斉藤美奈子さんって「まとめ方」がおもしろいんだよなといつも思う。「妊娠小説」もわたしも、結構 日本文学において妊娠がらみの話って多いな。。それが一大事って感じだなとは思っていたもののすっぱりとまとめてくださってなんかすっとした気分だったし、この本でも、いろいろな作家論を繰り広げるにあたって「どう読まれているか」ということに主眼をおくやり方はおもしろかった。もちろん人の批評をまとめるに終わらず自分自身のおもしろい見方も盛り込まれているから楽しいのだろう。わたしは特に林真理子 上野千鶴子 田中康夫のあたりのはなしに共感をおぼえた。立花隆のはなしもおもしろかったなぁ。。
- 作者: 斎藤美奈子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2002/06/27
- メディア: 単行本
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