2007-01-01から1年間の記事一覧
父がBSなどから録りだめしたビデオ棚から制作年度も確かめずに借りてきてみて、勝手に昔の映画だと思い込んでいたもので、明るい色彩に驚いてしまう。永井荷風の最晩年の話をよくきいていたもので、最初の方とかその話よりずっとぱりっとしていて驚いたのだ…
存在感のある演技そしてショッキングな死、太地さんは自分の心にがっちりと残像をおとしている人で、その死から15年たった今もビビッドな印象の女優さんだ。図書館でこの本をみかけ手に取ったところ、週刊ブックレビューの司会でおなじみの長田渚左さんが…
sumikoさんが掲示板で この夏は「西遊記」を映画館で観ました。 特に期待はなかったし、強いて香取慎吾のファンというわけでもないですが、香取くんって華がありますね。パワーというか、人を火付ける魅力みたいなものを感じました。 CGはあまり好きじゃな…
windshipさんと以前ロバート・カーライルの話をしていたときに話題になっていた映画。18世紀中ごろのロンドン紳士強盗の話で、衣装とかクラシックな世界だけどかかる音楽は新しい。。はじめそれがすごく新鮮だったのだけど途中から軽さに思えてくる部分も…
主人がHPをつくったはいいが、自分が過去に主人の容量を使わせてもらって送り込んでいたHPの画像とかが表示されなくなってしまい整頓の日々を送っている。。。整頓ついでに以前からメインのHPのボードの書き込みをちょっとずつまとめてメインのHPに載せてい…
本日の週刊ブックレビューでの関川さんの話おもしろい。佐藤正午の「5」という恋愛小説を漱石のパロディーだと。読んでないけれどその視点が好き。ちょっと前も関川さんの「女優男優」という本を読んで、男優の部分は男優さんにあった洋服を着てもらいなが…
すごくよかった。細かい章にわけてテンポよくすすんでいくし、主人公のメイクアップした姿は本当に美しいし、音楽もよい。。そして、人生は苦いし、人間は間違いを犯してしまう存在だけど、そのあとあがなうかあがなわないかが肝心のこと、というメッセージ…
何年か前にみて好きだった映画「ゴーストワールド」*1の原作コミックを読む。読み始めの印象は映画よりもっとリアルにかわいげのない感じの女子高生がいきがってる。。って感じで、映画の方がとっつきやすいなあと思ったのだけど、最後まで読んだら、なんか…
中学生の息子の宿題が「美術館へ行こう」ということで、京都市内の小中学生は土、日無料だったので、12日に一緒に行った。わたしはどうも年代の古すぎる絵はピンとこないのだけど、今回印象派と20世紀の美術ということで、かなり楽しめた。ポスターや絵葉…
新聞をみたら今アンコール放送していて、本日夜10時からもNHK総合で再放送があるらしい。(3話目らしい。)このドラマはわたしも友人からすすめられてみていた。大森南朋が清冽な存在感でよかった。NHKのビジネスものみたいなドラマって魅力を感じる。古…
ずっと前にwowowで途中からみたときはドタバタしているように思ったのだけど、友人の評判もよいもので、はじめからちゃんとみたら、騒ぎの原因もわかっておもしろかった。音楽の使い方がかっこいいし、ティム・ロスのチワワみたいな演技が楽しい。タランティ…
すごく楽しめた。山崎豊子の、主人公に入り込みやすいストーリーって大好き。二人役の森繁久彌の演じわけもすばらしいが、山田五十鈴が演じた女性が成長していくさまに何より感動する。先代中村雁治郎さんは歩いているだけでさまになるなぁ。(小津監督の「…
前作「赤線跡を歩く」では、レトロ建築、街角ファンとして認識していた木村聡さんだったが、今回は外側からみてるだけじゃなくてそこに飛び込んでいく人だったのか。。って感じ。連載しておられた媒体の性格もあるんだろうな。消えた赤線放浪記 その色町の今…
戦争ものは苦手なんだけど、三船敏郎の使い方にはびっくり。さすが岡本喜八監督だ。独立愚連隊 [VHS]出版社/メーカー: 東宝発売日: 1992/04/01メディア: VHS クリック: 3回この商品を含むブログ (16件) を見る
ラブシーン研究ということで表紙もちょっと照れくさく、大好きな石川三千花さんの本なのに読むのにタイミングをはかってしまった一冊だが、けろっとした観察がおかしくて、すごくおもしろい本だった。ラブシーンの掟 (文春文庫)作者: 石川三千花出版社/メー…
○アレックス・カーという人の出てきたときの「情熱大陸」(こちら) それまでこの人のことは知らなかったのだけど、みたあと関心を持って検索。松岡正剛さんの千夜千冊でみていたら、京風料理屋の琴の音色への批判など大きくうなずく。ずれた民芸調とかほん…
かねがね名著との評判をきいていたこの本。確かにすばらしい。じっくり調べてあるという点でもパッションという点でも。わたしは最近ふるい邦画をみはじめたもので、アラカンさんも後年のやくざの親分役でみることばかりなのだけど、その気品とユーモアを兼…
タイトルから想像するとイランの映画みたいなんだんけど、イラン映画みたいにけなげさ一本っていうより中国の田舎の13歳の代用教員の女の子を等身大に描いている感じで、キャパとかめちゃくちゃ狭くて、「まぁこの子ったら。。」ってところもあるんだけど…
どえらいタイトルで、間口をせばめかねない本だけど、信頼できる人が「中野さんだからOK」と感想を書いていたのを読んで買ってみた。確かに確かに!つまりは中野さんの感じることが自由に綴られていて、それに賛同できない人もいるだろうけどさ、って話。世…
読み始めはついていけないほど超俗の家族の話か?と危惧するも、社会とまあなんとかかんとか調子をあわせていこうとしている家族の正直な物語って感じで途中から俄然楽しめた。モナミちゃんねる! (アクションコミックス)作者: さそうあきら出版社/メーカー: …
キネマ洋装店のたかぎさんのおすすめで、以前BSから録画していたこの映画を観る。渋谷実監督の映画は「てんやわんや」と「自由学校」*1しか観た事がないのだけど、ちょっとがちゃがちゃしていて元気すぎるかな〜という印象をもっていて、これもまぁ戯画タッ…
リメイク版ってもとの方がよかったと思うことが多いのだけど、この映画はこの新しいバージョンの方がキレがあってよかった。(笑いが時代にあってるのか?)昔のミュージカル映画みたいな音のとりかた、画面の雰囲気が大いにあって、それがシャープでテンポ…
地味だけど、イギリスで普通に暮らしている人達っていうのはこういう感じなのだろうな、日本とも共通項あるな、って楽しめる映画だった。団地の感じとか「人生は、時々晴れ」とも重なるものを感じた。(ストーリーのスケールも似ているし)ひかりのまち [DVD…
なんともどろどろ・・くねくね・・増村監督だから当たり前か・・女のひとのうなじの威力はみせつけられた・・鎌倉の崖やトンネルなどの風景は大変興味深い。千羽鶴 [VHS]出版社/メーカー: 大映発売日: 2001/06/08メディア: VHSこの商品を含むブログ (2件) を…
カサヴェテスの映画を友人にすすめられみはじめている。「オープニングナイト」を観終わったが、はらはらさせられた。もうめちゃくちゃじゃないか、とも思ったが、舞台ってあそこまでではなくてもいろんなことが起こってそう。 カサヴェテスの映画って構図が…
yukkekoさんの掲示板の書き込み 遅ればせながら「ジョゼと虎と魚たち」を見たのですが。 こんな話だったのですね。 原作を読みたくなり探してみたら、何冊かに入っていて「田辺聖子珠玉短編集」で読みました。いつまでも心の片隅にじっとして動かない、何か…
掲示板でsumiちゃんが。 お料理ですが、お好きな研究家っていますか? 私は以前は加藤美由紀という人が好きだったのですが、この10年ほどあまり新刊をださなくなってるから 今は栗原はるみの料理がわりと作りたいなぁ、って思うのが多いです。好きな食材を使…
sumikoさんがボードで 最近は映画館に全然行ってなくて、WOWOW専門です。ツタヤも行ってないなぁ。今WOWOWでジョン・カサベテス特集やってるんですが、昨晩が「こわれゆく女」。もう彼の映画ってやっぱりカッコいいですね。ジーナ・ローランズの演…
先日読んだ「スクリーンの中の戦争」*1に出てきたのでみてみた。大好きな加藤嘉さんが生真面目で滑稽なところもある、でもすごく味のある上官をうまく演じておられて、すごくうれしかった。加藤さんの映画もっともっとみたい!そして長門裕之!先日中年期の…
右京区在住P-のりさんがボードで 蛍がちらほら出てきましたね。嬉しいなぁ! 右京区での観賞ポイントは、清滝や大覚寺周辺です。 夕べ双方とも見てまいりました。 特に大覚寺大沢池南縁の小川には、 結構沢山舞ってました。 あの呼吸のリズムのような光の点…