この巻は石川啄木が中心。二巻の感想の時、友人のかなさんが「石川啄木はどうも・・」とおっしゃっていて、わたしは擁護にまわっていたのだけど、この巻の途中まではそれを後悔するほど困ったものだった。ところが、最後、啄木に転機が生まれたとき、なんかもう一度根気よく見守りたくなるような不思議な気持ちに。本当に金銭的に計画性とかなくてめちゃくちゃだけど、当時そばにいた人も何かほっとけないものがあったんだろうな。人の懐に妙にはいってくるようなところとか。。
- 作者: 関川夏央,谷口ジロー
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2002/12
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 4回
- この商品を含むブログ (19件) を見る