国立文楽劇場 文楽公演

第1部 【親子劇場】
木下順二=作 二代目野澤喜左衛門=作曲
瓜子姫とあまんじゃく(うりこひめとあまんじゃく)

解説 文楽ってなあに?

増補大江山(ぞうほおおえやま)
 戻り橋の段


第2部 【名作劇場
卅三間堂棟由来(さんじゅうさんげんどうむなぎのゆらい)
 平太郎住家より木遣り音頭の段

大塔宮曦鎧(おおとうのみやあさひのよろい)
 六波羅館の段/身替り音頭の段



第3部 【サマーレイトショー】
新版歌祭文(しんぱんうたざいもん)
 野崎村の段

近松門左衛門=原作 鶴澤清治=補綴・補曲
日本振袖始(にほんふりそではじめ)
 大蛇退治の段

第一部 木下順二氏の言葉遣いのたのしいこと 反芻したくなる節回し これぞ浄瑠璃の醍醐味ではなかろうか。おとなに連れてこられてるみたいな子供たちの、それでも積極的に参加する姿勢がかわいらしい。

第二部 大塔宮曦鎧の一徹もののおじいさまのかっこいいこと。色恋の迷妄をばっさりと切り捨てる気持ちよさ 復活狂言とのことだけどなかなかよい風味

第三部 
新版歌祭文 お夏清十郎の読本がはからずも当てこすりになってしまうおもしろさ
日本振袖始 祇園祭に石見神楽の奉納があるのは、スサノオノミコトを祀っているからなんだな・・勘十郎さんは、こういう迫力のある悪役ほんとに楽しげに遣われるなあ・・