1984年
アラン・ルドルフ監督の作品、大仕掛けで盛り上げ人を感動させるというのとは全く逆方向の、照れ屋さんが描いてみたスケッチが素敵、という、師匠アルトマンにも通じる風合いを感じがちで、こちらもまさしくそう。
カントリーミュージックのプロデューサーを演じたウィリー・ネルソンが魅力的。
大手契約は生活は安定するけれど、ほんとは銭金ではなく作りたいものを作りたいという気持ち、そのために繰り出すゲリラ戦術
はじめはめちゃくちゃが好きでそんなことやってるのかという風にみえたのが、じんわり人物の理解が出来てきて、こういう人物を描きたい監督の心根よ、と良さが染み込む。他作品ももっと観て付き合っていきたくなる。