桃中軒雲右衛門

実在の浪曲師桃中軒雲右衛門の話。しょっぱな東京にいられない事情で東京を去った雲右衛門が東京凱旋公演で臆する・・というところからはじまるのだけど、その事情の描写はなく、みながら推測する程度であるのが省略で有名な成瀬巳喜男流の気がした。
一番気に入ったのは三味線弾きのじいさんを演じた藤原釜足。いつも飄々としていていいな。でもこの作品の時31歳ではないかな・・

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