人生のお荷物

三人の娘を嫁がしてほっとした初老の夫婦。ああそういえば小学生の坊主がまだ下に残っていた・・やれやれ・・みたいな、なんというか磯野波平の胸中をちょっと大人風に描いたような映画。この映画での波平=福島省造を演じている斎藤達雄氏が私は大好きで、彼の姿をおがみたく借りた。誰かに似ている気がしていたのだけど、今でいうと大竹まこと氏の感じかな?

小学生の男の子と年のいったお父さんのぎこちない感じ、慎み深い中にすごくリアルで楽しい。現代でこういうテーマだとなんか特別の問題みたいにとりあげたりするけれど、そんな扱いをしない懐の深い感じがとってもよかった。

人生のお荷物 [VHS]

人生のお荷物 [VHS]