2005-01-01から1年間の記事一覧

メトロで恋して

sumiちゃんがボードで教えてくれる。オフィシャルサイト。 主演の女優はボーイッシュな中にもセクシーさがチラチラ見える、とてもキュートな女優ジュリー・ガイエ。初めて見る女優さんでしたが、元リュック・ベッソン監督の恋人「二キータ」主演のアンヌ・パ…

京都シネマ

惜しまれつつ姿を消した朝日シネマが、2004年12月4日、「京都シネマ」としてよみがえりさらなる発展をとげました。3スクリーンのアートシアターで、世界の新しい映像作品のほか関西で活動している監督、映像作家の実験的作品やドキュメンタリー作品…

エイプリル

この映画にさきがけて作られた「親愛なる日記」は、ナンニ・モレッティが「イタリアのウディ・アレン」と呼ばれたりしていることが、いい意味でも悪い意味でもわかるような映画だったが、その続編ともいえるこの映画は、政治がらみの話題と4月に生まれる自…

ピノッキオ

ゴールデンラズベリー賞を授賞してしまったものだからどんなにひどいのかと思ったら、なかなかよかった。劇場やロバの町とかのセット、個室など細部もとっても凝っていて、うっとりしたし、ピノキオをはじめキツネやネコ、コオロギみんなおじさんが演じてい…

美貌に罪あり

増村保造の映画に出てくる、自分の思いのままに生きる人のものすごさをみてびっくりすることが多いのだけど、これもなんかもうそれぞれがそれぞれの中にある欲をぼーんと前にだしてずけずけ口にしたりたじたじとする場面もあった。1959年につくられたと…

国際諜報局

スパイものって私の苦手分野なんだけど、「オースティン・パワーズ」でパロディとして使われたマイケル・ケインのスパイものってこの映画だ、ときいてみてみた。 若い頃のマイケル・ケイン、けだるいけどやるときはやる、みたいな感じがかっこいい!みていた…

バレンチノ

イタリア系移民で無声映画のスター、バレンチノのおはなし。1920年代のハリウッドが舞台になっていて、以前興味深く観た「ブロンドと棺の謎」で描かれているのと近い年代かな、という感じもし、そういう意味でも楽しめた。バレンチノっていうのは、見か…

東京タワー

おかんとして、こどもたちに何をしてやってるかな?って思った。 どんどんどんどん消費していく人生の残り時間 どういう風につかえばいいのかな?って いつもこのごろ思うけれど とにかく地盤をかためよう、日々の生活が大事だよ、 頭でっかちはあかん、とも…

放浪記

高峰さんのいつもと違うメイクもすごいが、伊藤雄之助がとってもいい味! 若き草笛光子も役柄にあった華のある感じがすごくでていてよかった。 苦労話だけどなんかユーモアがただよってるからいいな・・放浪記 [DVD]出版社/メーカー: 東宝発売日: 2005/08/26…

まむしのanan

ananに掲載していたコラムなのだけど、読者を挑発するような、あたっているだけに耳が痛いような話を激怒はさせない程度にうまく書いてあると思う。女のいやなところをうまいニュアンスで書いていて、すっとしたり身の引き締まる思いがしたり。。マムシ…

お悩みカテドラル

オビになめ子さんが修道女の格好をしてうつっていたりしてなんだかおちゃらけた本という第一印象をもってしまうのだけどなかなかどうして書いてある言葉のはしばしはやっぱり鋭くてとってもおもしろい。なめ子さんに相談しても悩みは解決しないかもしれない…

エミリー

小説の中の人たちがそばにいる大切な人のように思える本。魂にふれる深い話なのにちっとも重苦しくなくいとおしい本。「ファッションって表層的なものじゃなくてその人自体なんだ!」という考え方もとてもいい!エミリー (集英社文庫)作者: 嶽本野ばら出版社/…

アラジンと魔法のランプ

ティム・バートン作品。昔サンリオから発売されていたもの。サンリオ文庫について、いい評判をきくことがあるのだけど、サンリオの文化事業ってなかなかのものだったのではないかな。。 木も空の背景もまるでシザーハンズがつくったようにきれい! ストーリ…

芸能ズビズバ

90年代の本でちょっと前のだけどおもしろい!なんか遠慮なくゲストにきりこんでいくのが楽しい!芸能ズビズバ作者: 石川三千花出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/08メディア: 単行本 クリック: 8回この商品を含むブログ (1件) を見る

わが家の犬は世界一

京都シネマで。アジア旅行の楽しさのひとつに、日本とベースの部分で似ているところも多いのに、どっか違う、という感じを味わうことがあるけれど、この映画の風情はまさにそういう感じ。なんか風貌も似ているし、気持ちの動かし方もよくわかるけれど、最終…

おはん

発表された80年代当時、どうもしっぽりしすぎている映画のように思って関心もなかったのだけど、最近市川崑の映画に大変関心があって、文芸作品っていうのも好きなのでみてみた。冒頭いきなり流れる五木ひろしの演歌調のうたに、「失敗したかも。。」という…

噂の女

島原が舞台で、おはなしは割合メロドラマ仕立てっぽいのだけど、年齢などへの焦りをたたえた田中絹代、あそびにくる旦那(進藤英太郎)とかがすごくリアル。久我美子も清純な魅力にあふれていた。地所を探しに北白川に行くシーンとか、狂言のシーンで「茂山…

トム・ジョーンズの華麗な冒険

ビデオパッケージに「エロチック!ユーモラス!スペクタクル!」なんて書いてあるのだけど、たしかに子供の頃このトム・ジョーンズっていう名前に、なんか奔放なイメージをもっていたことを思い出した。いよいよみてみたらとっても大らかでかわいらしいおはな…

光る海

一番初めテレビ放映で少しだけみた時は60年代の家の感じとかがすごくかわいい映画!と思っていたのだけど、もう一度みなおしてみたら、なんか頭でっかちであけすけな主人公たちの言動にあんぐり。。という感じも。 吉永小百合のめがねースーツファッション…

トリック大作戦

チャウ・シンチーの大好きなわたしだけど、あんまりたくさんみていたらどれも結構似ていてごっちゃになってしまった。でも、これは一味違っていて印象深い作品。 チャウ・シンチーは出ているものの監督は違うのだけど、もうひとかたの主演男優アンディ・ラウ…

野中真理子監督

丸バナナさんが掲示板で教えて下さる。 続けてドキュメント作品を観て、ドキュメントもいいな〜と思っていました。 もともとテレビの仕事をしていた方で野中真理子監督という方の”こどもの時間”と”トントンギコギコ図工の時間”という作品はとっても良かった…

アイドル万華鏡

初出誌の性格からだと思われるけれどかなり扇情的にまとめてあるけれど、基本的には常にクールに低姿勢でアイドルをほめ殺したりからかったりかなりしているのがひとつの芸域に達している感じ。あまり親しくない人に「どんな本読んでるの?」なんていっての…

浄土

町田さんはなんと上手に日常を表現できる人なんだろう!彼のエッセイなど読んでいると会社を3日でやめたようなことが書いてあるのだけど、会社のはなしもすごくリアル。そして「仕事のできる女性」の立場ではなしがすすめてあるのがとってもおもしろい。怪…

マエストロ1

さそうあきらさんのコミックはやはり音楽の世界を描いた「神童」*1もよかったのだけど、「マエストロ」も傑作。なんか出て来る人がみんな渋くて、うわついてなくていい!主人公のコンサートマスターもはじめ冷たく見えるのに実はオーケストラをまとめるため…

誤読日記

2000年春〜2004年秋まで、週刊朝日やアエラに連載されたブックレビューの単行本化だそうですが、ボリュームも楽しめるし、批評の笑えるタッチがなんともいえずよろしい!取り扱っている本も読んだことはなくてもああいう本だろうな、と知っている本…

またたび

伊藤さんの「良いおっぱい、悪いおっぱい」などの出産、子育て本、本当に大好きで参考にしてきた。今手元になく、ちゃんと引用できないのだけど、「ぐうたら」や「ずぼら」を基本にやっていきましょうという感じで私もずっと実践してきている。そして、この…

漢方小説

最近仕事をかわって小説を読むのがめっきり減っていた自分。環境の変化についていけず落ち込んだりすることも多かったけれどこの本はそんな自分にうってつけだった。読みやすいし身近。表現とか「考え抜かれて書き込まれた」という感じでないところもあった…

しかたのない水

たしかテレビ「週刊ブックレビュー」で話題がでていて興味をもったのでよんでみた。井上光晴にこどもさんがいてその方が荒野さんというというのも新鮮だったしタイトルもいい感じだったので。フィットネスクラブを中心にすえて、そこに来ているいろいろな人…

Q&A

まわりの人が恩田陸さんをほめるもので一度読んでみたかったのだけど、これはとっかかりとしてとてもよい本だった。あるスーパーで起きた大惨事の謎を質問と答えという形ですすめていくこの作品。話題も身近だし、どんどん読ませる。全体像をいろんなところ…

レモネード・ジョー,カルパテ城の謎

チェコの映画ってとってもきれいだけど難解だったりして、ビデオ屋さんでみかけても「体力ないからなぁ。。」と後回しにしたりしていたのだけど何の予備知識もなくみてみたオルドリッチ・リプスキーの作った「レモネード・ジョー」と「カルパテ城の謎」とっ…