ふや町映画タウンおすすめベスト1000

戦前松竹映画二本

戦前〜戦中映画を二本 1.東京の女 www.cinemaclassics.jp wowow のリメイクドラマ*1を観たあとこちらを。 オリジナルだけみていると大げさで拙くもみえる悲劇にドラマはうまい肉付けをし、「東京の女」の弟、良ちゃんの持つイノセントさを上手にソフトランデ…

リオ・グランデの砦

リオ・グランデの砦(字幕版) ジョン・ウェイン Amazon 政治ドラマや戦闘ものみたいなストーリーに家庭や異性を絡ませてあるとなんかごまかされたようなつまらない気分になりがちの自分だが、これは家庭の絡ませ方が秀逸で何よりそこを味わう作品だった。 …

霧の中の風景

霧の中の風景 [Blu-ray] タニア・バライオログウ Amazon 初アンゲロプロス どの場面を切り取っても絵画のように構図が決まった美しい画面 冬の雰囲気を纏った姉弟の旅。言葉で間を埋めることなくあり方のみでその場にいる誰かそして観客に意味を突きつける。…

いぬ

いぬ(字幕版) ジャン=ポール・ベルモンド Amazon 寡黙に事象だけがまず起こるフレンチ・ノワールでいきなり出てくる固有名詞も誰のことかわからず最初何がなんだかさっぱりわからない。 ただ冒頭、原題「デュロス」とは帽子のことであり、デュロスをかぶ…

黒沢清 ビデオ作品

黒沢清監督のビデオ作品を二本 一本目 復讐 運命の訪問者(1997年) 復讐 運命の訪問者 [DVD] 哀川翔 Amazon 哀川翔が過去に傷を抱えたまじめな警察官という設定はとてもいい。寺島進の「おかえり」*1のように日頃他の作品ではやんちゃな方で爆発しているエ…

アンナ・カレーニナ

「アンナ・カレーニナ」を二作品鑑賞 まずはグレタ・ガルボ主演 クレランス・ブラウン版。(1935)こちらはふや町映画タウンのおすすめ。 アンナカレニナ(字幕版) グレタ・ガルボ Amazon そしてジュリアン・デュヴィヴィエ監督、ヴィヴィアン・リー版。(1948) …

1000本ノック

はてなブログ「2ペンスの希望」の管理人 神戸山さんとは、父の大学の映画部、そして京都のVHS専門店 ふや町映画タウンという二つのつながりを通して知り合いにならせていただいている。 かねがね、ふや町映画タウンの大森さんと「映画1000本ノック」という話…

黄色いリボン、ハマのドン

「黄色いリボン」を朝家で観たあと、十三 シアターセブンで「ハマのドン」を。 「黄色いリボン」は 黄色いリボン(字幕版) ジョン・ウェイン Amazon 退役まで数日の騎兵隊大尉をジョン・ウェインが演じたジョン・フォードの西部劇。ふや町映画タウンのおす…

東京キッド

東京キッド [DVD] 美空ひばり Amazon ふや町映画タウンでは「エノケンは控え目登場がいい」という話が定説。この作品や「虎の尾を踏む男たち」*1が例として上がっていた。確かにそうかも。 この作品でもエノケンの出方いいし面白い。古いアパートでの自由す…

ゼンダ城の虜

ゼンダ城の虜(字幕版) ロナルド・コールマン Amazon ふや町映画タウンのおすすめ作品で、「修羅城秘聞」*1や「桃太郎侍」*2の源流ときき観てみる。 現実とかけ離れたようなタイトルだが釣りに来たイギリス人が、その国のあとつぎと顔がそっくりで入国管理…

ボディ・スナッチャー/恐怖の街

ボディ・スナッチャー/恐怖の街 [DVD] ケヴィン・マッカーシー Amazon 宇宙人によって複製が作られ人格を乗っ取られ画一化された人格になる恐怖を描いたもの。 子どもの頃怪奇漫画などで、家に帰ったら自分の複製が先に自分として振る舞って居座っており、自…

果てしなき蒼空、彼女は二挺拳銃

ふや町映画タウンおすすめの西部劇系映画を二本。 「果てしなき蒼空」(ハワード・ホークス 1952)と「彼女は二挺拳銃」(リチャード・セイル 1950) まず一本目の「果てしなき蒼空」 果てしなき蒼空(字幕版) カーク・ダグラス Amazon 川で半年も登って行…

ロッキー

ロッキー (字幕版) シルベスター・スタローン Amazon 物心ついた時から?テーマ音楽はずっときいてきた「ロッキー」 それ故観なくてもわかっているかのような錯覚に陥り観るのが遅くなった。だけどサブカルチャー史の番組で紹介されたり、ふや町映画タウンの…

奇跡の人

奇跡の人 [DVD] アン・バンクロフト Amazon こちらも有名すぎて観た気になっていたけど、ふや町映画タウンや常連さんのおすすめでもありやっと観た。 まずはヘレンのもとに派遣されたアン・バンクロフト演じるアニー・サリヴァンが「ガサツ」という評価を受…

バージニア・ウルフなんかこわくない

バージニア・ウルフなんかこわくない [Blu-ray] エリザベス・テーラー Amazon エリザベス・テイラーとリチャード・バートン演じる中年夫婦の、長年の共同生活からの憤懣。だんだんクレッシェンドをかけるようにはっきり語られ混沌としていくのだが観ていてい…

突破口!

突破口! [Blu-ray] ウォルター・マッソー Amazon 面白かった!銀行強盗した金がはからずもマフィアの隠し財産で、マフィアからも警察からも追われるウォルター・マッソー一派。彼のプロっぷりが工夫だらけで面白い。失敗してもB案で行く沈着さ。なんて素敵!…

銀河

銀河 ポール・フランクール Amazon ふや町映画タウンのおすすめ☆☆☆(かなりおすすめ) サン・ティアゴという大巡礼地を目指す初老と若者の巡礼者二人の時空を超えたロードムービー。ルイス・ブニュエル監督。 以前観てかなり好きだったコリーヌ・セローの「サ…

三つ数えろ

三つ数えろ [Blu-ray] ハンフリー・ボガート Amazon 若い頃に「マルタの鷹」を観てピンとこなく、どうもハードボイルド苦手かもと思ったのだが、そのあと「動く標的」*1やら「ロング・グッドバイ」*2やらしょぼくれ気味はイケる、と認識を新たに。ふや町映画…

果てなき船路

果てなき船路(字幕版) ジョン・ウェイン Amazon ふや町映画タウンのおすすめで観てみた。 船の群像劇、若きジョン・ウェインもほんの乗組員の一員という感じで回っていく。 船はこどもの時の学校のようにその中に入ってしまったら大して気の合わないものと…

「血塗られた墓標」、「処刑男爵」

マリオ・バーヴァ監督作品を二本。 まずは、ふや町映画タウンのおすすめに挙がっていた「血塗られた墓標」。 ゴーゴリ原作のイタリアンゴシックホラー。1960年作。 血ぬられた墓標 [Blu-ray] バーバラ・スティール Amazon 火あぶりになった魔女の復讐譚から…

地獄への逆襲

「地獄への道」*1(ヘンリー・キング監督)の続編。今回はフリッツ・ラング監督。こちらだけ放映されたりしている時もあるように思うが「地獄への道」を観てから観た方が絶対いい。前作をすごく踏まえて作られていて登場人物も被りまくっているから。 「地獄へ…

地獄への道

地獄への道(字幕版) タイロン・パワー Amazon ふや町映画タウンのおすすめ作品だが、タイトルに凄惨さが漂っていて観るのが後回しになっていた。見始めたら、冒頭から血まみれ荒くれとかでなく、鉄道会社の買い叩きにあっている農家の現場から。おろおろして…

処女の泉、鮮血の美学

ベルイマンの「処女の泉」(60)とそれに影響されたというウェス・クレイブンの「鮮血の美学」(72)を鑑賞。 まずはベルイマン。 処女の泉 【2K修復版】 DVD [DVD] マックス・フォン・シドー Amazon 観ていてサラ・ムーンの「赤ずきん」*1の物語を観たときの…

逢びき

逢びき [VHS] 東北新社 Amazon 勝手に想像していた悲恋物語に観客が付き合わされるという感じが全くなく、実に面白かった。 駅の列車や待合喫茶の軽いやりとりから始まる冒頭、何度も舞台になる待合喫茶のマダムの様子が丁寧なのも、何やら深い想いがありそ…

ブローニュの森の貴婦人たち

1944年ロベール・ブレッソン監督。 18世紀フランスの哲学者ドゥニ・ディドロによる小説「運命論者ジャックとその主人」が原作。ブレッソンが脚色し、ジャン・コクトーがセリフ監修とのこと。 男が女のいうことを額面通りに解釈する悲劇が面白いドラマ仕…

パリ、夜は眠らない。

パリの密着24時間ものみたいなものを想像していたら、NYハーレムの黒人やラテン系のゲイたちによる「ボール」というファンションショー的コンテストのドキュメンタリー。 ↓の解説に書いてあるが、「パリ」というのは彼らのコミュニティのことらしい。 www.…

こんな映画が、

行きつけのvhs専門レンタル店ふや町映画タウンが20周年ということで数少ない(というのも随分婉曲表現)常連さんとふや町映画タウンで出会った作品の数々をtwitterで挙げていってる。 ラース・フォン・トリアーの話題になって、ふや町映画タウンのおすすめリ…

F・W・ムルナウ

twitterでお年寄り映画のオススメとして「最後の人」が挙げられていて 最後の人 [DVD] エミール・ヤニングス Amazon お年寄り映画に目のない私、twitterに投稿されたおすすめをみて、観てみることにした。 すっと重々しい映画だと思い込んでいたのだけど、す…

痴人の愛 (人間の絆)

痴人の愛(字幕版) レスリー・ハワード Amazon 今回観たのは谷崎じゃない方の「痴人の愛」。 先日からのベティ・デイビスブームの一環として鑑賞。ふや町映画タウンおすすめ作品(☆☆)。 モームの「人間の絆」が原作でファム・ファタールものだけど谷崎作品…

ウィリアム・ワイラー祭

続けざまにウィリアム・ワイラーの作品を観てる。先日観た澤島忠監督のインタビュー*1でもお手本として言及されていたし、twitterでもふや町映画タウンの常連さんがふや町がおすすめとして紹介してくれたおかげで出会えた作品としてワイラーのものを挙げてお…