色即ぜねれいしょん

原作を読み終わった時のきゅんときた感じの量は少なかったけれど、原作の感じを損なわず上手に映画にしてあるなぁと思う。主役の渡辺君は口許がみうらじゅんに似ている感じがするし、みうらじゅん、若い頃こうだったかも・・という気分になる。エンドロールの登場人物欄にみうらじゅんの名前が出てきて、どこだったっけ?と思ったが、再度みていたら多分主人公が投稿するラジオのDJ役かな?未来の自分が若い自分にアドバイスという私の大好きなシチュエーションだなぁ。
しょっぱなの主人公の妄想シーンはちょっと長いかな?けれど、主人公の頭の中と現実のギャップを表現するのにはああいう方法がいいのかな・・乱暴な声とかも苦手な私はしばらく入り込むのに時間がかかったけれど、ユースでのヒゲゴジラとのシーンとかでもうほんとかわいらしくて愛おしくてたまらなくなった。高校生の息子がいるからオカン目線でそうなったのかな?今の子たちはああいう表現の仕方ではないかもしれないけれど、悩みは同じという部分もあるのじゃないかな・・
山下敦弘監督の映画などでの怪演っぷりが印象的な山本浩司氏がユースのまじめなお兄さん役で、はじめみたことある顔なんだが・・となかなか結びつかなかった。塩見三省氏もめがねもあるのか落ち着いた役柄のせいか今までと印象だいぶ変わっていたなぁ・・大竹まこと風のこの人は誰?と思ってしまった。

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