バイバイ・ブラジル


1980年 ブラジル映画

しょぼいけれど胸ははっていてなんだか惹かれる旅芸人の一団

テレビが普及しはじめ巡業先で苦戦

そこに加わる海がみたいアコーディオン弾き

ゴージャスさのなかの寂しさ 滑稽感の向こうの美

ブラジルの土地土地の格差 異なる要素が渾然一体となりぴったりの音楽とともに褪せた色彩がまた魅力的な絵葉書のように迫ってくる。「フィツカラルド」のような風景もあり、小さな旅行をしたよう。観て良かった。

特に心に残ったシーン 

テントで怪しい雰囲気になる時のポータブルレコードからかかるダンス音楽 なんともいえない色合い

インディオの長老の妻の老婆がラジカセで聴く「Bye Bye American Pie」

彼女のワンピースも綺麗

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そしてラストでかかる「ブラジル」。ひとつの季節の終わり。つくづくいい。

映画のサントラ音源ではないと思うけれど↓ ジェフ&マリア・マルダーのバージョン好き

 

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