2005-09-11から1日間の記事一覧

アイドル万華鏡

初出誌の性格からだと思われるけれどかなり扇情的にまとめてあるけれど、基本的には常にクールに低姿勢でアイドルをほめ殺したりからかったりかなりしているのがひとつの芸域に達している感じ。あまり親しくない人に「どんな本読んでるの?」なんていっての…

浄土

町田さんはなんと上手に日常を表現できる人なんだろう!彼のエッセイなど読んでいると会社を3日でやめたようなことが書いてあるのだけど、会社のはなしもすごくリアル。そして「仕事のできる女性」の立場ではなしがすすめてあるのがとってもおもしろい。怪…

マエストロ1

さそうあきらさんのコミックはやはり音楽の世界を描いた「神童」*1もよかったのだけど、「マエストロ」も傑作。なんか出て来る人がみんな渋くて、うわついてなくていい!主人公のコンサートマスターもはじめ冷たく見えるのに実はオーケストラをまとめるため…

誤読日記

2000年春〜2004年秋まで、週刊朝日やアエラに連載されたブックレビューの単行本化だそうですが、ボリュームも楽しめるし、批評の笑えるタッチがなんともいえずよろしい!取り扱っている本も読んだことはなくてもああいう本だろうな、と知っている本…

またたび

伊藤さんの「良いおっぱい、悪いおっぱい」などの出産、子育て本、本当に大好きで参考にしてきた。今手元になく、ちゃんと引用できないのだけど、「ぐうたら」や「ずぼら」を基本にやっていきましょうという感じで私もずっと実践してきている。そして、この…

漢方小説

最近仕事をかわって小説を読むのがめっきり減っていた自分。環境の変化についていけず落ち込んだりすることも多かったけれどこの本はそんな自分にうってつけだった。読みやすいし身近。表現とか「考え抜かれて書き込まれた」という感じでないところもあった…

しかたのない水

たしかテレビ「週刊ブックレビュー」で話題がでていて興味をもったのでよんでみた。井上光晴にこどもさんがいてその方が荒野さんというというのも新鮮だったしタイトルもいい感じだったので。フィットネスクラブを中心にすえて、そこに来ているいろいろな人…

Q&A

まわりの人が恩田陸さんをほめるもので一度読んでみたかったのだけど、これはとっかかりとしてとてもよい本だった。あるスーパーで起きた大惨事の謎を質問と答えという形ですすめていくこの作品。話題も身近だし、どんどん読ませる。全体像をいろんなところ…