文楽

国立文楽劇場錦秋文楽公演

www.ntj.jac.go.jp ここ何年間か毎公演全演目を欠かさず観てきた文楽公演だが、今回は一緒に行く父の体力が本調子ではないので一演目のみ鑑賞。いつも一日中いるので一部で帰るのはあっという間の夢の時という感じだったけれど、実際父の様子をみていると、…

国立文楽劇場開場三十五周年記念 初春文楽公演

第1部 午前11時開演七福神宝の入舩(しちふくじんたからのいりふね) 竹本津駒太夫改め六代目竹本錣太夫襲名披露狂言傾城反魂香(けいせいはんごんこう) 土佐将監閑居の段 曲輪ぶんしょう(くるわぶんしょう) 吉田屋の段 第2部 午後4時開演 加賀見山旧錦絵…

国立文楽劇場 11月文楽公演

第1部 午前11時開演近松門左衛門=作心中天網島 (しんじゅうてんのあみじま) 北新地河庄の段 天満紙屋内の段 大和屋の段 道行名残の橋づくし 第2部 午後4時開演 通し狂言 仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら) (八段目より十一段目まで) 八段目 …

BU・SU

前にちらっと文楽人形が映っていたのをみて気になり改めてちゃんと鑑賞。吉田簑助さんが遣っておられたんだ。。富田靖子さんの表情がとても良くてお七の人形振りがでてくるのも嬉しく。 高島政伸氏も同級生役で登場。富田さんのおばさん役、神楽坂の大楠道代…

国立文楽劇場開場35周年記念 4月文楽公演

第1部 通し狂言仮名手本忠臣蔵 (かなでほんちゅうしんぐら) 大序 鶴が岡兜改めの段 恋歌の段 二段目 桃井館力弥使者の段 本蔵松切の段 三段目 下馬先進物の段 腰元おかる文使いの段 殿中刃傷の段 裏門の段 四段目 花籠の段 塩谷判官切腹の段 城明渡しの段…

猶山節考

楢山節考 [DVD] 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ 発売日: 2008/06/27 メディア: DVD クリック: 3回 この商品を含むブログ (7件) を見る この作品は随分以前にNHKBSで山田洋次監督が選ぶ映画100本の家族編として放映されていた。ちらりと見た時は、セット…

初春文楽公演

www.ntj.jac.go.jp初春文楽公演第1部 午前11時開演 野澤松之輔=作詞・作曲 山村若栄=振付 二人禿(ににんかむろ)伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ) 竹の間の段 御殿の段 政岡忠義の段 壺坂観音霊験記(つぼさかかんのんれいげんき) 土佐町松原の段 沢…

国立文楽劇場 11月文楽公演

第1部 午前11時開演蘆屋道満大内鑑 (あしやどうまんおおうちかがみ) 葛の葉子別れの段 信田森二人奴の段桂川連理柵 (かつらがわれんりのしがらみ) 六角堂の段 帯屋の段 道行朧の桂川第2部 午後4時開演 鶊山姫捨松 (ひばりやまひめすてのまつ) 中将姫雪…

国立文楽劇場 文楽公演

第1部 【親子劇場】 木下順二=作 二代目野澤喜左衛門=作曲 瓜子姫とあまんじゃく(うりこひめとあまんじゃく)解説 文楽ってなあに?増補大江山(ぞうほおおえやま) 戻り橋の段 第2部 【名作劇場】 卅三間堂棟由来(さんじゅうさんげんどうむなぎのゆら…

4月文楽公演

第1部 午前11時開演 本朝廿四孝 (ほんちょうにじゅうしこう) 桔梗原の段 吉田幸助改め 五代目吉田玉助 襲名披露 口上 景勝下駄の段 襲名披露狂言 勘助住家の段 義経千本桜 (よしつねせんぼんざくら) 道行初音旅第2部 午後4時開演 彦山権現誓助剣 (ひこ…

お国と五平

yahoo 映画 昭和27年成瀬巳喜男監督作品。成瀬巳喜男監督の全作品が載っている「映畫読本 成瀬巳喜男」での扱いはあまりよくないが、わたしにはみるなり、さすが成瀬監督、端々まで神経の通ったなんと素晴らしい作品、という気持ちになった。 森雅之が、尺…

国立文楽劇場 初春文楽公演

第1部 午前11時開演 花競四季寿(はなくらべしきのことぶき) 万才・鷺娘平家女護島(へいけにょごのしま) 鬼界が島の段八代目竹本綱太夫 五十回忌追善 豊竹咲甫太夫改め 六代目竹本織太夫 襲名披露 口上 追善/襲名披露 狂言 摂州合邦辻(せっしゅうがっぽ…

国立文楽劇場 11月文楽公演

第1部 午前11時開演 八陣守護城 (はちじんしゅごのほんじょう) 浪花入江の段 主計之介早討の段 正清本城の段 近松門左衛門=作 野澤松之輔=脚色・作曲 鑓の権三重帷子 (やりのごんざかさねかたびら) 浜の宮馬場の段 浅香市之進留守宅の段 数寄屋の段 伏…

国立文楽劇場 第147回文楽公演

国立文楽劇場のページ 夏休み文楽特別公演第1部 【親子劇場】 金太郎の大ぐも退治(きんたろうのおおぐもたいじ) 赤い陣羽織(あかいじんばおり) 第2部 【名作劇場】 源平布引滝(げんぺいぬのびきのたき) 義賢館の段/矢橋の段/竹生島遊覧の段/九郎…

続 数寄です!弐

山下さんの家を設計した蔵田さんが六本木での文楽の組立式檜舞台を担当された話、興味深かった。桐竹勘十郎さんとの打ち合わせ現場の、勘十郎さんのお顔がリアル。こういう顔して打ち合わせされそうだ〜。。山下さん、文楽お好きなそうで、住太夫さんの講義…

第百四十六回文楽公演

第一部 寿柱立万歳 菅原伝授手習鑑 茶筅酒の段 喧嘩の段 訴訟の段 桜丸切腹の段豊竹英太夫改め六代目豊竹呂太夫襲名披露口上 寺入りの段 寺子屋の段(襲名披露狂言)第二部 祖父は山へ柴刈りに 祖母は川へ洗濯に 楠昔噺 碪拍子の段 徳太雄住家の段 曽根崎心…

恋や恋なすな恋

内田吐夢監督が歌舞伎のストーリーをもとに作った「花の吉原百人斬り」がよかったので、引き続き人形浄瑠璃の「芦屋道満大内鑑」及び清元の古典「保名狂乱」を素材に作ったこの作品をみてみた。(脚本も「花の吉原〜」と同じく依田義賢。) かねてからちゃん…

人形浄瑠璃文楽 平成29年新春文楽公演

第1部 寿式三番叟奥州安達原 環の宮明御殿の段本朝廿四孝 十種香の段/奥庭狐火の段 第2部 お染/久松 染模様妹背門松 油店の段/生玉の段/質店の段/蔵前の段よちよち歩きの文楽鑑賞ではあるけれど、いつも楽しみにしているのが鶴澤寛治さんの三味線をひい…

曽根崎心中

1981年栗崎碧監督作品。宮川一夫撮影。舞台でなく屋外での撮影。 タイトルロールに下鴨神社の名前。まず冒頭の浄瑠璃と三味線からして、なにかロックを感じさせるような孤独を内包した深み。 そして、撮影のすばらしさ。演じ手の多くは今は亡き偉大なる昭和…

平成28年 夏休み文楽特別公演

第一部 五条橋 解説 ぶんらくってなあに 新編西遊記 GO WEST第二部 薫樹累物語 伊勢音頭恋寝刃第三部 金壺親父恋達引第一部、夏休み親子劇場。こどもたちが熱心にみている。また体験させてもらっている時の必死の表情がいとおしい。字幕なしで、体感してもら…

平成28年 4月文楽公演 通し狂言 妹背山婦女庭訓

第一部 初段 小松原の段 蝦夷子館の段二段目 猿沢池の段三段目 太宰館の段 妹山背山の段第二部 二段目 鹿殺しの段 掛乞の段 万歳の段 芝六忠義の段四段目 杉酒屋の段 道行恋の苧環 鱶七上使の段 姫戻りの段 金殿の段話の流れが整理できるように、三段目が二…

平成28年初春文楽公演 (1/11鑑賞)

第一部 新版歌祭文 ・座摩社の段 ・野崎村の段八代豊竹嶋大夫引退披露狂言 関取千両幟 ・猪名川内より相撲場の段釣女第二部 国性爺合戦 ・大明御殿の段 ・大明御殿奥段の段 ・芦辺の段 ・平戸浜伝いより唐土船の段 ・千里が竹虎狩りの段 ・楼門の段 ・甘輝館…

四代竹本越路大夫

越路大夫のお姿には山川静夫さんが司会をされていた古典の番組の特集の回でしか触れたことがない。その対談で話しておられた様子や、その番組で紹介された舞台や文楽の歴史がもっと肉付きを帯びてこちらに迫ってくる本だった。納得のいかない生き方はできな…

国立文楽劇場 平成27年錦秋文楽公演

第一部 碁太平記白石噺 桜鍔恨鮫鞘 団子売第二部 玉藻前曦袂定期的に文楽に行くようになって多分4年目になるのではないかと思うけれど、ようやっと筋を必死で追うというのでなく、浄瑠璃をききにきているというような気持ちになれている気がした。ちょっと…

国立文楽劇場 第139回文楽公演

第一部 親子劇場 ふしぎな豆の木 解説 ぶんらくってななに 東海道中膝栗毛第二部 生写朝顔話 宇治川蛍狩の段 真葛が原茶店の段 岡崎隠れ家の段 明石浦船別れの段 薬売りの段 浜松小屋の段第三部 きぬたと大文字 生写朝顔話 嶋田宿笑い薬の段 宿屋の段 大井川…

国立文楽劇場 4月文楽公演

第一部 靱猿 二代目吉田玉男 襲名披露口上 襲名披露狂言 一谷嫩軍記 卅三間堂棟由来第二部 絵本太功記 夕顔棚の段/尼ヶ崎の段 天網島時雨炬燵 伊達娘恋緋鹿子 二代目吉田玉男さんの襲名披露ということで、午前中特に華やかで改まった空気が漂っている。上演…

国立文楽劇場 初春文楽公演

第一部 花競四季寿 彦山権現誓助剣 義経千本桜 第二部 日吉丸稚桜 冥途の飛脚今まで、舞踊中心の景事ってどう鑑賞したらいいのか・・とかいう思いもあったのだけど、今回「花競四季寿」と「義経千本桜」の二つの景事作品をみて、とてもいいなと思った。特に…

闘う三味線 人間国宝に挑む

鶴澤清治さんが住大夫さんと組んだ舞台のドキュメンタリー。清治さんの考え方、輪郭がすごく伝わる。闘う三味線 人間国宝に挑む ~鶴澤清治~ [DVD]出版社/メーカー: NHKエンタープライズ発売日: 2008/03/21メディア: DVD購入: 1人 クリック: 14回この商品を含…

人間国宝ふたり

先日芸談を読んだ*1吉田玉男さんと竹本住大夫さんの舞台。住大夫さんは今年の引退特集のテレビで割合いろいろな姿を目にしてきたけれど、玉男さんの日常の姿は新鮮。 文楽鑑賞の先輩、かなさんが好きだという引退した越路大夫に住大夫が教えてもらいにいかれ…

仏果を得ず

再読。前回読んだときの自分の感想を読後読んで、ずいぶん印象が変わっているのが新鮮な気分。ほとんど文楽をみたことがない状態で前回読んだのだけど、何度か舞台に行ってからこの本を読むと、各章のタイトルになっている作品と現実とのうまい関連がよくわ…