2004-08-07から1日間の記事一覧

これ、なんですか

スネークマンショーについて調べ上げ、ネタなどを採録した本。 今だからこそ語れるところもありおもしろかったけれど、スネークマンショーのネタはやっぱり音楽や間合いの複合体。 耳できいてこそおもしろいのだろうな、と思う部分も多かった。よりぬきスネ…

ベスト・オブ・ドッキリチャンネル

森茉莉さんって耽美的な話を書き、美意識の発達した方というイメージが強かったのだけど、群ようこさんの書いた評伝「贅沢貧乏のマリア」を読んでからこの本を読むと、なんかかわいらしい人、という風にみえて仕方なかった。ずけずけ書いてあるけれど自分の…

虹の岬

映画にもなったようなのだけど、そちらの方は未見ながら、京都のそれも自分の住んでいる左京区の北白川や法然院あたりが舞台になっていて、谷崎潤一郎や、吉井勇さんが登場するので興味をもって読みはじめた。それらの方々とゆかりのある地に今自分が住んで…

日々是作文

山本文緒さんの31歳から41歳までの、あっちこちに書かれた文章をまとめたもの。恋愛テーマで女性誌からリクエストされて書かれたものとかは「”恋愛スイッチ”は常にオンにして」だとか、ちょっと電車で読むのに照れるようなタイトルがついていたりする。…

ヨーロッパぶらりぶらり

自分は文章をかくとき、遠慮してしまってどう思ったのかさっぱりわからないものができあがりがちなのだけど、山下氏の文章は、そういうつまらない思惑がないところがおもしろい。、でもさすがに多少は遠慮されているのかな〜というところも味がある。(そこ…

日本ぶらりぶらり

吉田戦車さんがこの本の姉妹編だと思われる「ヨーロッパぶらりぶらり」をすすめておられる、というような文章を前に読んだことがあり、そこから山下清氏の著作に関心をもっていた。手にとってみたら中の絵のかっこいいこと!「裸の大将」として、テレビや映…

吉田電車

吉田さんは人生の機微を観察して、そこに生じる当惑したような感情を表現するのが上手なんだなぁ。。だからマンガもおもしろいのだなと気づかされる電車エッセイ。「吉田自転車」の続編にあたる本。小さな旅の気分ももちろん満載だけど、それは日常を忘れて…

俺の巨匠

70年代。どろどろしたような、屈折したエネルギーを感じるような時代。自分の小学校から高校までくらい、成長に一番大事な時期がこの70年代だっただけに、70年代のことにくすぐったいような、あこがれのまじったような興味をもっています。この本は日…