「日の名残り」*1を読んだ後、確かアマゾンで「この本を読んだ方はこちらの本も・・」みたいなリストのところに載っていてこの本に出会った。「眺めのいい部屋」「大いなる遺産」「コレクター」*2などの作品は映画ではあまり表現されていなくても階級の問題がベースにあるということ。そのことを知って映画を思い出してみると、そういうことだったのかという感慨があったりする。
「ブリジット・ジョーンズの日記」*3なども階級による言葉づかいの違いがきっちり出ているようなのだけど、その辺がわかるともっとイギリス映画を楽しめるだろうな。また「高慢と偏見」との関わりも興味深かった。
とても新鮮でおもしろい本だった。もっと知りたくなっている。
不機嫌なメアリー・ポピンズ―イギリス小説と映画から読む「階級」 (平凡社新書)
- 作者: 新井潤美
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2005/05/01
- メディア: 新書
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