溝口監督の映画をはじめてみたのは遺作「赤線地帯」。
もともと赤線の建物に興味をもったことからみたのだけど、人間ドラマのおもしろさ、すべてがきまっている様子がとてもよくて次は「祇園の姉妹」をみた。
これもさすが名作の誉れ高い作品。
「赤線地帯」と同じくドライな女の人が生き生き描かれているのにうっとり。そして戦前の作品なのにまるで古さを感じなかった。
妥協のない映画作りが特徴の溝口監督のそばにいた人たちの貴重なはなし、全作品の解説など溝口監督に関心をもちはじめもっともっと知りたい人にぴったりの本。
溝口健二―情炎の果ての女たちよ、幻夢へのリアリズム (映画読本)
- 作者: 佐相勉,西田宣善
- 出版社/メーカー: フィルムアート社
- 発売日: 1997/09
- メディア: 単行本
- クリック: 6回
- この商品を含むブログ (4件) を見る