「男の愛」、「若き日の次郎長 東海の顔役」

男の愛 たびだちの詩 作者:町田 康 左右社 Amazon 町田康の次郎長伝「男の愛 たびだちの詩」を読む。次郎長の養子であった禅僧・天田愚庵による名作『東海遊侠伝』をベースに現代によみがえらせた作品。 町田康の本を読んだあと、次郎長が侠客になるところと…

死んでもいい

死んでもいい [VHS] バンダイビジュアル Amazon 石井隆監督追悼の気持ちから鑑賞。 ダレない展開、動物のような惹かれ合う気持ち。巻き込まれているようにみえながら実は一番重罪の大竹しのぶ。途中彼女の名前が「名美」とわかり、石井隆監督の脚本作にいつ…

「次郎長と小天狗 殴り込み甲州路」、「喧嘩笠」

先日観た「悪名 縄張荒らし」での北大路欣也さん、元々田宮二郎さんが素晴らしい評判をとった「モートルの貞」を悪くない感じでリメイクされていて、そういえばとても若き日の「水戸黄門 助さん角さん大暴れ」なんかもよかった*1なとこれまた欣也さん若き日…

京都 近現代建築ものがたり

最近オンライン講座にちょこちょこアクセスしている。先日参加したフランソア喫茶室の話*1も聞き手の京都市京セラ美術館ディレクターの前田尚武さんの聞き方もとても良くて、前田さんから「まいまい京都『あつまれモダン建築部』」 www.maimai-kyoto.jp に引…

京都の文化サロン フランソア喫茶室

先日佛教大学のオンラインセミナー「建築から読み解く歴史」という講座の「京都の文化サロン フランソア喫茶店」を聴講した。四条の老舗喫茶フランソアの創業者の娘さん 今井香子さんのお話を京都市京セラ美術館ディレクターで学芸員の前田尚武さんが聴かれ…

「悪名縄張荒らし」、「悪名」

NHKのBSプレミアムで再放送している田辺聖子がモデルのドラマ「芋たこなんきん」をすごくゆっくりゆっくり観ているのだけど、國村準氏演じるパートナー、カモカのおっちゃんの父を演じる小島慶四郎さんのとぼけた味が気になり、小島さん出演作の「悪名・縄張…

ライムスター宇多丸の映画カウンセリング

ライムスター宇多丸の映画カウンセリング (新潮文庫 う) 作者:宇多丸 新潮社 Amazon 以前宇多丸さんのラジオで事前になんの情報も集めず、興味を持っているわけでもなしのまっさらな心で映画を観にいって感想を述べるコーナーを聴いていて私が関心ない映画で…

「それから」、「お嬢さん」

「逃げた女」*1がきっかけになり、韓国映画づいている。 まずは「逃げた女」と同じくホン・サンス監督の「それから」。本の仕事をしている人間の物語で最後には夏目漱石の話も登場する。 「それから」、森田芳光版の映画では、松田優作演じる主人公がかって…

オスカー

オスカー [DVD] シルベスター・スタローン Amazon 「希望の街」*1,、「ベイビー・イッツ・ユー」とジョン・セイルズ作品の中で繊細で魅力的な男子を演じている姿が気になり始めたヴィンセント・スパーノ。80年代に観た「グッド・モーニング・バビロン!」…

スイング・シフト

www.allcinema.net ゴールディ・ホーンの映画が観たくて借りてみたが・・・ゴールディ・ホーンの姿はかわいらしいのだが、筋にモヤモヤ。日本の真珠湾攻撃でエド・ハリス演じる夫が出征、その間に軍需工場で働くホーン、工場の現場主任(カート・ラッセル・…

逃げた女

逃げた女(字幕版) キム・ミニ Amazon 韓国のロメールとの評判をきいていたホン・サンス作品をはじめて観た。ほんとにお隣さん感覚の映画。荻上直子監督の作品世界のような姿でありながら、問題投げっぱなしでこっちに波紋を残す楽しさ。意識的なズームは小…

犬王

inuoh-anime.com 一足早く観に行った方々が、音楽に注文をつけておられ、心配しながらの鑑賞だったが、私は満足。 アニメーションスタジオ サイエンスSARUの仕事のすばらしさ、この冬に観ていた「平家物語」のクオリティの高さで実感しており、 平家物語 Blu…

ミッシング

ミッシング (字幕版) ジャック・レモン Amazon twitterでジャック・レモンの役の冷静さを褒める言葉を拝見し鑑賞。最近ジャック・レモン好いていて、60年代の映画をちょこちょこ観てきたが、そうだったそうだった、後年「チャイナ・シンドローム」(未見だが…

「人生劇場 飛車角と吉良常」、「血槍富士」

人生劇場 飛車角と吉良常 鶴田浩二 Amazon 「人生劇場」、先日観た沢島監督版*1(第一巻のみ)に続き、内田吐夢監督版を。 鶴田浩二が主人公なのは一緒だけど、私にはこちらの方が人間ドラマが感じられ好きだった。こちらのほうが鶴田の情婦のふらふらした感…

メイトワン 1920

eiga.com 「ブラザー・フロム・アナザー・プラネット」*1以降集中的に鑑賞しているジョン・セイルズ監督作品。 明らかな力の不均衡のもと、労働搾取が行われているアメリカの炭鉱。ストをしているところに、スト破り人材が投入され内輪もめで力を分散させら…

日本人の勲章

日本人の勲章(字幕版) スペンサー・トレイシー Amazon 第二次世界大戦中の米国の日系移民の立場が物語の核。倉本聰脚本実相寺監督のドラマ「波の盆」*1でも日系移民の苦悩を移民家族自体から描いていたが、こちらは、日系移民をみる米国民のこころということ…

新幹線大爆破

新幹線大爆破 高倉健 Amazon 3月末に山本圭さんがお亡くなりになられた時、この作品での悔しそうな圭さんの演技を思い浮かべて追悼する方が多かった。私の圭さんのイメージは遺作にもなった倉本聰の、テレビ関係者のみの高級老人ホームが舞台のドラマ「やす…

人生劇場 飛車角

人生劇場 飛車角 鶴田浩二 Amazon 「人生劇場」、こちらも名前はきいていたが未体験ゾーンの映画である。色々な監督のバージョンがあるらしいが、東映明朗時代劇で馴染んでいる沢島忠監督版(1963年)のこちらをまず観てみる。 いきなり村田英雄の「やあ…

若大将対青大将、アルプスの若大将

若大将対青大将 加山雄三 Amazon 若大将シリーズを観たことがなかったのだけど、気楽なものを観てみたい気分&田中邦衛さんが亡くなられた時、若大将シリーズの青大将が代表作に挙げられることが多かったので一度は観とかなければと「若大将対青大将」(19…

最果ての地

最果ての地 (字幕版) Mary Elizabeth Mastrantonio Amazon ジョン・セイルズ、監督作の「ブラザー・フロム・アナザー・プラネット」「希望の街」*1や脚本作品「ブレイキング・イン」の手際の良さ、面白さに感銘を受け、またまたこちらの監督作を鑑賞。 タイ…

日本の黒幕

日本の黒幕 佐分利信 Amazon これは一体。。テンション高めの芝居の連続で長い予告編を観ているような気に。ロッキード事件の話だけど特別その内実がわかるわけでなく知っていることを変な脚色で見るだけ。 田村正和が佐分利信演じる児玉誉士夫がモデルとさ…

盗まれた欲情

盗まれた欲情 長門裕之 Amazon 中河内にドサまわりのテント劇団がやってきて、だしものは、ストリップめいたカンカンショーと、みんながよく知っている古典的芝居。テント劇団に場所を貸してやる懇意のケチな地主の息子に小沢昭一。劇場での物販で一儲けしよ…

酔っぱらい天国

酔っぱらい天国 津川雅彦 Amazon 渋谷実監督 1962年。 陽気なタイトル、笠智衆や三井弘次、伴淳三郎がべろんべろんになって威勢だけ良い冒頭でうっかり最後まで楽しむつもりでいたら。。。ああこれは渋谷実監督作品だったな、それだけでは済まされなかっ…

ブラザー・フロム・アナザー・プラネット、希望の街

ジョン・セイルズ監督の作品を二本。 一本目 ふや町映画タウンの【けっこうおすすめ ☆☆】の「ブラザー・フロム・アナザー・プラネット」(1984) ブラザー・フロム・アナザー・プラネット <HDマスター版> [DVD] ジョー・モートン Amazon 壮大なSFものだったら苦手だな、と思</hdマスター版>…

木村家の人びと

木村家の人びと 鹿賀丈史 Amazon 「居島一平・坂本頼光の暗黒迷画座」という映画紹介トークがyoutubeで公開されている。 youtube.com 最初に見た「悶絶どんでん返し」の解説がすごく面白く、続けて「小原庄助さん」の回も拝見。そこで「小原〜」で奥さん役…

あなただけ今晩は

あなただけ今晩は ビリー・ワイルダー監督 [Blu-ray] ジャック・レモン Amazon 三谷幸喜氏のビリー・ワイルダーやジャック・レモンへのリスペクトがわかる作品ときいての鑑賞。 舞台はパリ。ジャック・レモンが途中から英国紳士に化けたりするのだが、そのと…

雪の断章 ー情熱ー

雪の断章-情熱- [Blu-ray] 斉藤由貴 Amazon 珍妙なところあれど不思議な魅力がある映画ということで観てみた。85年相米慎二監督作品。「探偵物語」(83年)や「Wの悲劇」*1(84年 こちらでも世良公則が大事な役)、「はるか、ノスタルジィ」*2(93年 北海…

地上

吉村公三郎監督 1957年作の「地上」を鑑賞。 地上 [DVD] 川口 浩 Amazon MONさんという方のかわいいイラストがビデオジャケットに使われている。 MONさん、名前で検索したら「あの子を探して」や「点子ちゃんとアントン」の楽しいイラストエッセイも紹介され…

愛のめぐりあい

愛のめぐりあい ジョン・マルコヴィッチ ソフィー・マルソー HBX-107 [DVD] ジョン・マルコヴィッチ Amazon アントニオーニの執筆した小説原作の4話のオムニバスドラマ。1995年。脳卒中で倒れたアントニオーニが製作費調達で行き詰まり、ヴェンダースが製作…

書かれた顔

eiga.com この作品を前回観たのは2004年頃。舞踊家 大野一雄さんの姿を観るため。そして、大野さんの朽ちかけた薔薇のような美しさを味わったのだった。 今回は坂東彌十郎さん経由の鑑賞。現在大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で北条時政役で注目を集めてい…