京都

京都カフェ散歩

本のセレクトのセンスのいい美容院においてあって読んだのだけど、自分の好きなカフェがたくさんとてもいい味わいの写真とともに紹介されている。また一軒一軒の話がとても丁寧に綴られていて、読み物としてとてもおもしろく、この文庫本全体のつくりがとて…

エスケイプ/アブセント

タイトルや運動家を中年になってからやめ、妹の託児所で働こうとしている主人公の境遇に惹かれ読んでみたら、彼の行く先が京都で、かなり地理的なことがその土地の空気感含めて詳しく書かれていて、意外な楽しみ方ができた。エスケイプ/アブセント作者: 絲山…

青春ノイローゼ

「色即ぜねれいしょん」*1がえらく楽しくて、関連図書のような感じで読んでみる。みうらさん、ここまでよく書いたものだ!凄い。カッコ悪さをネタにできる強さ。「色即〜」テイストの高校までのはなしと、リアルでわかりすぎる上京後のはなし、ちゃんとつな…

色即ぜねれいしょん

すごくうまい!なんだかとても身近な感じのする青春もの。それは、息子や娘や自分の出身校が出てくる、っていうだけではない、普遍のものが表現されているからと思う。でも、名前は変えてあったが、ラジオで人気だった諸口あきら氏とか、あの時代を知ってい…

京煎堂

趣味の良い京都リピーターのおじさまが必ずおみやげに買われると教えてくださったお店。 祇園のお店で8枚399円の写真の「まめあわせ」という豆のはいったおせんべいを買いまして、落花生のはいっているおせんべいの、クッキー風の風味(つまり珈琲、紅茶…

桃尻娘 ピンクヒップガール 

竹田かほりという人の演じる主人公の榊原玲奈は、原作の時のイメージよりさらに魅力的かも。もっとピンクのホットパンツの似合う子みたいなイメージをもっていたが、よりかっこよく森下愛子風。原作で好きだった木川田君も、さらにいいイメージだった。 京都…

家守綺譚

評判がいいのは知っていたのだけど、静謐すぎる話では?と敬遠していたところ、友人から京都の話と教えてもらい読んでみた。作者の梨木香歩さんの経歴からも山科の話だと思われる。戦前ののんびりした学士さんのおはなしであり、飄々とした空気が漂っていて…

二十歳の原点

青春のバイブル的書物のイメージがある原作(未読)をもつこの映画、居心地のいい家族と一緒のこども時代から脱却したくてもがく姿は胸に迫るのだけど、時代の空気なしには理解しにくい作品かも・・二十歳前後、頭でっかちに先のことを考えていた当時の自分…

雑貨屋レシピ

京都・北白川で、不定期イベントをされているtrico+の店主、イラストレーターのナカムラユキさんが、今の場所にtrico+を作られた経緯や、初期のイベントの様子、ヨーロッパへの買い付け旅行のことなどをきれいな写真やイラスト付きでまとめられたもの。trico…

古書 善行堂

点子のブックカフェさんで、善行堂さんの記事を読んで、リンクをたどっていくとうちから近いことがわかり行ってみた。善行堂さんのお名前はガケ書房の古本の棚で拝見したりしていたのだけど、現地に行ってみて、ジャズがながれる居心地のいい空間に自分に興…

365日雑貨暦

京都でイラストレーターと雑貨屋をされているナカムラユキさんの日記はさりげなく情報の宝庫。たぶんその日記がベースになったものではないかな・・一年を通して読むと季節感をより強く感じて楽しい。365日雑貨暦作者: ナカムラユキ出版社/メーカー: アノニ…

怖いこわい京都、教えます

京都魔界もの、みたいな本を何冊か読んだんだのだけど、この本は一応地名、大まかな地図などは出てくるものの、ガイドブック的な詳細な地図などが記載してあるのでなく、メインは文章の説明に依っていて、入江さんの個人的な体験を中心に書かれている「こわ…

いちにち商店街

windshipさんが掲示板で 友人が教えてくれました。 http://www.factory-net.jp/毎月一日に、下鴨蓼倉町で開催されているみたいです。 来月は 6月1日(月)10:00〜16:00 ・米飴ワークショップ や ・ドクダミ摘みと野草茶づくりのイベントがあるそ…

黄檗へ

京都のパン屋さん作者: コパンサンク出版社/メーカー: mille books発売日: 2007/11/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る「京都のパン屋さん」という本に載っていた「たま木亭」に行きたくて行きたくて・・寺社巡りの好きな夫にはその近くの…

鴨川ホルモー

鴨川ホルモー山田孝之Amazon本を読んだとき一番好きだった登場人物高村役が「アヒルと鴨のコインロッカー」で好きになった濱田岳氏で、なるほどと思ったし、登場するなり本当に堪能してしまった。「凡ちゃん」という大木凡人にそっくりの女学生役が栗山千明…

花はさくら木

掲示板でmitsu5さんが 先日、辻原登著「花はさくら木」知り合いのすすめで読みました。以前住んでいた伏見界隈、京都から近江の街道沿いが舞台になって、思いはせながら楽しめました。 花はさくら木 (朝日文庫)作者: 辻原登出版社/メーカー: 朝日新聞出版発…

大阪ハムレット3

偏見なしに人物を愛情深くこまやかに描いていけるすばらしい才能。自分の最寄駅叡山電車茶山駅が出てきてさらにうれしさ倍増。大阪ハムレット 3 (アクションコミックス)作者: 森下裕美出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2009/03/12メディア: コミック購入: 5人…

日本映画チャンネルで市川崑監督の作った京都の短編ドキュメンタリーをやっていたので録画してみた。(こちら参照。)禅寺、桂離宮、祇園祭などを紹介しているのだけど、すごくクールで常套的な京都紹介からは思いもかけない切り口で驚く。シナリオは谷川俊…

霊鑑寺

春と秋だけ特別公開している京都・大文字のふもと、鹿ヶ谷の尼門跡寺院。明治維新まで皇女や皇孫女が入寺されていたということで、その暮らしに寄り添うようなたくさんの植物が植わったお庭の風情が素晴らしいです。春には天然記念物に指定されている日光椿…

裏京都検定

入江さんらしく読んではじめて知り得るような京都に関するいい情報をおりまぜつつ、物申したい事柄への思いも綴りつつ、のおもしろい読み物になっている。「京都検定」のことをおちょくりつつも、京都に住む人の本当のメンタリティーを巧みにおもしろく描い…

喫茶探偵のモーニング

windshipさんがボードで 日記にもふれてくださっていた、「喫茶 探偵」。 一度目の訪問が素敵で素敵で、それ以来、次は朝に、と狙っていたモーニング経験をしてきました。 丁寧にたてられたコーヒーにたっぷりのバターがうれしいトースト、可愛いスタンドに…

龍門

掲示板で農学部前の「龍門」によく行く、という話題からsumikoさんが 「龍門」私も大、大ファンです。 先に出来ていた三条の「龍門」しか行ったことないのですが、もう10回は行ってるかな?仕事が終わってからみんなで行くお店の定番です。初めはうちのバ…

北白川Miwa

北白川Miwaで有名な二層プリンとショートケーキ購入。この二層プリンほんとにおいしい。まったく違う性質のものが層にわかれていて。検索していると、このブログにたどり着く。パテシィエの方が育児のため最近お菓子部門は縮小しつつ営業されていたみたいだ…

カミ家コーヒー閉店

windshipさんが掲示板で 先ほど、ぽんさんも以前、日記でご紹介くださった下鴨は「カフェ・ヴェルディ」さんの日記をみていたら http://www.verdi.jp/ 出町柳の「カミ家コーヒー」さんが先月で閉店されたことを書かれていて、びっくりしました。 先月は、友…

京都〇七五

京都〇七五〈第1号〉特集 道具作者: 〇七五号室出版社/メーカー: mille books発売日: 2008/04/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (7件) を見る京都〇七五〈第2号〉特集 喫茶作者: 〇七五号室出版社/メーカー: mille books発売日: 2008/11/01メディア: …

京都国際マンガミュージアム

先日かねてから周りの人にすすめられていた京都国際マンガミュージアムに出かけた。 大田垣晴子さんの「わたくし的読書」に載っていた紹介文を読んで以来興味のあったフランスのコミック、バンド・デシネの展覧会がひとつの目的。そこに陳列してあってぱらぱ…

cafe heron

P-のりさんがボードで カフェといえば、西の方では神泉苑の近くにステキなカフェがオープンしたので、これも近々ご報告します。 実は、ちゃありぃさんのトコで以前話題になっていた天満橋の「喫茶星霜」マスターのご紹介なんです。 店名は「cafe heron」。ホ…

霊鑑寺

春と秋だけ特別公開している京都・大文字のふもと、鹿ヶ谷の尼門跡寺院。明治維新まで皇女や皇孫女が入寺されていたということで、その暮らしに寄り添うようなたくさんの植物が植わったお庭の風情が素晴らしい。春には天然記念物に指定されている日光椿(じ…

京都のパン屋さん

遠くからでも行ってみたくなるような12軒のパン屋さんの紹介。著者が複数いらっしゃるので、書いている人によってタッチがだいぶ違う。どのページもいい風合いの写真と紹介文で、パン屋さんへの気持ちを綴る文集みたいになっている。詩のような感じでそのパ…

京都文具探訪

おしゃれな装丁なのだけど、この本の根ざすところはとっても渋く、京都の町の古びた文具屋さんの棚の奥からみつけだしてこられた古い文房具を紹介しているもの。しかも、獲物にガツガツっていうのではなく、文房具屋さんとの出会いをとても大切にし、そこで…