87年 アラン・ルドルフ監督
クリス・クリストファーソン、前回観たカントリー・ミュージシャン姿の「ソングライター」*1に引き続き今回は苦い思い出を引きずった元刑事。「ソング・ライター」では歌手役で実人生に近そうな役だったけれどこういうのもこなすんだ。
「1000日のアン」*2や「まぼろしの市街戦」*3のジュヌビエーブ・ビュジョルドの落ち着きに驚く。「まぼろしの〜」の役回りからこの作品での頼りないけど魅力的な若手のヒロインが彼女かと思ってしまった。
そしてキース・キャラダイン。冒頭の素朴ほい雰囲気からの転身など見事。「北国の帝王」*4の生意気な若造役の人か!こちらもその手の流れ。出だしはこういう役が多かったのかな。
ストーリーは後半まであまり甘くないタッチで進みながらも、究極ロマンチックで、アラン・ルドルフの良さを感じる。「ソングライター」や彼の師匠アルトマンの「ロング・グッドバイ」*5にも通じるような愛すべき空気。
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