70'S

オー!ラッキーマン

オー!ラッキーマン メディア: DVD この商品を含むブログを見る (みたのはvhs) マルコム・マクダウェルがH.G.ウェルズを演じた「タイム・アフター・タイム」*1がとてもすてきでこの作品をみた。役柄の種類としては「タイム・アフター~」と「時計仕掛け~」…

悶絶どんでん返し

ものすごくよかった。神代監督の音楽の使い方おもしろいなあと思うこと多いが今回は特に。矢野顕子の「あんたがたどこさ」や「金太郎」、ショパンの葬送行進曲。。使い方がうまくて面白い。ストーリーもテンポがよくて、ばかばかしくも疾走感がありなかなか…

Mr.ジレンマン 色情狂い

1979年劇団 東京乾電池系列の面々(柄本明、ベンガル、高田純次など)が出演の コミックポルノ。真剣なお客さんをおいてけぼりにしないだろうかと思うほど他愛なくハッスル。このころの柄本明は現在の柄本佑に似ている。 Mr.ジレンマン 色情狂い [DVD] …

タイム・アフター・タイム

タイム・アフター・タイム [VHS] 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ 発売日: 1987/01/30 メディア: VHS この商品を含むブログを見る ふや町映画タウンの☆☆(けっこうおすすめ!!)作品。 マルコム・マクダウェルが、H.G.ウェルズに扮し、タイムマ…

犯す!

犯す![ビデオ] 出版社/メーカー: にっかつビデオ 発売日: 1994/04/08 メディア: ? この商品を含むブログを見る タイトル、出てくる出来事、まぎれもなくセクハラ(どころではない?)物件だけど、犯人役に蟹江敬三氏を据えることにより、それを超えた物語に…

HOUSE

HOUSE (ハウス) 発売日: 2013/11/26 メディア: Prime Video この商品を含むブログを見る 以前はホラーがあんまり好きでなく、この作品を見るまでに時間がかかってしまったが、別に怖がるような作品でなく、映像の遊びと飛躍と青春、戦争の爪痕をまぜこんだ大…

ハレンチ学園

ハレンチ学園 発売日: 2013/11/26 メディア: Prime Video この商品を含むブログを見る やっとこの自分の小学生時代の話題作を。荒唐無稽で、今の時代には全くそぐわないけれど、男子中学生の妄想みたいな変な魅力がある。「親びん」とか「~でげす」という…

十九歳の地図

十九歳の地図(VHS)カラー 109分メディア: VHS中上健次原作作品。 19歳の、新聞配達をして生計をたてている予備校生の鬱屈。すごい情熱で配達先の気に入らない人間のリストや地図を作成し酷い目にあわせてやろうと日々夢想。電話をかけたり直接行動にも出る…

おれの行く道

www.eigeki.com 衛星劇場にて。 アイドル街道をまっしぐらだった西城秀樹と田中絹代 の共演映画。(西城秀樹の出番は少ない。)映画自体のテーマは田中絹代の財産をめぐる家族の底の浅いお話だけど、家で家事手伝いみたいな立場の次女(夏純子という方らしい…

恋の大冒険

s45 羽仁進監督作品。今陽子が上京してきて、インスタントラーメンの会社の寮に入ったり、街中でミュージカルシーンというところは、平成の朝ドラ「ひよっ子」的世界。和田誠のイラスト、皆川おさむ、前田武彦、土井まさる、佐良直美、熊倉一雄と当時テレビ…

濡れた壺

1976年3月公開の小沼勝監督作品。谷ナオミ氏のおさえにおさえた演技+和服のうなじ、マネキン工場でのいたぶりが印象的。周りの女たちとの見事な対比。冒頭映る新宿の場外馬券売り場(東口と南口をつなぐガードレールの下)が懐かしい。谷ナオミの父が一見大…

忍ぶ川

忍ぶ川 発売日: 2004/10/29 メディア: DVD この商品を含むブログを見る 木場や洲崎パラダイス、浅草、青森のロケ、そしてカメラの叙情がとても素晴らしかった。撮影は黒田清巳という方だそうだ。「竹山ひとり旅」*1や「讃歌」*2「裸の十九才」*3など撮られて…

讃歌

新藤兼人監督版「春琴抄」。ちょうど直前に見た神代版「鍵」*1でモダンでクールな娘を演じておられた渡辺督子さんが主演。百恵ちゃん友和バージョン*2とかだと民主主義社会的な視点で理解しうる美しい物語にしあげてあったのが、こちらでは丁稚は丁稚という…

鍵 [VHS] 出版社/メーカー: 日活 発売日: 1999/12/22 メディア: VHS この商品を含むブログを見る 市川崑の方の「鍵」は以前みていたが、あちらはオーソドックスな暗さがじんわりしていた印象で。。こちら、神代監督版はおかしみが強調されテンポがよくとても…

花芯の刺青 熟れた壷

熟れた壺 花芯の刺青[ビデオ] 作者: 谷ナオミ 出版社/メーカー: 日活 発売日: 1995/09/01 メディア: 単行本 クリック: 1回 この商品を含むブログを見る twitterでこの作品の紹介が引用されていて「歌舞伎」や「江戸千代紙人形」の言葉が気になり借りてみる。…

天使のはらわた 赤い教室

昭和53年 曽根中生監督作品。 樋口尚文氏の「ロマンポルノと実録やくざ映画」には、「七十年代の日活ロマンポルノを代表するーーというより日本映画を代表する傑作であることは間違いない」と書かれている。 ヒロイン名美役の水原ゆう紀氏は宝塚出身の清純派…

桜の森の満開の下

桜の森の満開の下 [VHS] 出版社/メーカー: 東宝 発売日: 1988/04/05 メディア: VHS この商品を含むブログを見る ふと頭に浮かんだのはダニエル・シュミットの「ラ・パロマ」。耽美な世界にいききってしまうある種の幸せ。 若山富三郎、殺陣のときなど、勝新…

天皇の世紀 第一部

天皇の世紀 DVD-BOX (4枚組) 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店 発売日: 2010/12/22 メディア: DVD クリック: 2回 この商品を含むブログを見る みたのはvhs版 先日みたドキュメンタリーになっている第二部*1のはじまりに、大佛次郎氏のことばとして、「天皇の…

天皇の世紀 第二部

「天皇の世紀」のテレビドラマ版がふや町映画タウンに入荷した。どうも天皇の世紀というのは一部と二部になっていて第一部はテレビドラマ、第二部はドキュメンタリーだったよう。(wikipedia参照) この機会に、と、以前日本映画専門チャンネルの伊丹十三特…

わが街わが青春-石川さゆり水俣熱唱

わが街わが青春-石川さゆり水俣熱唱- [IF DVDシリーズ2 公害の原点・水俣から学ぶ] 出版社/メーカー: 株式会社シグロ 発売日: 2006/03/31 メディア: DVD クリック: 9回 この商品を含むブログ (1件) を見る みたのはvhs版 水俣病関連の土本監督のドキュメンタ…

恋は緑の風の中

Movie Walker日本映画専門チャンネルにて1974年家城巳代治監督作品。70年代の中学生の様子、風景が身近すぎて熱心に見入る。例えば、八百屋に並ぶサンキストオレンジのロゴ、部屋に置いてある花柄の魔法瓶、中学生たちが一生懸命作る部屋の当時っぽいかわい…

地の群れ

最近になってやっと原爆の被爆者が差別されたりする二次被害があったことを知った。その感じは今現在起きている世の中の出来事でもまだ継続中だ。 井上光晴の原作で、佐世保の基地付近の原爆被災者が集まってきてできた集落、そしてそこを囲む複雑な差別の構…

サチコの幸

上村一夫原作 武田一成監督。昭和51年作品。 舞台は昭和26年頃の新宿二丁目 上村一夫の絵もとりいれられ、四畳半フォーク的な空気も濃厚。浅香光代がサチコたちの住んでいるところの女将に扮しているが、猿を飼っていたり独特の空気をまとっている。 鈴木…

愛のさすらい

原題 「THE TOUCH」。1971年 イングマール・ベルイマン監督作品。 先日NHKの玉三郎さんの「伝心」という番組で「阿古屋」の解説をされながら、ケレン味と文学性の話をされていたが、最近よく言えばケレン重視のような映画を観続けていたので、久しぶりに、描…

鬼の詩

movie walker 冒頭 原作者藤本義一と笑福亭松鶴師匠の対談あり。ATGらしさ、70年代の香りも漂って堪能した。 伊勢大神楽の二十三代山本源太夫氏の名前も製作協力のところに。昨年1月にNHKでみた「疾走!神楽男子 伊勢大神楽の若き獅子たち」という番組を思…

水俣 −患者さんとその世界−(1971年)

ビデオジャケットより 水俣病をひき起こした公害企業チッソに対して立ち上がった、水俣病被害者たちのはじめての記録映画。一九七〇年代、公害問題の拡がりとともに全国で上映され、水俣病の裁判や運動への関心を集める大きな力となった。 一緒に貸してもら…

森浦への道

1975年イ・マニ監督作品。 ふや町映画タウンの監督一覧をみていると、店主大森さんのふるいにかかった映画だけでも世の中にはまだまだ私の知らない監督や作品があるんだなあと感じさせられる。 この映画も、監督一覧でみつけて、どんな映画か検索したら好み…

百年の夢

映画COM スロヴァキアの老人ばかりの村で静止画と動画を組み合わせて、そこに生きる人を撮ったもの。人形細工なども組み合わせたり、また鶏や家畜がおもしろい角度で組み合わされていたりしているところは、シュヴァンクマイエル*1と、全体の雰囲気は「リト…

白い指の戯れ

all cinema 1972年 村川透監督作品。脚本神代辰巳。主人公伊佐山ひろ子の最初の相手が口ずさんだり、中盤の泡だらけになってのバカ騒ぎの時のサイケな空気も漂う場面に流れる俗謡風の音楽に、時代や思想はどんどん西洋の影響を受けつつもなにか姿かたちや性…

旅の重さ

昭和47年斎藤耕一監督作品。 若き高橋洋子と秋吉久美子。(秋吉久美子の出てくるところは少ないがとても印象的。)オーディションの1位と2位だったというようなことを読んだが、いずれも瑞々しい。(はじめ高橋洋子さんのことを関根恵子とごっちゃにしていた…