2016-01-01から1年間の記事一覧

水墨画のアニメーション

水墨画のアニメーション [VHS]出版社/メーカー: 日本クラウン発売日: 1998/05/21メディア: VHSこの商品を含むブログを見るママ!?ママはどこ?〜おたまじゃくしの大冒険【おたまじゃくしがお母さんを探す】 “小蝌蚪找媽媽”(1960) 特偉,15m. 仔鹿と少女と鈴…

カーテンコール

マイケル・ケイン目当てで鑑賞。舞台劇のバックステージもの。ある別荘での鉢合わせドタバタ劇を演じている劇団員同士の私的な事情が舞台に影響を与えつつもギリギリの均衡でやりとげていく、そのバランスがよい。ずっとステージ裏から無言劇のように続くと…

子供たちの王様

同じチェン・カイコー監督の「大閲兵」*1をみたときも感じたが、まるで観察映画の趣きで、遠いところから状況をみるようなカメラづかい。あまり説明なしで観客がみていくことで話を理解するような流れ。ビデオジャケットに「映像の詩人」という言葉が書かれ…

信長協奏曲

映画の方はテレビドラマであるところまで描いた続きという感じなのかな?とにもかくにもざーっとあらすじが早送り的に説明され本能寺の変のあたりが映画化。役者はそれぞれいいけれど、演出や音楽は少し安易な感じに思えてしまったかな・・濱田岳の家康、原…

プリンセスメゾン 3

テレビでもドラマがはじまったけれど、キャスティングがかなりイメージにあっていて、テレビ見ながら原作読むとイメージがますます増幅する感じ。映像化に成功していると思う。特に伊達さん(高橋一生さん)や要さん(陽月華さん←かなり好き。)。登場人物そ…

マペットの大冒険 宝石泥棒をつかまえろ

今空前のマペットブームが私の中で訪れている。マイケル・ケイン目当てでみた「マペットのクリスマス・キャロル」*1のおもしろさに、別の作品も借りてきた。テンポよく笑わせてくれるし、ミュージカルシーンのパロディーみたいなのもすごく愉快。贅沢。カー…

闇金ウシジマくん

「ミナミの帝王」みたいな話と思いきや、貸主の山田孝之のクールさが特徴で、なかなかおもしろい。「ミナミ〜」より冷血的でもっとコワいところもあるかな。ただ、テレビシリーズと映画を見比べるときにいつも思うのだが、テレビシリーズの方が地味で、お祭…

女子ーズ

「勇者ヨシヒコ〜」や「アオイホノオ」の福田雄一監督作品ということでとりあえずみたいな軽い気持ちでみてみたのだけど別の仕事をしていてもミッションのたびに呼び出され、その時間の工面に困っている女子ーズ(素人女子ばかりで結成された戦隊)をみてい…

猫ピッチャー5

この巻はなんでだか野球のチームプレイっていいなという気分になった。サッカーなんかにくらべたら昔からある会社組織みたいなものを感じるからかな?「団地ともお」でも野球選手が出てくるのがそれと同じような感じで好き。猫ピッチャー 5作者: そにしけん…

中村勘九郎 中村七之助 錦秋特別公演 2016

ロームシアター京都にて。まず歌舞伎塾、立役、女方のできるまで。楽屋にしつらえた中で着替え、顔をつくるところを実演してくれる。そして、用意のできたところで正札附根元草摺。(曾我五郎と舞鶴という女方のやりとり。)姿も晴れやかでとてもきれい。中…

団地ともお

第8話 どんな生徒にも公平に冷たい小池先生の話好き。団地ともお (28) (ビッグコミックス)作者: 小田扉出版社/メーカー: 小学館発売日: 2016/09/30メディア: コミックこの商品を含むブログ (4件) を見る

聖おにいさん 13

映画・ドラマの感想ブロガーのオフ会 感じが出ていてすごくおもしろかった。十一面観音すらっとしていてかっこいい!(顔がたくさんあるだけに)偏らないレビューという設定も楽しい。聖☆おにいさん(13) (モーニング KC)作者: 中村光出版社/メーカー: 講談社…

きのこいぬ 6

健気でかわいいんだけど、毒吐く一面があるから尚かわいい・・って、いぬっていうより猫みているみたいな気持ちになることも。。きのこいぬ 6 (リュウコミックス)作者: 蒼星きまま出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2016/08/12メディア: コミックこの商品を…

ママゴト 3

ドラマの方とは違う終わり方。ドラマを先にみていたもので少し驚いたけれど、松田洋子さんは「家族って何?」ってことを問いたかったのだろうな。ドラマより細やかに陰影をつけてあってよいし、特に魅力感じたのはおにいちゃん。ママゴト 3 (ビームコミック…

ギャラクシー街道

三谷幸喜作品が好きな私にとって常々なにか踏み絵のような作品の匂いがしていて、劇場公開にはいかなかったのだけど、去年の時点でいかなくてよかった。今こうして今年の大河ドラマ「真田丸」を楽しくみられているこの時点でみているから、こういう作品もあ…

出発

「早春」*1が心に迫ったイェジー・スコリモフスキー監督作品。 主人公マルクを演じるジャン=ピエール・レオ―が黒いタートルネックを着るファーストシーンで、これはスコリモフスキー監督による「大人は判ってくれない」*2の続編風というようにみえた。美容師…

マペットのクリスマス・キャロル

これは楽しい!マイケル・ケインのスクルージが目当てで軽い気持ちで見始めたけれど、マペットの動き、ブラックなもの含んだギャグ、おもしろすぎる。マイケル・ケインは指先に至るまで動作が本当に美しいなあ。マペットのクリスマス・キャロル(字幕版) [VHS…

愛の奴隷

同名タイトルの1994年の愛の奴隷 [DVD]出版社/メーカー: クリエイティブアクザ発売日: 2001/04/25メディア: DVD クリック: 8回この商品を含むブログ (4件) を見るこちらが、「サンチャゴに雨が降る」*1以来ちょっと追っかけているチリ・クーデターに関する映…

人形浄瑠璃文楽 平成28年 錦秋文楽公演

演目はこちら。普段演目の中にとっつきやすい世話物が入っているとリラックスしたりする方なのだけど、今回は、オーソドックスな松羽目もの「勧進帳」がものすごくすばらしくて感動した。舞台も音楽も能のような感じなのだけど、もうシャープでなんとかっこ…

ハーヴェイ

アル・パチーノの映画「The Humbling」*1で、「俺は妄想みてるおっさんか!」みたいな文脈で出てきたこの映画、ジェームズ・スチュアートの上品でピュアな雰囲気でもっている。ジェームズ・スチュアート演じる人が良くて財産もちのエルウッドが行動を共にし…

ザ・バニシング −消失−

失踪した恋人を探している男と、犯人。失踪もの特有の焦燥感、どこに落ち着くのかという興味でもって見ているものを最後まで引っ張っていく。 巧みに練られた脚本で、後味はともあれ合点がいく。ひとつの回路にはいってしまうこわさは日々自分も体験している…

ニッポンの嘘 報道写真家福島菊次郎 90歳

オフィシャルサイト国会前のデモを撮ったりされていた福島菊次郎さんのことを少しは知っていて、CSで放映された時このドキュメンタリー映画を録画していたのだけど、おいたままになっていた。先日NHKの「NEXT未来のために」という番組での「闘う写真の裏…

三谷幸喜のありふれた生活 14 いくさ上手

このコラムで好きなのは、過去の名優名画などのことを取り上げている時。今回は「アラモ」のみくらべ。史実からは跳躍しているが、構成がおもしろいジョン・ウェイン版。ディビー・クロケットという名前、ディズニーの唄でしか知らなかった。(和田誠さんの…

ショパンコンクールを聴く

ショパン・コンクールを聴く作者: 舩倉武一出版社/メーカー: アルファベータブックス発売日: 2016/05/25メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る少し前にショパンコンクールで使うピアノの調律師の方のドキュメンタリーをみたこ…

變臉(へんめん)/この櫂に手をそえて

「変面」という一瞬のうちにマスクを変えて表現していく一子相伝の中国の伝統芸能を披露しているお年寄りのひっそりとした舟の上の暮らし。後継ぎを希求するところから一人の子供と出会うが・・何人もの人に売られてきたという子供の生きる力のリアリティ、…

信長協奏曲 14

大河ドラマ「真田丸」を必死でみている故、このコミックを読んでいるとパラレルワールドにいるような心地に。秀吉の弟秀長、こちらでは兄の様子をクールに観察している風に描かれているが、「真田丸」ではどちらかというと温厚で、秀吉の暴走を止めたりする…

人間失格

映像は美しかったけれどこの映画をみるより太宰治の文章を読んだ方が間違いなく心に沁みる・・原作で印象に残っている「ワザ」という言葉をささやくのが柄本佑でそこらへんをみている時は期待感が大きかったのだけど・・ 企画協力のところに羽仁未央さんのお…

にっぽん戦後史 マダムおんぼろの生活

横須賀の米国人相手のバーおんぼろのママへのインタビュー まとめ方としてママの生きてきた時代のニュース報道映像をまぜてママのコメントも載せていっている。 差別の問題、そして、たとえばご成婚ニュースなどでもあっけらかんとママのおしゃべりが語られ…

愛と精霊の家

「サンチャゴに雨が降る」*1で知ったチリ革命関連の映画。ベルトルッチの「1900年」*2のような、家族と革命の物語。そこに南米らしく精霊の物語をからませて話が進んでいく。苦労して裕福になって農民を支配する家長であるジェレミー・アイアンズの演技は圧…

ママゴト 2

テレビドラマになった方もとてもよくできていて、作者の松田洋子さんがtwitterで応援されていた。主題歌に使われたTHE BLUE HEARTSの「ナビゲーター」がぴったり合っていて。 この巻では預かった子タイジとの生活がハリになってきたバーの映子ママが、本当の…