「猫のあしあと」のあとがきから
猫に限らず、自分のものと思っている多くのもの、気力や体力や知力やその他のものも実は預かりものなのかも知れない。他から預かったものを粗略に扱ってはならない。傷つけてはならない。預かったときと同じ状態で、或いは利子をつけて返さなければならない。
いってるのが町田さんだけにすごく届く。
ゲンゾーへ送っている言葉を読んでいると弔辞とはもともとこういうものであるべきだという気がした。
「膝のうえのともだち」の小説は、猫の気持ちがわかりながら 猫=すべて善玉という構造でもないようにしているところがいい。
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