しかたのない水

たしかテレビ「週刊ブックレビュー」で話題がでていて興味をもったのでよんでみた。井上光晴にこどもさんがいてその方が荒野さんというというのも新鮮だったしタイトルもいい感じだったので。フィットネスクラブを中心にすえて、そこに来ているいろいろな人のドラマを交差させている本。興味をひかれる書き方だし次々続きを読みたくなるし、おもしろいし、さらっとしていて、なんかでてくるひとにいまひとつ愛情がもてないのはにやっとしながら読んだりしてそれはそれで楽しめるのだけど、あと一歩踏み込んでほしいようなところもあった。でも読んでいる間ずっと楽しめる本だった。

しかたのない水

しかたのない水