フィリップ・ド・ブロカ監督 1967年
評判だけはきいていていつかと思っていたが、「陽だまりの庭で」*1を観た流れで一気に。
おお同じ監督だ!と思うような、日常を逸脱した美しさ可愛らしさ、反戦への姿勢。動物の使い方。
日本でも葦原将軍だとか精神病院で偉人になりきっている人の話はきいたことがあるが、そんなエピソードをこんなに美しい夢のような表現で。虚だとか実だとかそんなことはどっちでもいいじゃないか、人生はその人にみえている真実しかないと高らかに謳われている感じがした。
観た時は調子良すぎるようにもみえていた「リオの男」*2なんかもこの流れで急速に理解が進んできた気分。
ジュヌヴィエーヴ・ビュジョルドがとってもかわいい。「1000日のアン」*3(1969)でアン・ブーリンを演じていた方か。
観たのはVHS版