雨ぞ降る

「愛の調べ」*1というクララ・シューマンキャサリン・ヘップバーンが演じた映画をみてこのクラレンス・ブラウンという監督のかっちりとした映画の作り方が好きになった。その後みた「燻ゆる情炎」*2というのも、昼メロにもありそうな起伏に富んだストーリーながら決して品が悪くならなく、いい感じにまとめてあって信頼できる感じだった。で、さらにこの映画もふや町映画タウンのおすすめのしるしがついていたので借りてみた。
1939年の作品で、インドのランチプールというところが舞台。アカデミー賞特殊撮影賞を受賞したという。当時ちょっとパニックムービーみたいなものがはやっていたりもしていたらしい。
この作品も、昼メロにでてきそうな設定でもあり、ありがちなストーリーでは女同士のドロドロとかに発展しかねない題材なんだけど、そういう風には描いていない。今までみた三作品とも女がいやらしく描かれているのをみたことがなく、なんかそこら辺気持ちがいい。出てきた俳優さんの中で名前を知っていたのはタイロン・パワーという人だけ。でも若い方のヒロイン、ブレンダ・ジョイスという人はターザンの二代目ジェーンだったらしい。

雨ぞ降る【字幕版】 [VHS]

雨ぞ降る【字幕版】 [VHS]

  • 発売日: 2000/12/11
  • メディア: VHS