読みやすいしおもしろいなとは思ったのだけど、テレビでインタビューをきいているような感じもあったかな・・興味深かったのは岡本太郎の評価。太陽の塔以降のことにふれて創作的体力がなくなると力んでしまうとか、芸術は美しくなきゃダメ、下手じゃ困る、とか、なにごともふんわりして自由な感じかと勝手に(特にこの本が隠居というそういう立場の本なんでよけいに)思っている横尾さんのシャープな部分が出ている気がした。礼節という話のところも現在のボクシング界の話題などもでていておもしろがる、とかいう立場でなく凛とした感じでなんだか好きだった。
- 作者: 横尾忠則
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2008/03/01
- メディア: 新書
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