ふや町映画タウンおすすめベスト1000

都会のアリス

都会のアリス(字幕版) リュディガー・フォーグラー Amazon 前から観ようとは思っていた。低体温でもやもやしたようなムードのスタートだけ観て後回しになったりもしていた。 自分自身がやるせない気持ちの時にちゃんと観始めたら冒頭の主人公の行き暮れ感…

エイト・セカンズ

ジョン・G・アヴィルドセン 1994年 全く自分の生活とかけ離れているロデオの話 これが面白い先日やっと観た「ロッキー」に引き続き、監督いいな、となる。 家族とのこと 大事にしてること アメリカらしく直球で語ってもらえるの気持ち良い

薔薇の名前

薔薇の名前(字幕版) ショーン・コネリー Amazon 「100分de名著」で原作を取り上げていた時、自分には結構難しく映画もそうかと緊張していたら、映画は楽ときいて鑑賞。 映画鑑賞後「100分〜」サイトを読んだら映画を観る前よりすっきり入ってきた。 www.nh…

ジョン・フォード後期作品

ジョン・フォードの後期の作品をいくつか観た。 まずは「ミスタア・ロバーツ」(55) ミスタア・ロバーツ(字幕版) ヘンリー・フォンダ Amazon 舞台は太平洋上の補給船 ジェームズ・ギャグニー演じるエゴイスト艦長の下で働くヘンリー・フォンダ(ミスタア・…

ストリート・オブ・ファイヤー

ストリート・オブ・ファイヤー [DVD] マイケル・パレ Amazon 84年 公開当時なんか流行ってるなあという気持ちでいたと思う。ふや町映画タウンのおすすめに入っていたもので観てみた。 ダイアン・レインがロックの歌姫の役。上手!と思ったら吹き替えらしかっ…

戦前松竹映画二本

戦前〜戦中映画を二本 1.東京の女 www.cinemaclassics.jp wowow のリメイクドラマ*1を観たあとこちらを。 オリジナルだけみていると大げさで拙くもみえる悲劇にドラマはうまい肉付けをし、「東京の女」の弟、良ちゃんの持つイノセントさを上手にソフトランデ…

リオ・グランデの砦

リオ・グランデの砦(字幕版) ジョン・ウェイン Amazon 政治ドラマや戦闘ものみたいなストーリーに家庭や異性を絡ませてあるとなんかごまかされたようなつまらない気分になりがちの自分だが、これは家庭の絡ませ方が秀逸で何よりそこを味わう作品だった。 …

カルネ

カルネ [DVD] フィリップ・ナオン Amazon ずっと以前子どもがまだ小さかった頃ギャスパー・ノエ監督の作品を子どものいる春休みに観ようとして友人に止められた。 もう30年位前の出来事だが今やっと鑑賞しなるほどと思う。が、勝手にそこから観もしないまま…

霧の中の風景

霧の中の風景 [Blu-ray] タニア・バライオログウ Amazon 初アンゲロプロス どの場面を切り取っても絵画のように構図が決まった美しい画面 冬の雰囲気を纏った姉弟の旅。言葉で間を埋めることなくあり方のみでその場にいる誰かそして観客に意味を突きつける。…

いぬ

いぬ 4Kリストア版 [Blu-ray] ジャン=ポール・ベルモンド Amazon 寡黙に事象だけがまず起こるフレンチ・ノワールでいきなり出てくる固有名詞も誰のことかわからず最初何がなんだかさっぱりわからない。 ただ冒頭、原題「デュロス」とは帽子のことであり、デ…

ドクトル・エム

幸せの追求を標榜する怪しげなCM操ってる連中の気持ちの悪さ などの少年SFシリーズみたいな空気で惹きつけ少々ツッコミたくなる気持ちも軽く凌駕 フリッツ・ラング作品に捧げられラングと名乗る登場人物も

アガサ〜愛の失踪事件

www.allcinema.net 1979年 マイケル・アプテッド アガサ・クリスティ ーが誰かと愛の逃避行をする話ではなく傷心の極みからのスタートダスティン・ホフマン 演じる米国有名ライターをうまく据え、周りの英国ぽさを際立だたせたりアガサらしい仕掛けがあ…

リオの男

1963年 フィリップ・ド・ブロカ 冒頭のタイトルデザインから洒落ててかわいいし出てくる車、飛行機、建築中の建物などデザイン一々いい。ベルモントの闘い方もローテクで洒落ているしあまりスタントも使われず汚れまくりつつされていて愛すべき作品。コミッ…

インテルビスタ

インテルビスタ [DVD] フェデリコ・フェリーニ Amazon 1987年 フェデリコ・フェリーニ 勝手にインタビューをまとめた映画か?と思い込んでいたらさにあらずフェリーニ がチネチッタ撮影所を、らしくもラフにみせてくれる。当時亡くなっていた ニーノ・ロータ…

復讐/運命の訪問者

復讐 運命の訪問者 [DVD] 哀川翔 Amazon 1998年 黒沢清監督 哀川翔が過去に傷を抱えたまじめな警察官という設定はとてもいい。寺島進の「おかえり」*1のように日頃他の作品ではやんちゃな方で爆発しているエネルギーが内に回って真面目なベクトルに生か…

アンナ・カレーニナ

「アンナ・カレーニナ」を二作品鑑賞 まずはグレタ・ガルボ主演 クレランス・ブラウン版。(1935)こちらはふや町映画タウンのおすすめ。 アンナカレニナ(字幕版) グレタ・ガルボ Amazon そしてジュリアン・デュヴィヴィエ監督、ヴィヴィアン・リー版。(1948) …

1000本ノック

はてなブログ「2ペンスの希望」の管理人 神戸山さんとは、父の大学の映画部、そして京都のVHS専門店 ふや町映画タウンという二つのつながりを通して知り合いにならせていただいている。 かねがね、ふや町映画タウンの大森さんと「映画1000本ノック」という話…

黄色いリボン、ハマのドン

「黄色いリボン」を朝家で観たあと、十三 シアターセブンで「ハマのドン」を。 「黄色いリボン」は 黄色いリボン(字幕版) ジョン・ウェイン Amazon 退役まで数日の騎兵隊大尉をジョン・ウェインが演じたジョン・フォードの西部劇。ふや町映画タウンのおす…

東京キッド

東京キッド [DVD] 美空ひばり Amazon ふや町映画タウンでは「エノケンは控え目登場がいい」という話が定説。この作品や「虎の尾を踏む男たち」*1が例として上がっていた。確かにそうかも。 この作品でもエノケンの出方いいし面白い。古いアパートでの自由す…

ゼンダ城の虜

ゼンダ城の虜(字幕版) ロナルド・コールマン Amazon ふや町映画タウンのおすすめ作品で、「修羅城秘聞」*1や「桃太郎侍」*2の源流ときき観てみる。 現実とかけ離れたようなタイトルだが釣りに来たイギリス人が、その国のあとつぎと顔がそっくりで入国管理…

ボディ・スナッチャー/恐怖の街

ボディ・スナッチャー/恐怖の街 [DVD] ケヴィン・マッカーシー Amazon 宇宙人によって複製が作られ人格を乗っ取られ画一化された人格になる恐怖を描いたもの。 子どもの頃怪奇漫画などで、家に帰ったら自分の複製が先に自分として振る舞って居座っており、自…

果てしなき蒼空、彼女は二挺拳銃

ふや町映画タウンおすすめの西部劇系映画を二本。 「果てしなき蒼空」(ハワード・ホークス 1952)と「彼女は二挺拳銃」(リチャード・セイル 1950) まず一本目の「果てしなき蒼空」 果てしなき蒼空(字幕版) カーク・ダグラス Amazon 川で半年も登って行…

ロッキー

ロッキー (字幕版) シルベスター・スタローン Amazon 物心ついた時から?テーマ音楽はずっときいてきた「ロッキー」 それ故観なくてもわかっているかのような錯覚に陥り観るのが遅くなった。だけどサブカルチャー史の番組で紹介されたり、ふや町映画タウンの…

奇跡の人

奇跡の人 [DVD] アン・バンクロフト Amazon こちらも有名すぎて観た気になっていたけど、ふや町映画タウンや常連さんのおすすめでもありやっと観た。 まずはヘレンのもとに派遣されたアン・バンクロフト演じるアニー・サリヴァンが「ガサツ」という評価を受…

バージニア・ウルフなんかこわくない

バージニア・ウルフなんかこわくない [Blu-ray] エリザベス・テーラー Amazon エリザベス・テイラーとリチャード・バートン演じる中年夫婦の、長年の共同生活からの憤懣。だんだんクレッシェンドをかけるようにはっきり語られ混沌としていくのだが観ていてい…

突破口!

突破口! [Blu-ray] ウォルター・マッソー Amazon 面白かった!銀行強盗した金がはからずもマフィアの隠し財産で、マフィアからも警察からも追われるウォルター・マッソー一派。彼のプロっぷりが工夫だらけで面白い。失敗してもB案で行く沈着さ。なんて素敵!…

銀河

銀河 ポール・フランクール Amazon ふや町映画タウンのおすすめ☆☆☆(かなりおすすめ) サン・ティアゴという大巡礼地を目指す初老と若者の巡礼者二人の時空を超えたロードムービー。ルイス・ブニュエル監督。 以前観てかなり好きだったコリーヌ・セローの「サ…

三つ数えろ

三つ数えろ [Blu-ray] ハンフリー・ボガート Amazon 若い頃に「マルタの鷹」を観てピンとこなく、どうもハードボイルド苦手かもと思ったのだが、そのあと「動く標的」*1やら「ロング・グッドバイ」*2やらしょぼくれ気味はイケる、と認識を新たに。ふや町映画…

果てなき船路

果てなき船路(字幕版) ジョン・ウェイン Amazon ふや町映画タウンのおすすめで観てみた。 船の群像劇、若きジョン・ウェインもほんの乗組員の一員という感じで回っていく。 船はこどもの時の学校のようにその中に入ってしまったら大して気の合わないものと…

「血塗られた墓標」、「処刑男爵」

マリオ・バーヴァ監督作品を二本。 まずは、ふや町映画タウンのおすすめに挙がっていた「血塗られた墓標」。 ゴーゴリ原作のイタリアンゴシックホラー。1960年作。 血ぬられた墓標 [Blu-ray] バーバラ・スティール Amazon 火あぶりになった魔女の復讐譚から…