トム・ジョーンズの華麗な冒険

ビデオパッケージに「エロチック!ユーモラス!スペクタクル!」なんて書いてあるのだけど、たしかに子供の頃このトム・ジョーンズっていう名前に、なんか奔放なイメージをもっていたことを思い出した。いよいよみてみたらとっても大らかでかわいらしいおはなし。一応イギリスの貴族の、歴史ものっぽい衣装で繰り広げられるおはなしなのだけど、女の人はペチコート、男の人はかつら、みたいな時代がかかったストーリーが苦手なわたしにもとっても楽しめる内容だった。もちろん主人公のトム・ジョーンズは女好きではあるのだけど、とっても飄々としているし、なんか寓話的で楽しめる。「モンティパイソン」ほどナンセンスすぎないけれど、ちょっとそういう系統の楽しさがある映画だった。