パークライフ

いつの頃からか自分の中で「芥川賞のもの=難解。別の世界」のような勝手な図式ができてしまってい、敬遠気味だったのですが、この本は、登場人物の毎日がとても身近で入り込みやすかったです。タイトルから世捨て人的に公園で暮らす人のはなしかと思いきや、そこまで いってしまっていない、公園で時間を過ごすことを日課にしている東京のサラリーマンの日常ということでスターバックスをはじめ、いろいろな固有名詞がとっても身近です。一緒にはいっていた「flower」もなんですが、惰性でやっている毎日から一歩踏み出そうかな。。というようなことがテーマのような気がしてまんまるくおさまったりはしないけれど、いい後味を残す作品だった。

パーク・ライフ

パーク・ライフ