60'S

宮本武蔵(内田吐夢監督 錦之助版)前半

有名なのに今一つわかっていない宮本武蔵、この際ちゃんと知ろうとレンタル。メジャーな錦之助ー内田吐夢監督バージョンから鑑賞。この作品前五作なんだけど、一年に一回公開していたらしい。 一作目 宮本武蔵 宮本武蔵 [DVD] 中村錦之助 Amazon 錦之助演じ…

香華

木下惠介生誕100年「香華〈前篇/後篇〉」 [DVD] 岡田茉莉子 Amazon 80年代有吉佐和子さんの急死とその直前のTV番組「笑っていいとも!」出演について世間で珍奇のような視線で語られていることに対して橋本治さんが抗議を書いておられる*1のに触発されて何…

天知茂さんを追って

60年代前半生まれの自分にとってはじめてみた天知茂さんは、2時間ドラマの明智探偵役という感じで、なんだか決まりすぎている・・という印象だった。 旧作邦画を観るにつけ、「東海道四谷怪談」*1の伊右衛門や「憲兵銃殺」*2でクールガイのイメージをまず…

雪之丞変化

雪之丞変化 [DVD] 長谷川一夫 Amazon 名前だけは以前から知っていたこの作品、長谷川一夫は林長二郎時代にも撮っているし、大川橋蔵や美空ひばりも演じている。今回観たのは市川崑監督作品。長谷川一夫300本記念映画。 主人公が二役の舞台をからめた仇討ちも…

宇宙怪獣ドゴラ、ノーライフキング

久しぶりに再見した伊丹監督の「タンポポ」で中村伸郎さんの飄々とした姿がとても印象に残り(80年代に観た時も好きなシーンだったけれど、小津作品での中村さんを観てからだとなお一層楽しく)中村さんの活躍している作品を二本観た。 一本目は「宇宙怪獣…

女の花道、風流深川唄

美空ひばり氏のことは生前ちょっと苦手で、興味のある映画でも「ひばりさん主演か・・」と後回しにしがちだった自分なんだけど、みたらみたでよくできていて楽しめる。ちょっとずつ脱感作方式で観ていこう。 今回観たのはいずれも川口松太郎氏原作×美空ひば…

コラムニストになりたかった

コラムニストになりたかった 作者:翠, 中野 発売日: 2020/11/26 メディア: 単行本(ソフトカバー) 「あのころ、早稲田で」*1の続編ともいえるような69年から2010年代まで中野翠さんの軌跡を綴ったもの。自分も生きていた時代というのもあるのかさらに読みや…

吸血鬼

ロマン・ポランスキーの吸血鬼(字幕版) 発売日: 2013/11/26 メディア: Prime Video タランティーノの「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」*1に登場するシャロン・テート役の女優さんがかわいらしくてかわいらしくて、本物をみてみたくなった。 …

酔いどれ博士

酔いどれ博士 [DVD] 発売日: 2014/10/31 メディア: DVD 勝新が型破り医師役。「『赤ひげ』みたいな話ですか?」とふや町映画タウンで借りる時きいたら、「もっとやんちゃです」という返事。確かにアクションウェイトも高い。(ビデオジャケットのによると勝…

花のお江戸の無責任

先日「徹子の部屋」で「私が愛した女優たち」という特集をしていて、黒柳さんが大好きな野際陽子さん、池内淳子さん、沢村貞子さんのお三人が出演された時の映像が流れていた。昔、「ぴったんこカンカン」で、岸田今日子、富士真奈美、吉行和子の三人が出て…

俺にさわると危ないぜ

俺にさわると危ないぜ メディア: Prime Video またまた左卜全を追っかけての鑑賞。 卜全氏は小林旭が下宿している忍者研究所(なかなかモダンで立派な洋風お屋敷)の所長という役どころ。 客室乗務員の松原智恵子が事件に巻き込まれそれを助けようとする小林…

危いことなら銭になる

危いことなら銭になる メディア: Prime Video 宍戸錠さんが愛称エースのジョーとして活躍しておられる映画をはじめて観た。ガラスを引っ掻く音が嫌いでライバルにしてやられたり、ちょっと抜けたところのあるコミカル路線。(なので、この映画では「ガラス…

ある殺し屋の鍵

ある殺し屋の鍵 メディア: Prime Video 「ある殺し屋」*1シリーズの第二弾だけど、わたしはこちらの方がより好きかも。とても簡潔にまとまっていてニヤっとさせられる。雷蔵さんの物静かでストイックな仕事人という風情に惹きつけられるし応援したくなる。普…

花くらべ狸道中

花くらべ狸道中 [DVD] 発売日: 2015/01/30 メディア: DVD 狸ものミュージカルに弥次喜多道中記の物語を加えた娯楽作。 タイトル画からして狸をデザイン的に配してしゃれた感じがするし、 時代劇なのに大胆な場面展開があり楽しませてくれる。 美術は内藤昭さ…

座頭市二段斬り

座頭市二段斬り [DVD] 発売日: 2017/03/24 メディア: DVD 座頭市シリーズ、たくさんあって、手の付けように困る感じだが、ふや町映画タウンの三木のり平の出演作品一覧(総じて主な作品だけが抽出されている)に載っていたので借りてみる。 のり平さん、確か…

悪い奴ほどよく眠る

悪い奴ほどよく眠る 発売日: 2015/04/22 メディア: Prime Video まず驚いたのは上の写真右側の森雅之の老け姿。森雅之が出ているはずだがどこだろうとずっと探してしまった。いつもの感じとはまるで違っていて、でも優し気でいて油断できない感じはいつも通…

喜劇 初詣列車

喜劇初詣列車 発売日: 2018/07/01 メディア: Prime Video 渥美清の国鉄もの。「喜劇 急行列車」*1「喜劇 団体列車」*2に続く三作目のようだが、他の二作品に比べ鉄道員としての色彩が薄かった。新宿のフーテン族の描写がかなり出てくる。昭和43年というの…

三匹の侍

あの頃映画 「三匹の侍」 [DVD] 発売日: 2012/12/21 メディア: DVD パッケージの解説によると五社英雄監督の映画監督デビュー作とのこと。五社監督、女の諍いを派手に描くイメージだったのだが、モノクロの娯楽時代劇ハードボイルド、大層良かった。後年よ…

殿さま弥次喜多

殿さま弥次喜多 [VHS] 発売日: 1995/12/08 メディア: VHS 「殿さま弥次喜多 怪談道中」(1958)や「殿さま弥次喜多 捕物道中」(1959)*1の姉妹作だが、このシンプルな名前のものが第三作目(1960)で完結作。調子のよい喜劇時代劇だけど、青春の終わりみたいな情…

大菩薩峠

大菩薩峠 発売日: 2017/09/15 メディア: Prime Video 橋本治さんの「完本チャンバラ時代劇講座」*1に「大菩薩峠」の原作の話が載っていて、岡本喜八版を観てみた。タイトで最高。 仲代達矢演じる主人公机龍之介、橋本さんの本で読んだときなんとも不条理な存…

弥太郎笠

弥太郎笠 [DVD] 発売日: 2019/06/12 メディア: DVD 沢島監督の明るい東映時代劇を続けざまにみていて、この映画の耐えて耐えて、という構成に少し驚くが、「時代劇映画とはなにか」という京都映画祭の記念に作られた本の中で、佐藤忠男さんがマキノ監督の二…

関の彌太ッぺ

関の彌太ッペ [DVD] 発売日: 2014/12/05 メディア: DVD 歌舞伎の稽古場面をみたとき「(この作品は)長谷川伸(作品)じゃねえんだから(人情をあおりたてるような芝居をするな)」みたいな注意をされているところをみたが、こちらはその長谷川伸原作、まさ…

冒険者たち

冒険者たち [DVD] 発売日: 2011/12/09 メディア: DVD みたのはVHS版。 京都にレティシア書房という品揃えのよい本屋さんがあり大好きなのだけど、映画好きのひとにその話をすると、「レティシアといえば『冒険者たち』のヒロイン」という返答をきくことしば…

男と女

男と女 製作50周年記念 デジタル・リマスター版 [DVD] 発売日: 2017/05/02 メディア: DVD この映画も先日観た「フェーム」*1同様音楽が有名すぎ、またよく紹介される場面が印象的すぎて、観たような気になり、何か自分とはかけ離れた話みたいに思っていたが…

怪談

怪談 [DVD] 発売日: 2003/06/21 メディア: DVD 長いし、小林正樹監督ということで(容赦なき本格派のイメージを勝手に持っている)身構えたが、民話的な空気漂うオムニバスであった。世界に向いているというかオリエンタリズム漂う作品。「耳なし芳一」、起…

二十一歳の父、不毛地帯

「殿さま弥次喜多 捕物道中」*1で、コミカルな山形勲氏の姿に打たれて以来、山形勲氏を追っかけまわしている。twitterでも評判の良かった「二十一歳の父」そして、「不毛地帯」。 movies.yahoo.co.jp 「二十一歳の父」、曽野綾子原作で、テレビドラマにもな…

森の石松鬼より恐い

森の石松鬼より恐い [VHS] 発売日: 1997/05/21 メディア: VHS 戦前の映画「續・清水港」*1のリメイク。脚本のところに戦前と同じ小国英雄氏の名前も。「森の石松」の劇を演出している現代の演出家が劇の中にワープしてしまう物語。戦前版、とても楽しかった…

あさドラ! 2,3

あさドラ! (2) (ビッグコミックススペシャル) 作者:浦沢 直樹 発売日: 2019/09/30 メディア: コミック あさドラ! (3) (ビッグコミックススペシャル) 作者:浦沢 直樹 発売日: 2020/02/28 メディア: コミック 2巻を読んだのは、緊急事態宣言下。自分の家族が入…

下町の太陽

下町の太陽 発売日: 2013/11/26 メディア: Prime Video 観たのはVHS版にて。1963年山田洋二監督作品。 「下町の太陽」というタイトル、そして倍賞千恵子主演ということで寅さん系列の映画を連想するし、しかも、めちゃくちゃやってる初期の寅さんでなく後年…

伊豆の踊子(内藤洋子版)

ja.wikipedia.org またまた「伊豆の踊子」探求。このバージョンは吉永小百合版(1963)*1と話の筋や言葉遣いがそっくりで、脚本家の名前が吉永版は「三木克己、西河克己(←吉永版の監督)」、こちらは「恩地日出夫、井手俊郎」となっているもので、なぜこう…