2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

秘密 8

犯罪被害者の脳から生前の映像記憶を取り出して・・というストーリーだけに基本すごいシリアスドラマなのだが、ところどころ笑いどころが作ってあってそれがなかなかおもしろく、うまい息抜きになって、すごいストーリーを一気に読ませる。 今回は大地震直後…

キャリアこぎつね きんのまち 1〜3

「キャリアこぎつね きんのもり」の続編。ホテルのキャリアウーマンが預かることになった童子も小学受験ということで、なんか途端に自分にとって別世界のはなし、みたいな気分になってきてしまった。それまでの幼い時の子育ての苦労話の方が普遍性があったな…

冬冬の夏休み

侯孝賢監督は小津安二郎監督へのオマージュで「珈琲時光」も作っていて、わたしはこの映画も小津映画的なものをすごく感じたのだけど(淡々と起きたことを描く雰囲気、赤いさし色など)wikipedeiaによると監督になってずいぶんしてから小津映画をみはじめた…

オードリーとフランソワーズ

山崎まどかさんにとっての乙女の定番を紹介した本。映画をみているとき根幹のストーリー運びは今ひとつでも、とにかく出て来た部屋の雰囲気はよかったなぁ・・みたいな気分になることがあるのだけど、ここで紹介されている映画はちょっとそういう気分になら…

ルシアンの青春

先日読んだ四方田犬彦氏とシネカノンの李氏の対談で、この映画のことがとりあげられていて、かっこいいレジスタンス側を描くのでなく、ナチに協力してしまうような立場の人間を描くルイ・マルの視野の広さ、という話だったのだけど、ほんと誰もが認め応援し…

三国志 18巻

横山三国志では「むむむ」が有名だという記事(こちら)を拝見して、なんだかそのことを意識して読んでいたら、ほんとだ!なんか別の楽しみが。馬超に魅力感じる。動物の顔のようなかぶともなんだかいいし。三国志 18 (愛蔵版)作者: 横山光輝出版社/メーカー…

口笛の歌が聴こえる

四方田犬彦氏の「ハイスクール1968」*1に描かれていた東京の風景や、公開していた映画など、あの時代のテイストがすごく好きで、同じようなものを味わえる本をおたずねしたら本に詳しい方が教えてくださったのがこの本。昭和六十年に刊行されたのでちょっと…

ナニカアル

この表紙をみただけの時、まさか林芙美子のおはなしだとは全く想像してなかった。桐野さんお得意のドロドロ系?の気配が漂っていて。。。 基本かなりきっちり林芙美子のことを調べて書かれた物語だと思う。おはなしとしてみていた映画の「浮雲」のストーリー…

飯田市川本喜八郎人形美術館へ

連休のとき、時間に余裕ができたので前から行きたかった飯田市川本喜八郎人形美術館へ。 諸葛孔明がお迎え。館内は入ったところの撮影スポットだけしか撮影できず、写真での御紹介はできないけれど素晴らしかった!NHKでされていた平家物語、三国志の人形が…

色即ぜねれいしょん

原作を読み終わった時のきゅんときた感じの量は少なかったけれど、原作の感じを損なわず上手に映画にしてあるなぁと思う。主役の渡辺君は口許がみうらじゅんに似ている感じがするし、みうらじゅん、若い頃こうだったかも・・という気分になる。エンドロール…

パッチギ!対談篇

「パッチギ!」のプロデューサーでシネカノン代表の李鳳宇氏のことはあまり知らなかったのだけど、どうも京都や大阪の自分の大好きな映画館とも関わっておられる感じ?この本が発行されたのは2005年。今、李氏は、ピンチのようだけど、東京の進学校出の四方…

乙女日和

amazonの書評をみていたら、軽い感じの本でなくてきっちりしっとり書いてある風だったので読んでみた。まさにその通り!お菓子箱にお気に入りの包装紙を切り取って入れているだけ、っていうのでなく、そのお店の歴史、製造現場、そのお菓子が登場した当時の…

プリティ・ベビー

この映画が公開された時、センセーショナルな扱い方をされていた感じで、なんだか誤解をしていたのだけど、ガーリーッシュな世界の人がすすめているのを読んで、借りてみたら・・素晴らしかった!ブルック・シールズのアンバランスでかわいらしく、この時期…