ガラスの仮面 16巻17巻

16巻は「ふたりの王女」の舞台の様子、17巻は素に戻って、次のお芝居の稽古とかマヤの日常とかの話で、「ふたりの王女」は、今まででてきた中でかなり興味深い劇中劇ではあったけれど、自分にとっては日常パターンの方がずっと読みやすい。 

文庫版、あとがき陣が豪華。前の巻では、森村桂さんが軽井沢のお店とガラスの仮面のケーキのことなど書いておられた。森村さんのこと、昔すごくたくさんの本が本屋さんに並んでいた、というイメージでしかしらなかったのだけど、あとがきで興味をもったことからwikipediaなどで調べ、並んでいた本のイメージだけでははかりしれないいろいろなことを体験してこられたんだな、それを知ることができてよかったな、という気になる。

17巻の解説は市川染五郎さん。「自分の名前から父の顔をいつまでも連想させるわけにいかない立場」という言葉になるほどなぁと思う。