コミック

団地ともお 31,32

団地ともお (31) (ビッグコミックス) 作者: 小田扉 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2018/03/30 メディア: コミック この商品を含むブログ (1件) を見る 団地ともお (32) (ビッグコミックス) 作者: 小田扉 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2018/09/28 メデ…

大奥 15

ストーリーは和宮降嫁のあたり。先日、墓参りの時、和宮降嫁に自分のご先祖様も仕事で関わっていた話をきき、妙に身近な気分で読む。自分に和宮の知識がまるでないものだから、ここに描かれている和宮の話に驚く。いつもこの作品、飛躍はあるにしても基本ラ…

東京タラレバ娘 9、海月姫 17

両作品とも最終巻。東村アキコ氏、読ませる才能ものすごく感じる。東村さんに向けられる批判として途中でめんどくさくなってなんかちゃちゃっと終了するというようなこともきくけれど、「東京タラレバ娘」も急にまとめに入り、いい話に転換してあったのはお…

ちはやふる 35-38

少し前から起承転結の転の部分に入っている気がしたが、35巻あたりからまた潮目がかわっているような感じ。今まで目立たぬところにいた太一がのしてきているけれど、”王者”の新(あらた)贔屓の私。新の弱点めいたものが描かれているのも、ドキドキしなが…

大家さんと僕

昭和一桁生まれの大家さんと矢部太郎氏の交流。はじめのころの、大家さんが大事に思っている常識が若いものにとっては「へえそうなのか」という感覚、これは私が大正生まれの父と暮らして常に心に浮かぶ感情で、身近なスタートとなった。 なんといっても大家…

雪花の虎 5

彼岸花背景の表紙絵も良い。大人の女性としての景虎。勢いがあって楽しめる。歴史知識ない人間の気持ちを引っ張る力、大!雪花の虎 5 (ビッグコミックススペシャル)作者: 東村アキコ出版社/メーカー: 小学館発売日: 2017/11/10メディア: コミックこの商品を…

プリンセスメゾン 5

現実から遊離しきっている人たちでなく、ちゃんとこの社会で生きつつも、今の生き方にしがみつくことなく、声をかけられればそれも検討するような柔軟な姿勢の持ち主の姿、読んでいてしっくりくる。プリンセスメゾン 5 (ビッグコミックス)作者: 池辺葵出版社…

猫ピッチャー 7

これも「聖おにいさん」*1と同じく、猫の生態とプロ野球、それぞれの世界は偽りなく(って野球の方はわたしは知らないが多分そうと思われる。)丁寧に描き込んだ上でのこの共存がおもしろいんだよな。猫の、やることは勝手だがサマになってる様子がうまく生…

聖おにいさん 15

仏陀やキリストの古典的な世界と、現代のアイテムとの融合、このどっちもきっちり描いてあるからおもしろいんだろうな。現代的なものをうまく使いこなす姿も、初心者的なおどおどさも愛らしくて。今回はスポーツジムの用語と、復活とのからませ方が面白かっ…

重版出来 10、11

10巻は作品の映像化に伴うあれこれ、作者の思い、現場の調整など・・そういうことあるのだろうなと思いながら読み進める。 松田奈緒子さんという書き手を信用しているから、悪い事態になりそうな気配も安心して味わえるところがある。テレビ版で荒川良々が演…

俺、つしま

猫の表現がリアルで、ふてぶてしいかわいらしさがたまらない。世話をしている女性のタッチが雑で、女性なのにおじいさんといういい加減さがいかにも猫の頭の中での人間の姿のようでそこにも芸の細かさを感じる。 主人公の猫がつしまって名乗っているのは、た…

セトウツミ 3-8

二人の川辺の会話の妙に知的な空気を、お気に入りのラジオのように楽しんでいたら、8巻に来て、驚きの展開。現実には永遠に続くものなどないけれど、主人公が永遠にその学年を生き続けるような作品に慣れているもので・・急に必要があってこういう展開になっ…

セトウツミ 1、2

主人公二人の名前のカタカナ並列だったんだ・・・いい按配の低温。苦笑で人生乗り切る感じ。知的な笑い。美しい作画。イギリス映画に関西まぶしたみたいな、しかもそのほどが絶妙な世界。 セトウツミ 1 (少年チャンピオン・コミックス)作者: 此元和津也出版…

ベルサイユのばら 11,12,13

うわさにはきいていたけれど、遅ればせながら現物に触れる。 ちゃんと昭和の時代に出版された10巻までのシーンとリンクさせてあって楽しい。 ほんとにベルばらに夢中になっていたときは、こういうのが読みたくて読みたくて仕方なかったなあ。。二次創作っ…

うつヌケ

うつになった人本人からの、なったとき、抜けた時の聞き取りで、そういう感じなんだという発見がある。そして今後のヒントもある。うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち作者: 田中圭一出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2017/01/19メディア: 単行本この商品…

枯野の宿

ずいぶん前に買っていてちゃんと読んではいなかったのだけど、ふと開いてみて「リアリズムの宿」が、今年立ち寄った青森県鰺ヶ沢近くであったことに驚く。気持ちよく写真を撮ったりしていた五能線の風景も厳しく描かれている。再読するまで映画になった「リ…

この世界の片隅に 前編・後編

映画*1の方がわかりやすく作ってあるような気もした。 原作の方が色々な方向からその時代を描いているのだけど・・特におもしろかったのは前編の悩み相談の形式を使って描いているところ。後編の愛国かるた、衣料切符を女の子の入学にいる一式として描いてい…

聖おにいさん 14

パウロと恵比寿さんの造形とてもいい。 [asin:4065102723:detail]

深ぼり京都さんぽ

グレゴリさんが20代前半の頃よく時間を過ごされた千本中立売界隈のコーナーが一番おもしろかった。(地図付き) 地元左京区では大豊神社の動物たち(像)の紹介がうれしい。 山科の栗原邸(旧鶴巻邸)の説明もおもしろい。(こちらのブログに写真多数あり…

乙嫁語り 9

9巻読みやすかった。武骨な女の子パリヤが刺繍に悪戦苦闘する話だからか?先日映画「ウルガ」*1を観て遊牧民に近づいた気持ちだからか?著者の森薫さんもおっしゃっることだけど、ひとつそれを題材にした作品に触れたら、ちょっとずつ守備範囲広がっていく…

月影ベイベ 9

お盆に「鶴瓶の家族に乾杯」の「ひとり旅スペシャル 2017#1」というのをやっていて、富山のおわら風の盆で三味線を弾いておられる方のところを訪ねていた。なんでも故・三津五郎さんが風の盆の時にじーっとその方の三味線にききいっておられ、そこから親し…

海街diary 8 恋と巡礼

ほんとは同じ場所にとどまって永久運動を続けたくとも否応なしに人生って進んでいる。それならばそれをよりよく受け止めていくしかないよな。変化に戸惑うな、その中でやっていけの八巻。海街diary 8 恋と巡礼 (フラワーコミックス)作者: 吉田秋生出版社/メ…

昭和元禄落語心中 1

評判をきいて、無謀にもテレビで第二シリーズからみようとしたけれど、江戸前の言葉を話す登場人物についていくのに時間がかかりそうだった。(人間関係もわからなかったし)こうして一巻から読んだら全然大丈夫。落語家の家での緊張感をはらんだ共同生活ぶ…

プリンセスメゾン 4

池辺葵さんの作品、ここに出てくる「心のちっちゃい」人には理解されにくい、一見すると愛想のない人物だとか、自分にしか興味のない人だとかを愛情深く丁寧に描いているなあ。もちろん自分だって愛想があまりない人と接するのはこわかったり緊張したりもす…

猫ピッチャー 6

猫の「大きな声にびっくりしてしまう」「わらわれるの嫌い」「みているポイントが違う」などの特徴をうまく野球ばなしに溶け込ませてあって、もう自分のところの猫がこのミーちゃん並の活躍をしているところを夢想してしまう。 往年の野球選手神山氏がミーち…

きのこいぬ 7

きのこいぬは、動きもするし、スマホ画面で意思の疎通もできる(たどたどしくひらがな文字を打ってくる)犬のかたちをしたきのこ、という設定。ペット的なもののかわいさってゴーイングマイウェイさにもあるのかも・・きのこいぬ 7 (リュウコミックス)作者: …

続 数寄です!弐

山下さんの家を設計した蔵田さんが六本木での文楽の組立式檜舞台を担当された話、興味深かった。桐竹勘十郎さんとの打ち合わせ現場の、勘十郎さんのお顔がリアル。こういう顔して打ち合わせされそうだ〜。。山下さん、文楽お好きなそうで、住太夫さんの講義…

ちはやふる 34

クィーンの母のステージママっぽさに黄信号。 普段自分が全然知らない世界で活躍している人を知ったりするのはテレビが多いけれど、取り上げられるという事でこういうリスクってあるかもな・・と。町田康の「真説・外道の潮騒」*1という本でテレビのドキュメ…

信長協奏曲 15

登場人物の中で一番好きだった竹中半兵衛が・・・。石田三成が一生懸命やってるつもりなのに空回りする感じ、「真田丸」を思い出した。信長協奏曲(15) (ゲッサン少年サンデーコミックス)作者: 石井あゆみ出版社/メーカー: 小学館発売日: 2017/04/28メデ…

重版出来! 9

昔のハリウッド映画をみていると、主人公カップルのために当て馬になる人、その後のその人のことは知らん!なんて状況がたびたび出てくるのだけど、この作品はそういうのがなくて、ひとつの華やかな出来事の陰にはこういう苦労があって・・みたいな多面的な…