HOUSE

 

HOUSE (ハウス)

HOUSE (ハウス)

 

以前はホラーがあんまり好きでなく、この作品を見るまでに時間がかかってしまったが、別に怖がるような作品でなく、映像の遊びと飛躍と青春、戦争の爪痕をまぜこんだ大林監督そのものという感じの作品で大変楽しめた。ローテクだったりちゃちと思われるところも愛らしく、出てくる女学生たちの70年代後半ぼさもこそばいような懐かしさ。池上季実子も含め、脱がされているシーンがいくつかあるのはびっくりした。池上季実子、わたしはリアルタイムでは「男女七人夏物語」くらいから認識しているのだけどこの映画やこれより少し前の「おれの行く道」など女学生姿も新鮮。大林監督自身が少し出てきてヒッチコック的だったり、寅さん風の登場人物が出てきたり遊びも多い面白い作品だった。