盛装」「雨月物語」をみて、京マチ子にぞっこん。いろいろおっかけている。 この映画で京さん あまりに美しいのと 「雨月物語」の印象があったので、はじめあの世のものかと思ってしまった。話の展開がわたしには新鮮!日本の美学も…

京都路線バスの旅

バスの旅っていい。車よりはじっくりとまわりの風景をみられるし歩きよりは距離が稼げるし。。この本は京都に住んでいる人、そして通りいっぺんの京都旅行はもう卒業という人にぴったりの本。筆者25人それぞれの京都話がとても楽しい。軒先を観察する人、…

80'sグラフィティ

80年代の映画のタイトルと評が一年ごとに複数の選者によって簡潔かつ的確にまとめられていて、みたあとのチェックも楽しいし、今度どんなビデオを借りようかな〜っていう参考にもなる。各年代の終わりにでてくるコラムも読み応え十分。辞書的でありながら…

東京半日散歩

私は18歳からの6年間東京で住んでいたにもかかわらず、その当時はこの本に紹介されているような江戸情緒が味わえるようなところにはあまり行かなかった。30歳を越してから時間のたっぷりあるうちにどうしてこういう場所を歩かなかったのかな〜と悔やん…

東京スーベニイル手帖

沼田さんの本はいつも高いけれどきれいな写真がいっぱいだし、それがまたきれいに並べてあるし今回は包装紙までがすばらしい質感で差し込まれているわけでやっぱり価値のあるすてきな本だなぁと思う。東京で絶対かいたくなるおみやげの数々。。でも買いにい…

パークライフ

いつの頃からか自分の中で「芥川賞のもの=難解。別の世界」のような勝手な図式ができてしまってい、敬遠気味だったのですが、この本は、登場人物の毎日がとても身近で入り込みやすかったです。タイトルから世捨て人的に公園で暮らす人のはなしかと思いきや…

ナンシー関ートリビュート特集

普段からわたしもなじみのある いとうせいこうさん えのきどいちろうさん 安齋肇さんなど ナンシーさんにすごく近かっただろうな。。と思う人たちからわたしのあまり知らないデザイン批評の人だとか、民俗学の人だとか、まぁいろんな分野の人がそれぞれの視…

会いたかった人、曲者天国

くせがあっておもしろい明治の文壇の人や昭和初期〜中期頃に活躍した映画人などがたくさん登場するのだけど、名前だけでほとんどリアルな人となりを知らなかった人についてもとっても関心がもてた。夏目房之助の母方のおじいさん(高等遊民な三田平凡次とい…

京都、オトナの修学旅行

金閣や清水など有名になりすぎている場所というのは、京都に住んでいる人、また京都の好きな人には、なんか渋くないような気がして避けて通ってしまい、かえって最後までその良さがわからぬままということがあると思うのだけど、この本では「ミーハー気流を…