やはり先日読んだカジュアルワイド版というのは、ずっと読んできた愛蔵版よりたくさん収録されていて、カジュアルワイドの5巻に愛蔵版の6巻までがはいっていた。
愛蔵版6巻のあとがきに横山光輝氏の息子さんの文章が載っていたのだけど、ちょっとだけみた「レッドクリフ」でいかにも敵役の曹操、横山氏の本を読んでいる限りでは頭がいい感じで好感がもて、落差を感じていたのだけど、やはり横山氏はかなり曹操に愛着をもって描いておられたらしいことがわかった。
愛蔵版6巻に出てくる羊一匹をたずさえて交渉をする陳珪老人、ゲームなんかのサブキャラにもなりそうなおもしろさ。
文庫版5巻には探し求めていた三谷幸喜氏の解説が!すごくおもしろい!「三国志」は横山氏のしか読んでないっていうのを告白しておられるのもなんかとてもうれしいな。三谷氏がほかの方の作品を論じているのって、視点もユニーク(玄徳=緒方直人説大いに頷ける!)だし、ほんと詳しいし、そっちの仕事ももっと読みたいな。
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