信長協奏曲 14

大河ドラマ真田丸」を必死でみている故、このコミックを読んでいるとパラレルワールドにいるような心地に。秀吉の弟秀長、こちらでは兄の様子をクールに観察している風に描かれているが、「真田丸」ではどちらかというと温厚で、秀吉の暴走を止めたりするように家臣に頼られたりする存在だったな・・と。兄弟というのは一番冷静に相手の色々な面をみていることが多いと思うのだけど描き方の差異はあれ、そういう感じかな。
あと、こちらの作品では割合軽いノリで出てくる前田利家が、先日「真田丸」で、晩年徳川の暴走を唯一止められる存在として描かれていて、その死を悼まれていたなあ・・などと、きっちりした書物を読みもせず作品間でただ思っている・・あっ、でもこの巻ではかなり強い感じになってたなあ・・利家。

そんなことより、この巻では足利義昭の出した密書が今後につながりそうなテーマになっている。密書をもらっていながら黙っていた秀吉のそしらぬ顔からの心の動き・・興味深い。