2003-12-01から1日間の記事一覧

京都路線バスの旅

バスの旅っていい。車よりはじっくりとまわりの風景をみられるし歩きよりは距離が稼げるし。。この本は京都に住んでいる人、そして通りいっぺんの京都旅行はもう卒業という人にぴったりの本。筆者25人それぞれの京都話がとても楽しい。軒先を観察する人、…

80'sグラフィティ

80年代の映画のタイトルと評が一年ごとに複数の選者によって簡潔かつ的確にまとめられていて、みたあとのチェックも楽しいし、今度どんなビデオを借りようかな〜っていう参考にもなる。各年代の終わりにでてくるコラムも読み応え十分。辞書的でありながら…

東京半日散歩

私は18歳からの6年間東京で住んでいたにもかかわらず、その当時はこの本に紹介されているような江戸情緒が味わえるようなところにはあまり行かなかった。30歳を越してから時間のたっぷりあるうちにどうしてこういう場所を歩かなかったのかな〜と悔やん…

東京スーベニイル手帖

沼田さんの本はいつも高いけれどきれいな写真がいっぱいだし、それがまたきれいに並べてあるし今回は包装紙までがすばらしい質感で差し込まれているわけでやっぱり価値のあるすてきな本だなぁと思う。東京で絶対かいたくなるおみやげの数々。。でも買いにい…

パークライフ

いつの頃からか自分の中で「芥川賞のもの=難解。別の世界」のような勝手な図式ができてしまってい、敬遠気味だったのですが、この本は、登場人物の毎日がとても身近で入り込みやすかったです。タイトルから世捨て人的に公園で暮らす人のはなしかと思いきや…

ナンシー関ートリビュート特集

普段からわたしもなじみのある いとうせいこうさん えのきどいちろうさん 安齋肇さんなど ナンシーさんにすごく近かっただろうな。。と思う人たちからわたしのあまり知らないデザイン批評の人だとか、民俗学の人だとか、まぁいろんな分野の人がそれぞれの視…

会いたかった人、曲者天国

くせがあっておもしろい明治の文壇の人や昭和初期〜中期頃に活躍した映画人などがたくさん登場するのだけど、名前だけでほとんどリアルな人となりを知らなかった人についてもとっても関心がもてた。夏目房之助の母方のおじいさん(高等遊民な三田平凡次とい…

京都、オトナの修学旅行

金閣や清水など有名になりすぎている場所というのは、京都に住んでいる人、また京都の好きな人には、なんか渋くないような気がして避けて通ってしまい、かえって最後までその良さがわからぬままということがあると思うのだけど、この本では「ミーハー気流を…