2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ナサリン

「ミッドナイト・イン・パリ」に出てきたブニュエルをみて、ふや町映画タウンが健在なうちにみておくべき作品、と急いでみてみた。四方田犬彦氏の本でこの作品について読んだことがあって気になっていたから。(DVDは紀伊国屋版でレンタルにならないだろうし…

ジェームス・ディーン物語 

亡くなった2年後に作られたこのドキュメンタリー作品。アルトマンの作品ということでみてみた。 ジェームス・ディーンが亡くなった時点とほとんどかわらない状態で周りの人々が出て来るのが貴重だ。ジェームス・ディーンがどう生きたかったのか、高校時代に…

サライ 2月号 

「当代舞台贔屓作家が案内する歌舞伎と文楽」ということでとても充実した内容。図書館で借りたが手元においておくべきか。文楽を描いた文学作品 赤川次郎「三毛猫ホームズの文楽夜噺」「赤川次郎の文楽入門〜人形は口ほどにものを言い」 有吉佐和子「一の糸…

花ちりぬ

これも拾い物ビデオだった。未DVD化ビデオのリストをみていて、ふや町のおすすめの印もついていたので調べてみたら京都が舞台、三高出身の森本薫氏原作とのことでみてみたら、すごく斬新。蛤御門の変のあたりの祇園のお茶屋の話なんだけど、舞妓さんや芸妓さ…

樋口一葉

二十二歳の山田五十鈴の凛とした美しさ、夭折した樋口一葉はこういう感じの人だったのではと思わされる。一葉の生涯をたどりながら、一葉の作品世界も溶け込んでいるのだけど、高峰秀子演じる「たけくらべ」の美登利の場面はほんとに色がついたように楽しい…

ミッドナイト・イン・パリ

周りの人がみなほめる中、やっと見ることができた!日本公開はゆっくりとはいえ映画館で見て、ウディ・アレンと同時代に生きている喜びをもっとじかに共有したかった。 ウディ・アレンは、夢を追いかける人をずっと撮ってきているんだな。そして積み重なった…

未DVD化の貴重なビデオ 4

昨日に引き続き、大至急見ておくべきふや町映画タウンのビデオご紹介 ジプシーのとき http://d.hatena.ne.jp/ponyman/20051211/1176288211 amazonでもDVD化が叫ばれています。(2016年8月追記 DVD化されています。)ジプシーのとき [VHS]出版社/メーカー: RC…

ふや町映画タウン在庫リストから 未DVD化作品 3

乙女ごころ三人姉妹 http://cinema.intercritique.com/movie.cgi?mid=1128070年前の浅草の風景!みてみたい。 春琴物語 ほめておられる記事を読んで興味を惹かれる。船場もの好きだし。 東海水滸伝 伊藤大輔&稲垣浩監督。千恵蔵さんの石松、バンツマさん…

ふや町映画タウン在庫リストから 2

多分DVD化されていなく、他ビデオ屋さんでもみつからないリストから興味を持ったもの 牝牛と兵隊 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=23261 「とぼけた味のコメディ」という評に惹かれる 樋口一葉 ちょうど今読んでいる中野翠さんの「アメーバ…

ふや町映画タウン在庫リストから 1

ふや町映画タウンが「急げ!」という緊急告知。レンタルDVDや東京のビデオショップなどになく、東京から借りに来られている方もいらっしゃる品ぞろえ。借りておられる作品をうかがったので私がみてぜひ!と思ったものから順にリストアップいたします。 秀子…

毎日かあさん 9

西原さんのところは上が男の子、下が女の子で私とは組み合わせが反対だけど、男女の違いうちと同じだ〜と実感。そしてどうやら猫の雄と雌も同じように違うらしい。考えなしで欲もなく必要事項を伝えない男の子と、向上心あふれるいい子な感じの女の子。読ん…

荒木又右衛門 決闘鍵屋の辻

黒澤明脚本の写実主義な時代劇。講談での時代劇シーンの再現、撮影当時の鍵屋の辻の様子などからはじまり、決闘というものにあたってほんとなら現場はこうだったろうという緻密な表現っぷり(血のにおいや、立ち回り的に型にはまったものではないやりとりな…

トモちゃんはすごいブス 4

ものすごく深く、普段なかなか相談できないような心の中に秘めている事柄を森下さんはかわいらしい絵柄で垣根を突破して表現している。森下さんの描く心の機微は視野が行き届いていていつも自分にぐっと響く。トモちゃんはすごいブス(4) (アクションコミック…

大江戸歌舞伎はこんなもの

やっとこさぽつりぽつりと歌舞伎をみはじめた自分。歌舞伎のなりたち、構成を時代の精神を踏まえて説明してくれるこの本は、橋本さんの本の常として時として難解だったけれど、わかったポイントも大変多い。大江戸歌舞伎はこんなもの (ちくま文庫)作者: 橋本…

大江戸評判記 美男の顔役

ふや町映画タウンによると「河内山宗俊」とキャプラの話をとりいれているとのことだったけれど、もう盛りだくさん。昭和37年のこの作品、音響効果とかもあるんだろうけれど、子供の頃テレビでみた時代劇のようなテイスト。 渥美清の髷物みるのは珍しい感じ…

石中先生行状記

wikipediaの石坂洋次郎の写真をみて、映画の中の「石中先生」にそっくりでびっくり。 弘前を思わす町並みやねぷたが出てきて、うれしい。 すごく素朴でほほえましいオムニバスで、第一話、第三話はりんご畑や農村が舞台の渋い展開なので第二話の杉葉子の都会…

文楽

本自体のつくりや巻頭の文字などとてもスタイリッシュな出来上がりと思ったら田中一光氏が構成を担当されているのだった。だからといってデザイン中心なのでなく、昭和16年から19年にかけて若き土門氏が精根込めて文楽の写真を撮ったことが巻頭の土門氏…

おケイコ体験記

地元が産んだイラストレーターカツヤマケイコさんの新刊。50種類ものおけいこ事レポート。本当にいろいろな習い事があるものだなあ。 一番行きたかったのは風呂敷講座。結び方極めたい。(スカーフも)日本風呂敷協会のHPに講座案内出ている。PTAの親子イベン…

海街diary 5 群青

人生に起きる悲しいことの部分をないものにするのでなくて、あるものとして向き合い方を考える大人っぽさ。海街diary(うみまちダイアリー)5 群青 (flowers コミックス)作者: 吉田秋生出版社/メーカー: 小学館発売日: 2012/12/10メディア: コミック購入: 7人 …

ちはやふる 19

真剣勝負な巻だけど、はさみこまれるユーモアがこの作品の魅力だな。バランスがいい。勝負のあとの新の余裕の表情良し! この巻から露出が多くなった新の先輩村尾さん。おまけ4コマのプロフィールに納得。(関西の名門大学からあわら市役所勤務)ちはやふる(…