草津温泉へ

急な家族の思い付きで草津温泉へ。「草津よいとこ」という曲のイメージよりずっと避暑地っぽい雰囲気のところがある。「知床慕情」「襟裳岬」にしても、曲のイメージがしっかりしすぎていて、勝手に「こういうところ・・」というイメージを持ってしまうが、出会ってみて、曲の固定観念ないほうがいいと思ったりしてしまう。富良野でもずっと「北の国から」の音楽が流れているのがちょっと残念だったこともあり、曲で有名になるのだろうけれど、そういうバイアスなしで出会うチャンスを奪う場合もあるなあと、これは曲によらずなんでもだなあと思ったりしている。ある人の紹介でそういうもの、と決めつけてしまうことがあって、それが作品に出会うチャンスを阻害してしまう場合だってあるだろう・・

さて、去年まで息子が信州にいて、信州との心の距離が大変近くなっているのだけど、今回草津温泉に行くときも、松代の温泉に寄ったり、帰りも上田に寄ったり、ちょっとずつ信州との出会いが増えていってる。
友人が銀閣寺のアンティークショップ迷子で購入して見せてもらったこの本も年々知っている地名が増えておもしろい。

信濃毎日新聞社によるこの本は信州の郷土史研究会の方々が解説を担当されていて(西洋館部門の荒川久治さん。。このお名前はどこかで覚えがあるような・・)きっちりと調べてあって、刺激が多い。

気になったメモ
信州大学医学部構内にある旧松本五十連隊の炊事場
大阪城の近くの旧・軍の施設もレンガ造りで気になるものだったなあ・・

穂高の旧有明高原寮
テレビドラマ「鐘のなる丘」の舞台となり「とんがり帽子の時計台ー」の歌で広く親しまれた建物だそう。明治の中頃長野市鶴賀に建てられた木造三階建ての大きな遊郭花柳界が衰微した大正八年に片倉の資本による有明温泉が買い取って移築。その後は終戦直後混乱期に松本少年院、昭和24年からは法務省の国立少年院・有明高原寮として全国でも数少ない施設だったとか。

こちらのページにも上に書いたことが「鐘の鳴る丘集会所」となったその後も含めて詳しく書かれている。