1987年 根岸吉太郎監督
1983年の第7回すばる文学賞受賞作品が原作。発表当時原作を読んだはずだが、映画を観てこんな話だったかな?という感想。個性の強いドッペルゲンガーの幻影に振り回される話で、心理学で習った「無意識にのぞんでいる自分の影」という話を思い出した。「ウホッホ探検隊」*1に続き時任三郎氏が活躍(今度は主役。)。リゲインのCMのあと、あまり拝見しないと思っていたら子育てのため仕事をあまりいれずニュージーランドで過ごしておられた時期があったらしい。*2
映画の方は仕事を簡単にやめてしまってふらふら生きている感じ、80年代、ほんとにそういうことに危機感がなかったなと痛感。
高校生役の中島朋子氏がものすごくかわいい。
大竹しのぶ氏の祖母役で小夜福子さん。母から宝塚の人としてその名をきいていた記憶だけど映画にもたくさん出ておられたのだな。