2004-12-01から1ヶ月間の記事一覧

お正月の楽しみ

ゲッツ板谷の「出禁上等!」と「『ステキな自分』を見失う本」、楽しみながら読了。出禁上等!作者: ゲッツ板谷出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2004/09/23メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (11件) を見る「出禁上等!」は突撃ルポ。木下…

清作の妻

これも60年代につくられた映画。舞台は日露戦争の頃の農村。それなのに全然渋くてとっつきにくい映画ではない!若尾文子の妖艶な姿は絶対画面をつまらなくしないし、この映画のテーマは「ロック精神の発露」だと思う。「本当に因習的でいけずな要素のある…

5時から7時までのクレオ

街でものをひろう人々を追った「落ち穂拾い」を観て以来、映像の美しさ、視点のおもしろさからアニエス・ヴァルダ 監督が大好きになってしまった。そのあとみた「冬の旅」も心に残るものだったし「幸福 しあわせ」はストーリーとしてはヌーヴェルヴァーグ的…

大晦日の哲学の道

午前11時頃の哲学の道。ことしはじめての雪?嬉しくなって撮影したもののすぐにみぞれまじりになりべちゃべちゃに。。実のところあの水分の多い雪って結構げんなりしたりして。。以前「噂の女」という溝口健二監督作品をみたとき*1、田中絹代が北白川の地…

新京極に

映画をみにいきました。 (Mr.インクレディブル。。感想は http://d.hatena.ne.jp/ponyman/... にまとめなおしました。) ちょっと前まで「誠」の旗がでていた気がするのですが、すっかりお正月モード。若くて自分が血気盛んな時は新京極のみやげもの街って…

釜定のオイルパン

れもんさんが掲示板で 最近買われた釜定さんのオイルパンについて質問されて。。 「ハウルの動く城」に出てきたフライパンが釜定さんの それこそ、堀井和子さんが本で紹介してくださっている パンケーキパンにそっくりで、目玉焼きがおいしいそうで 映画を見…

Mr.インクレディブル

PIXARの映画って好きなんだけど、ドリームワークスのものに較べるとひねくれた部分が少ない気がしてそこが物足りないかな。。 日本の漫画にそっくりなキャラクターが2つほどでてきてビックリ。あと、イッセー尾形さんが演じるおじさんにそっくりの人も出て…

緑寿庵清水

京都の緑寿庵清水(http://www.konpeito.co.jp/)のてづくり金平糖、ずっと前から興味をもっていてくれた人におくろうと今日よってみたら生産が追いつかなくて大変なことになっているようだった。(ちょっと前の一澤帆布みたい。。)一番安い(500円台)…

どんぐりの家

windshipさんが図書館で借りられた本のはなしをボードで。。 最近借りた「どんぐりの家」というビッグコミックに連載されていた漫画 ’90の最初の頃から連載されてたようなので とっても今さらの、トンチンカン発言だと思いますが これがまた、すごくて。。…

レイトショーのしあわせな夜

映画がらみの本読むの大好きなんだけど、この本は翻訳というご職業柄、その原作のバックグラウンド的なものも説明しておられて、なんだか普段の自分とは全然違うポイントからの映画の見方が楽しかった。 翻訳とは直接関係ないところでも、映画の細かいポイン…

シネマ・スイーツ

windshipさんがボードで 今日図書館に行ったら、こんな本がありました。シネマ・スイーツ ―あの映画に出てきた!お菓子のレシピ集― です。「アメリ」のクレームブリュレ>を皮切りに 「フライドグリーントマト」「バッファロー’66」「花様年華」「卵の番人…

恵文社冬の古本大市

古本屋さんのセレクトショップって感じでお買い得っていうよりは、こちらがあっちこち探す手間を省いてくれる、っていうことに重きが置かれている市かな。。前から和田誠さんの本などを読んでいたらでてきていて中味に一度触れてみたかった「話の特集」が何…

市川崑監督、谷崎潤一郎原作。1959年製作。ずっと前にwowowでやっていて、その時は古い日本映画をあまりみたこともなく、偶然画面にうつったのをみた感じだったのですが、なんだかすごくひきつけられて、今思えば、あれが「古い日本映画っておもしろいの…

女はみんな生きている

友人が今年頭の年賀状で、ほめてくれていたのだけど、なんとか今年中に見ることができた。多分原題は「Chaos」.この「カオス」の方が私は好きだけど、「カオス」よりは今のタイトルの方が人が入るんだろうな〜。中年夫婦のあわただしい日常からはじまって、…

ハービスENT

ユトレヒトさんが本の棚を揃えられた雑貨&書籍の店ANGERS RAVISSANT ができたという情報を得て、気後れしながらものぞきに行ってみました。外観は少しこのあいだ京都に建ったCOCON KARASUMAに似ているな、今のはやりなのかなと思いながら写真を撮ったのです…

イサム・ノグチ庭園〜UMIE

おはるさんがボードに書いてくださる。 しばらく前のことになるんですが、香川の牟礼にあるイサム・ノグチ庭園美術館に行ってました。 貫徹した美意識と、でも其処彼処に遊び心の感じられる居心地いい場所で、いろいろ心満たされて帰ってきました。ただ、周…

稲妻

俳優さんが俳優さんらしくきっちりお芝居をしていて、本当にリアリティのあるよい映画。どの登場人物も、「誰々が○○を演じている」という感じでなくて、もう役そのものにみえる。成瀬監督の映画ってどうしようもない現実が描かれているものが多いのだけど、…

となりのカフカ

「週刊ブックレビュー」でこの本の紹介があり俄然興味を持った。カフカが自分と接点のある人だなんて今まで思ったことなかったのだけど、家業の手伝いで悩んでみたり、家のひとからの期待に添えない苦悩があったり、ただもうシュールさがおもしろいと思えた…

またたび読書録

群さんが「波」という雑誌に毎月連載するため、それまでおいていた本をあわてて読んでみたり。。というようなきっかけで書かれていった本で、読まれている本の分野は多岐にわたっている。おかげで、こういうきっかけがなかったら知らなかった本の世界をのぞ…

通崎好み

古い着物をカジュアルに楽しく着こなしている京都在住のマリンバ奏者通崎さん。大山崎山荘美術館で彼女の着物のコレクションや、帯を仕立て直した掛け軸、和菓子やタイル作家の方とのコラボレーションのすばらしさを拝見。これはすごく謙虚な口調で、どのよ…

ぼくだけが知っている

小学四年生のあるクラスのはなしなんだけど、がやがやしているばかりでなく、なんだか芯がおとなっぽいこどもたちの物語。でもゆっくり考えてみると自分の芯の部分って小さいときからあまりかわっていないんだよな。。だからそこで繰り広げられているドラマ…

京都のこころA to Z 舞妓さんから喫茶店まで

カタログ的な美しさがありながら、そんな浮ついた内容のないものでなく、京都暮らしの中で木村さんがよいなぁと思っていたことが、きちっとした深い取材にもとづいて紹介されている。京都芸術センター、鳥獣戯画の絵、恵文社、はし本など自分も大好きなアイ…

京都人の秘そかな愉しみ

これは京都で生まれ育ちロンドン在住の入江さんという一人の京都人が、京都にいた時の風習をなつかしみ、ロンドンでどういう風に再現しているか、というおはなしである。だから西洋化した生活をしている人にも応用のきく京都ライフである。わたしからみたら…

女のシゴト道

女性がついているいろいろな専門職を取材してすてきなイラストと共に紹介したもの。デスクワーク的なものでなく、技能を生かした個性的なものが多い。人が職業に就く道はいろいろで、とにかく「好き」という気持ちが何ものにも代え難い力になるな、というこ…

惑星

ケン・ラッセルの映像ってケレン味があって大好きなんだけどこれもおもしろかった。 クラシックのビデオクリップって感じで新鮮で。

爆笑問題の文学のススメ

おちゃらけてはいるんだけれど、全部的を射ていて安心して楽しめる。ゲストも豪華で楽しめる。爆笑問題の「文学のススメ」作者: 爆笑問題出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/10/21メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (12件) を…

一乗寺散歩

yagiさんが、詩仙堂あたりを案内してほしいとご友人にいわれ、掲示板でいろいろ話していたので、行かれた報告を。 一乗寺には9時半頃着いて、テクテク歩いていきました。 想像していたより、人が少なくゆっくり散策できました。 金福寺、詩仙堂、園光寺、曼…

キョウト自転車生活

京都は自転車で回る町。車ではみつけられない、徒歩では体力がもたないすみからすみまでを機動力豊かに紹介した本。チョイスする場所のセンスがまた良い。キョウト自転車生活作者: ワークルーム出版社/メーカー: 光村推古書院発売日: 2004/07/01メディア: 単…

出町ふたば

sumiちゃんがボードで 昨日、出町を通る用があり、ひさびさに出町のふたばさんで豆もちを買って食べました。 まぁ、美味しいです。ほんとに。 でも、あれほど(早朝からも)人が並ぶ理由もよく分からないなと思ってたのですが、昨日ちょっと思ったのは、味も…

「天才アラーキー写真ノ方法」荒木経惟 集英社新書

「天才アラーキー〜」の方は語りおろし、って感じかな。。すごく読みやすい。まず対象に対してよいなーという気持ちがあってそれが写真にむかわせる、っていう風に私は解釈したのだけど、その気持ちはよくわかる。横尾忠則さんの本を読んだときも、作戦とか…