2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

はっちゃんの明日元気になあれ

TVの「今日のにゃんこ」とかみると、部屋の美しさにまず目がいく。猫なんか飼ってたらがちゃがちゃになりそうなのに、ほんとにきれいに住んでいる人が多くて・・カメラが入る、っていうのもあるだろうけれど、それだけじゃなく多分普段も、マメにされてそう…

片桐くん家に猫がいる

ざくっとした絵にみえるけれど、内容はこまやかでなかなかいい。片桐くんのごく淡々と地に足付いた感じがいい。自分は猫飼ったことないけれどこういうことするんだろうなあというのがリアルに伝わってくる。1巻が出た時点で、続きが出るかどうかわからなか…

三国志 8巻・9巻

この巻、図書館から回ってくるのがゆっくりになって、タイミングを逃したもので一瞬三国志リタイアしかけたけれど、まだ「レッド・クリフ」のところまで行ってない、ということをバネに読み始めた。「ひまわりっ」でほめそやれていた関羽の魅力がそろそろ表…

すずしろ日記

すばらしく趣味のいいエッセー漫画。冒頭の絵巻物のようなところの字が博物館に展示されている昔の文献のようにかっこいいけれど読みにくく時間がかかってしまったが、見事である。そのあとの雑誌掲載の分は読みやすいし、描くとは、絵画とは、ということを…

昇天峠

バスものの映画で楽しかったものの話をしていてすすめてもらった。たしかにバスっていうのは人生を狭い空間に集約させることができるし、恰好の舞台だなぁ・・ 映画をみていると旅をしているようにその国の風習、ノリっていうものを肌で感じることができるけ…

乙女の金沢

先週ふっと時間ができて金沢に出かけたのはこの本を前にぱらぱらっとみていてすてきだったから。改めて買いに行ったらみかけた本屋さんになく、旅行の間にはあわなかったけれど紹介しているブログとか読んでいたらやっぱりどうしてもほしくなってブックサー…

スプレンドール

最近続けざまにみているエット―レ・スコラ監督作品。ある時はダンスホール、ある時は古い家、そして今度は映画館を軸にそこで生きている人をさらっと描く表現方法がすごく好きで。そして流れるイタリアの音楽が、イタリア文化のぬくもりと歴史を感じさせとて…

ニサッタ、ニサッタ

家の者がこの本を読み始めているのをみたとき、既視感があって・・調べてみたら、書評家の藤田香織さんがすすめておられてはてな日記にメモしていたのだった・・乃南アサ、以前読んだ時は、人のいやなところをなんだかうまく、そしてなんだか興味を惹くよう…

BILLY BAT 3

浦沢さんのコミック、とにかく最初なぞを提示してくる部分はいつもものすごくおもしろく、この巻もすごい。ちょびちょび読んでいるわたしは時々彼の作品、最後の方迷子になってしまうのだけど、今のところついていけてる・・この感じがキープできますように…

毎日かあさん うろうろドサ編

こどもたちがすごく大きくなってる。(連載当時上の男の子がもう小6)子離れできないかも・・みたいな気分をあのサイバラさんが描いてくれるのってうれしいな。今まで上の男の子のこと描かれるとき、元気でバカで・・みたいな描き方メインだったように思う…

陽のあたる坂道

自分の中に確かにあるけれどできるだけ見つめないようにしているものをイヤじゃない形で描けていて、その腕にうなる。いろんな形の大人が出てきてすごくいい。海街diary 3 陽のあたる坂道 (フラワーコミックス)作者: 吉田秋生出版社/メーカー: 小学館発売日:…

猫のあしあと 膝のうえのともだち

「猫のあしあと」のあとがきから 猫に限らず、自分のものと思っている多くのもの、気力や体力や知力やその他のものも実は預かりものなのかも知れない。他から預かったものを粗略に扱ってはならない。傷つけてはならない。預かったときと同じ状態で、或いは利…

悪党の金言

タイトルで損をしていると書いてあるものをみたけれど、ほんとそれ。内容はとってもしっかりしているのに、このタイトルでは、安直な名言集のようで・・「PLAYBOY日本版」に連載されていた一癖ある人たちへのインタビュー(「悪党とは世の大勢に流されず意義…

しずく

植物のようにのびる方向にのびていく姿ってうつくしいなって思う。押しつけがましくなく心にしみ、日々を大切にしたくなる短編集。こんな感じで書いていると、まるでとっても大人しい小説のようだけど、全然大人しくなくてとってもたくましくておかしい西加…

ラ・ファミリア

河の流れを眺めて楽しむような、この時間を費やさないと描ききれないイタリアのある家族の物語で、とても充足感があった。感動のおしつけがない、逆にそのことで、自分の中から気持ちが盛り上がる・・E・スコラ監督の撮り方いいな。忘れられない映画になりそ…

のだめカンタービレ 24

R☆Sオケとのからみだけに、とんちんかんなのだめが帰ってきてくれてとても楽しかった。のだめカンタービレ(24) (KC KISS)作者: 二ノ宮知子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/04/26メディア: コミック購入: 16人 クリック: 618回この商品を含むブログ (180…

武士道シックスティーン

しょっぱな磯山さんの語りではじまったときは、荒削りで戸惑いがあったのだけど、西荻とからみはじめてからは磯山さんの武士口調が、ほんと、タイムワープしてきたお侍さんみたいでかわいらしくてかわいらしくて・・映画化の写真をみて成海璃子が西荻か・・…

きりこについて

「きりこはぶすな女の子ー人の言葉がわかる黒猫をひろった。」なんて帯に載っているのだけど、最初、その前提のところからして、いいきり型の口調に圧倒され、はいりこむのにちょっと時間がかかった。しかし、物語が本当にまわりはじめるときには、なんと斬…

グーグーだって猫である

きいてはいたが、これは原作とは別物だ。原作はもっと猫が主体だと思うが、これはグーグーっていう素材を使って犬童監督が自分の思いを綴った映画という感じ。老いや死への視点というのは犬童作品の大事なポイントのように思えるがこれもそうだったな。そこ…

あんなに愛しあったのに

ふや町映画タウンの☆3つ評価。「ル・バル」*1で好きになったE・スコラ監督作品。 若い時に一緒に闘ってきた同士三人と女一人、25年後に出会って・・という話で、まさに自分と同世代の物語という感じもあるし(そこでのエピソードとかもリアルな感じ。)な…

天才柳沢教授タマとの生活

本編の方にあたる「天才柳沢教授」の方は少ししか読んだことがないが・・柳沢教授にはなんか夏目漱石的な香りがする・・自分の飼い猫が困っているのに、仇討ちの気持ちよりは探究心が働いてしまうところ、わかるなぁ。山下和美さんの線とてもきれいでタマち…

西原理恵子の人生画力対決 1

ナンシー関の記憶スケッチの進化系というか、サイバラさんとゲストに呼ばれた漫画家が描く絵の勝負なんだけど、描かれている絵のおもしろさもあるけれどなんといってもサイバラさんのツッコミセンスが鋭く、楽しめる。(正面から顔を描かない作家を首ねちが…

三国志愛蔵版6、7巻 文庫版 5巻

やはり先日読んだカジュアルワイド版というのは、ずっと読んできた愛蔵版よりたくさん収録されていて、カジュアルワイドの5巻に愛蔵版の6巻までがはいっていた。愛蔵版6巻のあとがきに横山光輝氏の息子さんの文章が載っていたのだけど、ちょっとだけみた…