2003-01-01から1年間の記事一覧

東京100発ガール

小林聡美さんの結婚される直前までのエッセイをまとめた本。写真付きで軽妙なはなしがとびとびの日記風につづられていて、お仕事のこぼれ話も楽しいけれど、女優業というところを離れた家族旅行だとか趣味の園芸のことだとか日常のことをこまごまと書かれた…

フランソア喫茶室

windshipさんがボードで 久しぶりに阪急電車に乗って昼過ぎに河原町に戻ってきて これも久しぶりにデパ地下をうろついたあと 急に、これまた久しぶりに「フランソア」を思い出し行ってきました。ランチにと頼んだチーズトーストは 厚切りパンの上に1.5セ…

ロシアの正しい楽しみ方

かねてからエコノミー旅行の達人で、おもしろい着眼点をもっている友人から「『旅行人』っていうのはおもしろくて、ためになる雑誌だ」ときいていたのだけど、この本もとびっきりおもしろかった!私自身はロシアに行く予定は全くないけれどロシアのあれこれ…

岡本太郎が撮った「日本」

自分がこどもの頃、岡本太郎はテレビCMに出て強烈な個性を発揮、それをよくわかりもしないで世間は表面だけなぞって半笑いしている。。というような印象があった。それが最近70年代のものが再評価されている流れの中で「太陽の塔ってモダンだなぁ」と感…

妊娠小説

あの近代小説もさっさと「妊娠」というカテゴリーでまとめてしまう。。いわれてみれば確かにそういうところも。。コロンブスの卵的快感もあり、お楽しみとして読んでいける、でも骨太な本。妊娠小説 (ちくま文庫)作者: 斎藤美奈子出版社/メーカー: 筑摩書房…

贅沢貧乏のマリア

森鴎外の娘、茉莉の評伝。鴎外の子育てなども浮かび上がります。森茉莉って美意識が強くてつきあいづらい人なのかなと勝手なイメージをもっていたが、この本を読んでいい意味でもお嬢様で、こだわる場所とこだわらない場所が俗物っぽくなくすごくすてきだと…

街の灯

昭和7年の女子学習院を舞台のお嬢様探偵?もの。時代考証が徹底していて本当にその時代を味わえる。わたしが古き良き時代だと感じている昭和初期。青春小説としても味わえる感じがする。 街の灯 (本格ミステリ・マスターズ)作者: 北村薫出版社/メーカー: 文…

昭和遺産な人びと

ただただ昭和期をなつかしがって「あの当時はよかった」と回顧する本でないところがこの本の魅力だ。博物学的におもしろがるのはいいけれど、「信仰」になるのはいかがなものかと本当に思うから。取材する相手の中にはずいぶんのお年の方であろうけれど、そ…

喫茶遺産

昭和20年代後半から昭和30年代初頭の喫茶店の写真を集めたもの。よくこんな写真が残っていたなぁと思うし現在もてはやされているタイプの昭和レトロな雰囲気の写真もいろいろ収録されていてうっとり。「どう古くてイイでしょう」という感じでなくその時…

へルタースケルター

岡崎さんの事故でずっと単行本化がおくれていて皆に待たれていたこの話題作、期待を裏切らず登場!という感じのようだ。岡崎さんのマンガは初期の頃ちょろっと読んでいたのだけど、スタイリッシュな絵柄と結構ハードな展開のギャップをちょっと背伸びしなが…

モダン古書案内

「話の特集」と和田誠、内藤ルネ、中原淳一。。今なお、いやさらに一層輝く昭和カルチャーをもっと知るための古本紹介が紹介してあるのだけど、多分昭和30年〜40年生まれの執筆者が多いとみえて、同世代の私にはとても親しみやすい。紹介してある古本に…

なにたべた?

すごく独創的でおしゃれで作りやすくてチャーミングなお料理を作られる枝元さんと、育児本時代から率直な書き方に楽しさをおぼえつつずっと生き方をみつめてきた感のある伊藤さんのどんなもの食べたか=どんな生活をしているかというファックスでのやりとり…

赤ちゃん教育

ほんとにはちゃめちゃというか、こんなことキャサリン・ヘップバーンじゃなきゃゆるされない!って感じだけど、ぎりぎりのところで許せる雰囲気なのが上手。伯母さんとそのお連れのユーモアが好き。赤ちゃん教育 [VHS]発売日: 1988/05/30メディア: VHS

フィラデルフィア物語

これを焼き直したグレース・ケリーの「上流社会」を先にみてストーリーはほぼ同じだったのだけど、わたしは「フィラデルフィア〜」の方が好きだった。 「上流社会」の方はルイ・アームストロングとかでてきてそっちに力がはいっているような感じだったけど、…

彗星に乗って

カレル・ゼマン作品。一応実写ものなのだけど、ところどころコラージュっぽく絵画っぽい画面がでてきて、沼田元氣さんの写真集をみているような、あるいは古い絵本を読んでいるような不思議な雰囲気を楽しめる。幻想の魔術師カレル・ゼマン 彗星に乗って [DV…

ブルース・ブラザース

あのまるっこい方の人のバク転とかとても好きで。。すばらしい! 出てくる人たちもすごいし。。 ジェームス・ブラウンは「ゲロッパ!」ににせ者が出てきてそっちを先にみてしまったのだけど、ちょっと似てる!と思った。アレサ・フランクリンはそれと知らな…

ブルー・イグアナの夜

sumiちゃんがボードで紹介してくれる。 ダリルハンナ、いまだに身体も美しく、「ジム行ってるんやろなー」と思いましたよ。今回はキュートなだけではなく、すごくせつなさがでてて、彼女の演技は光ってました。 ブルーでまとめられた映像も悲しげですごく綺…

バリ・ウブドのホテル

sumiちゃんがボードで行ってこられたところのバリ旅行の話をしてくださる。 バリは、ちょっと人々が日本人慣れしすぎてるのが(特に都会のクタ)ちょっと気になりましたが、私がおおかた過ごしたのはウブドという田舎の超リゾートホテルだったので、夢のよう…

ゲロッパ!

映画全体はところどころ流れがとぎれちゃうようなところもあったが、岸部さんの踊りのシーンはすごいチャーミングだったし出てくるたびにわくわく。 藤山直美との夫婦ぶりもgood!ほんとにかわいかった。 西田敏行もやっぱりうまいと思った。 タクシーのシー…

おしゃれ泥棒

ストーリーはまたまたいつものオードリー風(なんか昔の少女漫画みたい。。)という感じにもみえたけれど、ジバンシーのファッションとか車との構図とかタイトルの文字とかはやっぱりおしゃれで決まってるな、って思えた。 今までジバンシーの服に特別の思い…

井筒監督のおすすめ

お医者さんで「週刊朝日」読んでたら井筒監督がDVDすすめるコーナーがはじまっていてなかなかよかった。 「真夜中のカーボーイ」とジャック・ニコルソンの古い映画「ファイブ・イージー・ピーセス」っていうのをすすめておられる回をみたんだけど、その映画…

この作品はNHKのドラマで少しだけ観て関心をもったので本を読んでみた。ドラマもよくできていたが、古い造り酒屋の中で、流されるのでなく自分で人生をきりひらいていく主人公の生き方は、すがすがしく、続きがどうなっているのだろうという興味がずっと…

天然コケッコー

いなかの中学生の話なんだけどしらけないで読めている。わたしが好きなのは少女漫画かいている女の子、主人公ではないのだけど。。天然コケッコー (1) (集英社文庫―コミック版)作者: くらもちふさこ出版社/メーカー: 集英社発売日: 2003/08/08メディア: 文庫…

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア

「ドイツ映画祭」みたいな感じで「ラン・ローラ・ラン」*1のあと、同じくドイツのこの映画もみるが、すごく好み。深刻な病気を宣告された青年二人の、でもすごくコミカルな話のすすめ方がすばらしい。キーワードもとってもいいし、主人公の二人組も、出てく…

死と乙女

ポランスキー監督、シガニーウィーバー出演作品。 密室劇って感じでずっと緊張感が持続た。 終わり方について賛否両論みたいだけど、わたしはこの結末ですき。 なんかしっかりした映画ってやっぱりいいな、って気分に。死と処女 [DVD]出版社/メーカー: 紀伊…

ツリークライミング 

windshipさんが掲示板で 二学期制とやらになった今年 8月の最後の週末は、もう学校が始まっていたのですがやっと夏らしくなったのを理由に名残を惜しんで(つうか、いじましく)福井のスキージャム勝山(ジャムリゾートに改名されたそうですが)に行ってき…

漫喫

mikaちゃんがボードで 前から一度来てみたかった漫画喫茶初体験中です。 なんとなく女の子(?)は近寄りがたいというか、オソルオソルという感じでもあったのですが、職場の先輩が常連で、「女の子でも平気」という話を聞き、同居人に連れてきてもらいまし…

アリスの恋、キング・オブ・コメディ

NY在住Makiさんが掲示板で 最近、映画でも見ようかな、とテレビをつけると、いつもスコセッシの映画がやっていて、3本みました。 IFCというケーブルチャンネルなのですが、スコセッシウィークだったようです。 「Alice Doesn't Live Here AnyMore」(邦題「…

おんなの眼

タイトルとかなんだかすごく雑誌「クロワッサン」ぽさ一杯なんだけど、それで敬遠していたらもったいない!久田さんの熱すぎずかたすぎず、でもきっちりまとめられたルポを読むのが私は大好きなのだけど、身辺にあったことを「クロワッサン」に載せておられ…

ホテル・ハイビスカス

すてきな画面がいっぱい! 撮影監督高間さんって「シーナ映画とコーキ映画」*1って本を書いておられて前から関心あったけどあの本読みたいな〜って思う。 ホテルのたてものとか、バスの様子とか、パイナップル畑とかああいう画面大好き! 「ナビィの恋」*2の…