ジョルスン物語

 

 

和田誠さんの愛する作品

「お楽しみはこれからだ」という和田さんの本のタイトルはこの映画の主人公アル・ジョルスンのセリフから。アル・ジョルスンが初のトーキー映画ともいわれている「ジャズ・シンガー」に出たのは 1927年、この映画は1946年の作品で、別の人が演じているが声はアル・ジョルスン自身の吹き替えだという。

もうショーで唄うのが好きで好きで芸道バカ一代みたいになってしまいがちなアル・ジョルスン。好きなことに夢中になりすぎる罪って誰でも多かれ少なかれあるよな。。

実話との乖離もあるだろうけれど彼の少年時代から中年期までテンポ良く一気に描きあげている。

アル・ジョルスンは田代まさしの居たシャネルズみたいに顔に墨を塗って舞台に登場したりする。昭和期には何ら気にせずシャネルズをみていたのに今や知らぬうちに令和ナイズされてしまってる自分はちょっとハッとしてしまう。