ワイントローブ・ブリティッシュ・ライブラリー

フライパン殺人、スキャンダル・スパイ

twitterでポール・バーテル監督を教えてもらい、「フライパン殺人」と「スキャンダル・スパイ」を鑑賞。登場人物の悩みが共感でき、愛すべき感じだからそのエンジンで突き進める。無茶なのに小粋という面白い風合い。ローテクなタイトルもいい。「スキャンダ…

求婚物語

50年代の若き二人の新婚コメディ。感じたのは60年代にやっていたテレビ「奥さまは魔女」風味。(音の感じなども。)ウィンクして微笑むってテイスト。登場人物に嫌な人がいなくていい感じ。個人的には長年の結婚生活で忘れがちの初心にかえるような気分になる…

モーガン

1965年英国作品。バネッサ・レッドグレーヴが第19回カンヌ国際映画祭主演女優賞受賞。 なんとも風変わりな作品だった。若きバネッサ・レッドグレーヴはかわいらしかったけれど、離婚訴訟を起こし、別の男性とつきあいはじめているのに追っかけ続ける夫のモ…

スペードの女王

タイトルだけはきいたことがあるこの作品、プーシキンの小説の映画化とのこと。きっちり作られたゴシックホラーのような風合い。ジャケットには「重厚なコスチュームとセットデザインはオリバー・メッセルが担当」とある。たしかにそれあってこそであった。…

乱闘街

先日観た合作映画「夢の中の恐怖」*1の中で一番好きだったゴルフのストーリーを担当したチャールズ・クライトン監督作品。邦題はギャングものって感じだけど、原題は「HUE AND CRY」。登場するのは下町の子供集団が事件を追うという少年探偵団風ストーリー。…

夢の中の恐怖

一つの大きな物語の中で、登場人物が語る物語が繰り広げられ、その一つ一つの物語の監督が違っているのでそれぞれの風味を味わう趣向。全体的に「世にも奇妙な物語」のようなテイスト。どの物語がどの監督かビデオジャケットに載っておらず探しあぐねていた…

マインド・ベンダーズ

バジル・ディアデンという監督の「捕われた心」*1がなかなかよかったので、同じ監督のこの映画もみてみた。しかし、題材的にモラルハザードというか・・心理学の悪用にたまげた!ビデオジャケットには「ヒッチコックと並ぶサスペンス映画界の巨匠」と書いて…

捕われた心

佳作の多いワイントローブ・ブリティッシュ・ライブラリーのシリーズの一本。バジル・ディアデンという監督もこの映画の事もまるで知らず、このシリーズのものであるからという理由で借りてみたが裏切られなかった。冒頭の「イーリング・スタジオ」の文字に…

バクスター!

これも珠玉の作品の多いワイントローブ・ブリティッシュ・ライブラリーシリーズ。 ふや町映画タウンのおすすめ☆☆ (実は、けっこう・・おすすめ)作品。とてもよかった。心がつぶれてしまいそうな時、どうにかしたいのにどうにもならない感じ、それをはたで…

思春期の感情

ふや町映画タウンのおすすめ度 ☆☆ (実は、けっこう・・おすすめ)フナイから出ていた「ワイントローブ・ブリティッシュ・ライブラリー」のvol.4 このシリーズ良品多いイメージ。「サミー南へ行く」*1なんかもとてもよかった。(ふや町映画タウンで確認したと…

サミー南へ行く

ふや町映画タウンのおすすめ☆☆☆ 生きていくとは、自立とはということをイギリス流のくさくない演出でさらっと、でも骨太に描いたよい作品だった。すすめてもらわなければ出会えなかったと思う。 常識的すぎる私なら違った選択をしただろうなというようなとこ…

絶壁の彼方に

三谷幸喜氏の「とび」*1で、ハーバート・ロムという俳優さんの訃報に際し、「マダムと泥棒」*2やこの作品の話が書いてあった。特にこの作品は「無数の作品歴の中から、これぞというものを選ぶなら」ということで名前が挙がっている。しかも、DVDになって…