2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

三国志 14巻

「白眉」も三国志に出てくる人だったんだ・・「老黄忠」は中国では「老いてますます盛ん」な人のことを指す言葉になってるのか・・確かに黄忠老人、とてもかっこよくて印象に残る。 「レッドクリフ」にも出て来た呉侯の妹君 弓腰姫がそろそろ出てきそう。。…

あしたの、喜多善男

TV

わたしの好きな感じと、別々の友人二名からすすめられ、DVDをレンタルしてみた。芸達者が芸を競い合う感じでおもしろいドラマ。ちゃらちゃらした恋愛ドラマでなくて、軽妙で渋い人間ドラマ。松田龍平また好きになった。 心理学系の扱いがちょっとうさんくさ…

モナリザ

80年代的なビデオジャケットだけど、ふや町映画タウンでおすすめ度☆☆☆だったのでぺらぺらのお話じゃないだろうと借りてみた。今までにニール・ジョーダン監督作品は「クライングゲーム」と「プルートで朝食を」を観たのだけど*1、それらと同じ空気ー苦みのある…

ミーティング・ビーナス

バックステージものって、白鳥が水面でバタバタ足を動かしているような、裏の苦労っぷりがドラマとして楽しく大好きな分野。この映画では、そこに民族や国家、主義の違う人が集められるヨーロッパのオーケストラ有り様が反映されさらに問題が複雑化しており…

イングロリアス・バスターズ

タランティーノが時代物をこんなに整ったカタチで(って、「キル・ビル」は日本が舞台だからどうしてもアラが目立って、これはナチス時代なんで自分が知らないからアラも何もわからないだけかもしれないけれど、全体の雰囲気はとっても整っていた。)そして…

レッドクリフ part2

現代の人間が身近に感じるように、蹴鞠の要素とか周瑜の奥さんのエピソードとかいれてるのかな・・いつもくらべる対象が横山光輝の三国志だけではずかしいのだけど、周瑜の奥さんのこともちょっとは出てくるけれどこの映画のような動きではなくて、この映画…

レッドクリフ Part1

横山三国志に比べると女をからませる比率が高い?汗臭さばかりでも・・という配慮か? 中村獅童がんばっている。音楽とあわせて闘っているところは彼に限らず歌舞伎などの良さみたいなのをとりいれている感じ。戦いだし血が流れるのだけど、チェスとかバスケ…

三国志 12・13

やっと「赤壁の戦い」までたどりついたので、映画「レッドクリフ」をみるのと並行してこれを読んでいたけれど、もとの話からまとめるにあたって取り上げる場所ってそれぞれなんだなぁとつくづく感じる。 最後の慶応の平井徹という方の解説にもあるのだけど、…

ひまわりっ 13

そういう風にまとめましたか!という感じ。もっとどんどん膨らまそうと思えば膨らんだかもしれないけれど、とりあえず大団円。横山三国志のおかげで、呂布とか赤兎馬という言葉、三国志ショートコントにもvividに反応できた。なるほど、この人が孔明、そして…

人生のお荷物

三人の娘を嫁がしてほっとした初老の夫婦。ああそういえば小学生の坊主がまだ下に残っていた・・やれやれ・・みたいな、なんというか磯野波平の胸中をちょっと大人風に描いたような映画。この映画での波平=福島省造を演じている斎藤達雄氏が私は大好きで、…

京都を包む紙

包み紙が大好きで、捨て置けない気分になる私。その包み紙をただ並べるだけでなく、どのようにして生まれたのか、そのお店を丁寧に取材してできたこの本、出版されるやいなや記念展覧会にも出掛け(こちら)、勇んでこの本を読み始めたのだけどあとちょっと…

毎週かあさん

小学館のケータイサイトに2004年から載っていた1コマ漫画を集めたもの。 「実は性格はフツーで、地味な生活をしているんです」といいづらくて、ハプニングバーのようなところによく誘われるけれど、ブログでカミングアウトしたからもう大丈夫、ってなんだか…

サルビア東京案内

東京に行くなら寄ってみたいと思うような落ち着いた場所の紹介。たとえば小石川植物園の落ち葉や草花などを現物からセキさんが図案化する課程が描かれていてみていてとても楽しい。神田とか東京に住んでいるときもっとちゃんと行けばよかったな・・ ↑おみや…

GENTE3

オノ・ナツメさんのコミックは、映画みたいで説明的な言葉が少なくって、さらっと読んでたらわからなくなることが多く、何度も読み返して理解・・ってことがままある。 一番好きだったのは野坂昭如風の色男夫婦のおはなし。イタリアの熟年夫婦の甘ったるくな…

厭々日記

中野翠さんのサンデー毎日に載せているコラム、毎年末その年のまとめが出るのを楽しみにしているのだけど、読んでなかった分が古本屋さんに売っていて買っていた。そして、この本、買っただけでまだ読んでなかったと思ってこの夏読んで、以下の感想を書いた…

BILLY BAT 4巻

浦沢さんの着想、構想力には毎度うならされる。ただ広がりすぎてぽつんぽつんと読んでいるとわけがわからなくなってしまったりするんだけど(自分が悪いだけ・・この巻までは一応ついていってるつもり。)BILLY BAT(4) (モーニング KC)作者: 浦沢直樹,長崎尚…

町でうわさの天狗の子 4・5・6、ちはやふる 8・9

両方高校生の話なんだけど、「町でうわさの〜」の方が天狗見習いという特殊な身分であるがゆえにできるだけみんなと一緒に・・ということを第一義に考えている主人公なのと対照的に、「ちはやふる」は、自分の道を邁進する清々しさが。 「町でうわさの〜」の…

乙女の大阪

抒情的な写真入りで、寝る前にみていてほっと安らぐ一冊という感じなんだけど、もう少し詳しく知りたい!という気持ちにもなった。たとえば大阪芸大の映画評論家の教授案内の天王寺界隈が舞台の映画のロケ地巡りのことなど・・そのページで紹介されていた映…

三国志 10・11

いろんな戦いが続いて、頭がぼーっとしてきたところに軍師登場で目が覚める。諸葛孔明がでてきてさらにおもしろく・・続きが読みたい。それと、11巻のあとがきに川本喜八郎さん登場。飯田の記念館もいきたい・・けれど、その前にNHK人形劇の「三国志」みな…

ポトスライムの舟

書評家の藤田香織さんのおすすめだったのと、二編はいっている物語のうち「ポトスライムの舟」の主人公の三つ掛け持ちしている職業のうち一つは自分と同じらしいということを知り、読んでみる。 「ポトスライム〜」の主人公は正規雇用の仕事がやっていけなく…

ギリシア神話 7・8

私がいつの日か母からきいたトロイの木馬は「おもちゃの好きな王様のところに木馬のプレゼント→中から刺客が出てきてやられる」という話で、「そんなかわいらしい王様に・・無体な・・」という思い切りやるせない気分になったのだが、ここで描かれていたのは…

花形選手

昭和12年作品ということで、学生さんたちも軍事演習みたいなのをさせられたり、時代の空気はちょっと漂うものの、のんびりしていてほほえましい映画。清水宏はロードムービー的世界におけるくっつきすぎない人間関係の愉快さを描くのが上手だな・・花形選…

ギリシア神話 4・5・6

脚注なんかをみているとギリシア神話のエピソードっていろんなバージョンのものがあるらしく、里中満智子氏はよくそれを調べ上げひとつのまとまったものとして作り上げていったなあとただただ感心・・ 今まで読んだ中で5巻のヘラクレスは、獅子をかぶった姿…

町でうわさの天狗の子 1〜3

天狗のお父さんと一般人のお母さんの間の子で、基本普通の高校生として育っている秋姫だけど、天狗界のしきたりなどもボチボチ身につけなきゃいけなくなって・・という、なんかファンタジー?っていう感じの題材なんだけど、秋姫やまわりの高校生のの日常や…

大阪ハムレット 4

中学や高校時代の人間関係ってお互いの不安定さを反映した難しさがあり、その時味わった厄介な気分だけは大人になってからでもひきずっていたりする。 だけど、卒業して別れた時点で自分の心の中の相手は時間が止まっているけれど、実際次に会った時は相手に…

マンガ ギリシア神話 1・2・3

久々に読んだ里中満智子先生のマンガはすごい昭和の香りがした。女性週刊誌に載っているマンガに近いような、昼下がりのドラマのような、人の気を惹くどろどろが渦巻いている。(表現はそんなにエグくないけれど・・誰と誰が関係して、どんな子が生まれて・…