本日の週刊ブックレビューでの関川さんの話おもしろい。佐藤正午の「5」という恋愛小説を漱石のパロディーだと。読んでないけれどその視点が好き。ちょっと前も関川さんの「女優男優」という本を読んで、男優の部分は男優さんにあった洋服を着てもらいながらのインタビューという、へたしたら個性のない提灯記事になってしまいそうな種類の仕事を遠慮してたらちょっと書けないような鋭い洞察でもって仕上げていてもっと関川さんの仕事に触れたい、と思っていたところだった。女優の部分も、調べもしっかりしている上に、そんな切り口があったんだと教えられることの連続で。以前関川さんが週刊ブックレビューですすめておられた「日本文学盛衰史」も楽しめたし、その流れで読んだ「ミヤザワケンジ・グレーテストヒッツ」も堪能した。
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