60'S

太陽の王子 ホルスの大冒険

太陽の王子 ホルスの大冒険 [DVD]出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)発売日: 2014/07/11メディア: DVDこの商品を含むブログ (1件) を見る高畑勲演出のこの映画に出てくるヒルダという女性のキャラクターのキャラクターデザインの担当は、東京国立近…

紀の川

あの頃映画 「紀ノ川」 [DVD] 出版社/メーカー: 松竹 発売日: 2006/04/27 メディア: DVD クリック: 55回 この商品を含むブログ (21件) を見る ストーリー自体はとてもパワーのある作品だと思う。映画としてできあがった時の表現がちょっと一本調子に感じてし…

としごろ

www.allcinema.net 若きヘレン・ミレンが、ジェームズ・メイスン演じる画家が喧騒から逃れるために出かけた島の若い娘役をしている。海産物を売って都会に出ていくことを夢見ている女の子。がっちりしていて素朴な感じがおもしろいし、画家が描く彼女の絵、…

君も出世ができる

君も出世ができる [DVD] 出版社/メーカー: 東宝 発売日: 2008/07/25 メディア: DVD クリック: 8回 この商品を含むブログ (9件) を見る みたのは、日本映画傑作全集VHSにて。 VHSに封入の「山根貞男のお楽しみゼミナール」によると、日本初の本格ミュージカル…

解散式

解散式 [VHS] 出版社/メーカー: 東映ビデオ 発売日: 1988/01/14 メディア: VHS この商品を含むブログを見る 鶴田浩二が8年の出所を終え、出てきてみたら、元いた組織は解散、元いたシマはコンビナート群建設の利権を巡って親分筋と弟分筋が抗争。鶏小屋のあ…

ローマで起こった奇妙な出来事

ローマで起った奇妙な出来事 [VHS] アーティスト: バート・シーブラブ,ラリー・ゲルバート 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ 発売日: 1990/05/31 メディア: VHS クリック: 1回 この商品を含むブログ (1件) を見る もうおじさんばかりのドダバタミ…

ある殺し屋

ある殺し屋 [DVD]出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2012/11/16メディア: DVD クリック: 1回この商品を含むブログ (7件) を見る1時間22分というコンパクトな時間の中で時系列を交錯させ、みているものも一緒に成り行きにハラハラしてしまうような巧みさ、な…

四谷怪談

四谷怪談 発売日: 2014/07/01 メディア: Prime Video この商品を含むブログを見る 豊田四郎監督版の四谷怪談。なかなかキャストも豪華で楽しめた。加藤泰監督版(「怪談お岩の亡霊」*1)でも近衛十四郎演じる伊右衛門の子分みたいな直助役がなんだか変な愛嬌…

スクラップ集団

野坂昭如原作らしい飛躍ありつつのコミカルでシニカルな作品。同じ野坂原作の「とむらい師たち」も思い出す。元医師の三木のり平が、釜ヶ崎の飲み屋で前職が、し尿処理、ケースワーカー、くず拾いの三人を見つけスクラップ会社を設立し。。という話。戦後昭…

藪の中の黒猫

藪の中の黒猫 [VHS] 出版社/メーカー: 東宝 発売日: 1989/06/01 メディア: VHS この商品を含むブログを見る 源頼光の鬼退治の話を製作された1968年という空気をたくさん含んで描いているもの。(話としては、化け物の腕を切り取るという話があるので渡辺綱の…

ひばり・チエミの弥次喜多道中

ちょうどこの映画を京都ヒストリカ映画祭でやっていて、ミルクマン斎藤さんの対談に興味をひかれ、映画祭でみるのが一番なのだけど、次善の策としてビデオで借りてみてみた。 実はひばり、チエミ両者とも迫力がありすぎてわたしは少し苦手で・・わたしにとっ…

黒い画集 あるサラーリーマンの証言

アプリ版ぴあに載っていた東京・池袋の古書店往来座ののむみちさんの下の記事を読んで、みてみた。 黒い画集 あるサラリーマンの証言 - ぴあ 松本清張ものってほんとにみてるものの気持ちをそらさない。そして、「わるいやつら」*1なんかもそうだったんだけ…

非行少年/陽の出の叫び、ゆけゆけ二度目の処女

藤田敏八の「非行少年/陽の出の叫び」(1967)と、若松孝二の「ゆけゆけ二度目の処女」(1969)をみる。 www.nikkatsu.com 「ゆけゆけ二度目の処女」については映画復刻レーベルDIGより ゆけゆけ二度目の処女 of New Site 5 両方60年代後半の時代の空気をと…

早射ち犬

田宮二郎×天知茂×坂本スミ子、「犬」シリーズの常連の熟練した楽しいやりとり。見れば見るほど天知茂さんが好きになる。田宮二郎とのやりとりがじゃれあいのようになってますます面白い。それが、刑事は刑事としての線引きがありつつの、でとても魅力的。そ…

遥か群衆を離れて

movie walker 1967年 ジョン・シュレシンジャー監督、トーマス・ハーディ原作。ジュリー・クリスティ演じる英国の農場経営者(なかなか魅力的)を巡る三人の男性の話。トーマス・ハーディ、「テス」をずいぶん前にみたが、同じ作家という感じがとてもする。 …

もず

夫の暴力に耐えかね娘を置いて故郷を捨て都会の小料理屋で女中として暮らす母を淡島千景、美容師として都会で働こうと母の許にやってきた娘を有馬稲子が演じている。この母がいつまでも女で、母は母らしくなんて思ってもいない自分でも、なんでこういう発想…

荒野のダッチワイフ

リリー・フランキー氏の日本映画コラム「日本のみなさんさようなら」によると監督の大和屋竺氏は「日活の鈴木清順一派の『具流八郎』の一員として『殺しの烙印』を書き、旧『ルパン三世』の最高傑作『魔術師と呼ばれた男』の脚本でも知られ、60年代末なら…

召使

ジョゼフ・ロージ―監督、twitterで教えてもらった「恋」*1が面白かったので、もう一つ紹介してあったこちらも。ドス黒くて楽しめた。イギリスの、微妙にワキの弱いぼんぼんのところにやってくるソツのない召使。じわじわっとご主人を翻弄し始める。ご主人に…

狼と豚と人間

スラム街で育った黒木三兄弟。(三國連太郎、高倉健、北大路欣也)。長男は親を捨て進行ヤクザの幹部、次男はあらゆる悪事に手を染める一匹狼、三男は母親の死を看取ったあと、チンピラの群れに。(ビデオジャケットより) リアル*1で、フィルムノワールな雰…

切腹

1962年小林正樹監督。勅使河原蒼風の題字もまがまがしく武満徹の音楽も緊張感に満ちシンプルな美術も目をひく、反骨精神みなぎる時代物。撮影宮島義勇。ラストの、シンプルだけど、美しい、武家の象徴そのものという感じの美術をバックの大立ち回り。「キル…

出発

「早春」*1が心に迫ったイェジー・スコリモフスキー監督作品。 主人公マルクを演じるジャン=ピエール・レオ―が黒いタートルネックを着るファーストシーンで、これはスコリモフスキー監督による「大人は判ってくれない」*2の続編風というようにみえた。美容師…

甘い罠

若松孝二監督生誕80年祭ということで、若松プロダクションのページで初監督作品の「甘い罠」が公開されている。盟友足立正生監督や宮台真司氏等々のコメントも一緒に公開されているが、若松監督らしくない基礎の映画の文法に則って作られた作品とのことで…

夜空に星のあるように

テレンス・スタンプ出演の「イギリスから来た男」*1に、若き彼が出演のこの映画の一場面が出てくるとのことで、みてみた。原題は「Poor Cow」。若年失業率の高そうな60年代後半のイギリス。泥棒でもするしかないかのような男と結婚し、男が投獄され、子供を…

女鹿

金持ち女が、町で絵を描いている若い女をひろってきて、シリアスなのかふざけているのかわからないタッチで話は展開。「虎は新鮮な肉を好む」*1と似た話法とずっと思わせておいて、そのタッチだから余計にシリアスに深淵が顔をのぞかせる。ジャクリーヌ・サ…

銀河系 

足立正生監督(1967)。足立監督作品を観たのははじめてだったけれど、足立正生氏の脚本作品は、「帰って来たヨッパライ」「新宿泥棒日記」*1「新宿マッド」*2などで接している。この映画は、自分の内部で自分をコントロールしているものが、人物の形になっ…

人間蒸発

一応ドキュメンタリーの分類になっているようなのだけど、驚くべき映画だった。身元不明者を探す婚約者を撮ったものなのだけど、「ここまで踏み込んでいいのか?」というような内容で(素人を使った暴露系のテレビ番組のようなところもあり)、途中で、セッ…

ドント・ルック・バック/ボブ・ディラン

24歳のボブ・ディランの65年イギリスツアーの記録。彼がフォークからロックへ転向するまさに前夜ということらしい。 ボブ・ディランのことは有名な曲しか知らないような状態での鑑賞だったが、初心者でも十分楽しめるつくり。 この映画のボブ・ディランをみ…

ラブド・ワン

イギリス人青年がアメリカの葬儀ビジネスに関わって・・という話。「博士の異常な愛情」を思い出すようなテイスト(イッちゃってる風)をほんのりと感じたが、調べたら脚本のテリー・サザーンが共通していた。「バーバレラ」*1の脚本家、「キャンディ」*2の…

テオレマ

テレンス・スタンプ演じる青年が家にやってくることでかき乱される家族の物語だけど、この青年というのは、それぞれの内にあるものが形になったものかな?という感じがする。60年代の映画らしいレトロモダンな画面、象徴的な語り口は消化しきれたかどうかわ…

虎は新鮮な肉を好む

映画comビデオジャケットの解説によると、トリュフォー、ゴダールと共にヌーヴェル・ヴァーグの三銃士と呼ばれたシャブロル監督が「観客を作るため」に引き受けたと言われる異色作とのことで、独特のエスプリとヌーヴェル・ヴァーグが混在するまさに異色な娯…