LIFE

かもめ食堂」や「めがね」のフードスタイリストの飯島奈美さんが日常的なストーリーの中のお料理の作り方をすごく丁寧な写真とともに紹介したもの。気取った雰囲気重視のものでなく、たとえば「夏の終わりの天ぷら」だとすると

夏の終り、からだがくたびれてくるころ。
おかあさんはサッパリしたものが食べたくて、
子どもはこってりたっぷり食べたくて、
おとうさんはビールのおつまみがほしい…

こんなシチュエーションの中の天ぷら、ということ。飯島さんの関わった映画の中のお料理のように丁寧であったかな雰囲気が漂っていてすぐつくりたくなるし、また解説がきちんとしているので(飯島さんが基本的な料理でも何度も何度もちょっとずつ分量をかえてちょうどいいレシピを作られるということはどこかで読んだことがあった)、今回図書館で借りたのだけど本当は手元において使いこなしたい本。子供にも使ってほしい本。